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そばを食べるのが不安ですか?メディアのワクチン不安煽動

TBSあさチャンのアカウントが、医療従事者を名乗る者で新型コロナワクチン接種について懐疑的な発言(「まるで実験台」のようなものが多い)をしているアカウントを狙い撃ちして取材している実態を書きました。

そこでは一部、積極的に接種している者に対する取材もしていることも触れていますが、そもそも、両者を同一の土俵に載せて「両論併記」「平等に扱う」こと自体が異常であり、問題だということを指摘します。

そばのアレルギー反応よりも200分の1の少なさ

そばアレルギーと比較すると、新型コロナワクチンのアレルギー反応は、200分の1の少なさ、ということになります。

もっとも、このような比較は、それほど有効なものではないという指摘もあります。

リスクの比較

こういう図があるのですが、同じ「アレルギー反応」として同一のリスクとみなしてよいものかは私には判断がつきません。

しかし、第5ランクのようなまったく別物のリスク比較であるとも言えないでしょう。

では、第2ランクの比較と思われる同一の問題(新型コロナ感染・発症)に対する異なる解決策(感染回避策とワクチン接種による発症・重症化抑制)の比較ではどうでしょうか?

日本の新型コロナウイルス感染者は0.3%

日本の人口は約1億2600万人です。

2021年2月16日までに新型コロナウイルスに感染した人は累計で約41万人です。

よって、日本人が新型コロナウイルスに感染している割合は平均すると0.325%になります。そのうち発症するのが2割と仮定すると、発症者は0.065%ということになります。

しかも、この数字は緊急事態宣言も出してインフルエンザ感染者が例年に比べればほぼ居なくなったと言えるレベルの対策を講じている中での現時点での話であり、将来的な感染拡大、対策緩和による感染者増加の場合には、更に割合は増加します。

対して、新型コロナワクチン(モデルナ社)によるアレルギー反応は400万人中10人、つまりは0.00025%です。全員が接種後30分以内に発症(つまり、日本であれば病院内で処置が可能)し、全員が回復しています。

ワクチン接種によるアレルギー発現者に対して、ウイルス発症者は約260倍の確率ということになります。

ウイルス発症者の中には、さらに重症者や死亡者も含まれますが、ワクチン接種が原因での死亡者は現在のところ、因果関係のある死亡者は出ていません。

ワクチン接種のベネフィット

ワクチン接種には個人のベネフィットと集団のベネフィットがあります。

個人にとっては発症予防効果・重症化抑制効果があります。

感染予防効果については完全に立証はされていませんが、一定程度存在すると見込まれています。

そのため、集団にとっては、感染拡大防止効果が見込まれます。

ワクチンの効果

新型コロナウイルスの発症予防効果は95%です。

ここでの発症予防効果とは「ワクチンを接種しなかった人の発症率よりも接種した人の発症率のほうが95%少なかった」という意味です。

ハイリスク群に対する効果も検証済みです。

仮にあなたがワクチン接種でアナフィラキシー症状が出てもその場で回復、その後、新型コロナウイルスの症状が出ても重症化は予防でき、さらには他人に感染させる確率が減るかもしれない。すると、あなたのようにワクチン接種する人が多い社会では、現在よりも制限の少ない社会環境になり、イベント参加や飲食店利用が容易になり、自由な生活が送れる世の中になるかもしれない。

対して、ワクチン接種者が少ないと、感染回避策を強めることになるため、現在のような生活が続くかもしれない。

こういうリスク比較、ベネフィットについて考えれば、一部のやむを得ない人たち以外はワクチン接種が推奨されるべきなのですが、なぜかメディアは反対者の「お気持ち」を重視して書いて、これらの「事実」の指摘をしようとはしないところが多いという不思議。

このように、「ワクチン不安を煽る」というのは国際的な情報戦(主にロシアとチャイナ)となっているのです。

以上

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