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日本のeスポーツシーンをマーケティング視点で考察した記事のまとめ。 eスポーツを仕事や事業にしている/したいとき、マーケティングで活用したいとき、あるいは投資したいときにも役立ち… もっと読む
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2020年1月の記事一覧

中高生でも分かる「ブランド」のこと──自分らしさを表現するパートナーとして

最近僕は「eスポーツブランド研究家」をあえて名乗っています。eスポーツシーンにおけるブランドの潮流や動向に興味があってのことです。 eスポーツに広く関心が持たれているおかげでTwitterのフォロワーも少し増えているんですが、プロフィールを見ると中高生が(存外)多いことに驚かされます。 そこで思ったわけです、「中高生ってブランドの意味が分かるのか? もしかしてこの肩書きはまったく通じていないのでは?」と。 常日頃からビジネスや仕事に携わっているわけではない、自由に使える

クラロワの非公式大会で協賛者が50名以上、賞金は100万円以上に! 何がすごいのかを詳しく説明する

ものすごいことが起きている。 僕はその熱狂に浮かされたままこの記事を書いているので多少言葉が滑るところがあるかもしれないが、どうか許してもらいたい。それくらいに、ものすごいことが起きているのだ。 いったいどんなものすごいことが起きているというのか。 ゲーム『クラッシュ・ロワイヤル』の非公式大会に賞金を提供したいという協賛者が50名以上集まり、総額が100万円を超えてしまったのだ(2020年1月11日時点。最終的に244万円に)。 『クラロワ』の歴史上、おそらく日本のe

ビットキャッシュのeスポーツ事業撤退を考察、未来のために得るべき教訓とは

ビットキャッシュが運営していたeスポーツメディア「SHIBUYA GAME」の閉鎖は、最大手の専門メディアとして受け入れられていたこともあって読者とeスポーツ業界関係者に衝撃をもたらした。 SHIBUYA GAMEは2019年12月に閉鎖。また、同月にはビットキャッシュと繋がりのあるeスポーツコネクトが所有するチーム「CYCLOPS athlete gaming」の『Call of Duty』部門が活動休止となった。 けっして結果が出ていないわけではないチームだったため、