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「彼も家事をする」の一文に対する違和感


とある研修でペルソナの作成をしていたときの話。

家事に関するテーマで、「彼女と同居中の20代後半男性」のペルソナ作成をしていました。


研修のグループは職種も年齢もバラバラ。僕の母と同年代の女性もいました。ちょうど子どもが大学を出たあたりだとか。

その女性がペルソナシートに書いた一文が、どうしても頭に引っかかったのです。


「彼も家事をする」



この一文を見て、皆さんはどう感じるでしょうか? 僕は、大きな違和感を覚えました。


「彼 も 家事をする」の背景には、「家事は女がするものだけど、この家では男 家事をする」という考えがあると感じたからです。


50代女性は「男は仕事、女は家事」の価値観のもとで育ってきた人が多いのかもしれません。しかし、いまの時代は決してそうではないように思います。

僕は別に、そのような考えの人を批判するつもりはありません。異なる年代の人が、異なる価値観を持つのは当たり前なので。その人から見たら、僕の方が異端なのかもしれない。


ただ、今の時代、こういった表現に非難が集まりがちなのはご存知の通り。ムダに燃えないような表現を選ばないといけない。

最終的に、なんとかお願いして、「彼も家事をする」の表現を変えてもらいました。

自分も、ちょっとした表現で誰かを不快にさせていないか、気をつけないと。



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