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日本のeスポーツシーンをマーケティング視点で考察した記事のまとめ。 eスポーツを仕事や事業にしている/したいとき、マーケティングで活用したいとき、あるいは投資したいときにも役立ち… もっと読む
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2019年7月の記事一覧

プレイ・フォー・オートチェス【小説】

これは、令和元年にオートチェスの魔性に取り憑かれた1人の男が、2日半で30時間におよぶランク上げに挑んだ儚い夢の記録である。 『Auto Chess:Origin(オートチェス オリジン)』のランク戦、シーズン1の計測期間が7月22日1時で終了することを知ったのは19日の昼だった。そのときおれのランクはルーク5で、キング1まであと階段は5つを残すところ。 久しぶりに惚れ込んだゲームだったので、一区切りとしてキング1を目指そうと思った。 巷ではポーン、ナイト、ビショップを

なぜeスポーツ業界に5万円の広告・スポンサー枠が必要なのか

eスポーツって若年層に人気で広告も出せるのかな? 自社商品が合ってるかどうか、ちょっと試しにやってみたいな――えっ、イベント開催が1回300万円から!? チームへのスポンサーシップも100万円から!? うちには無理だからやめとこう……。 当たり前の話だが、多くの企業にとって数百万円という広告費は「ちょっと試しに」の範疇ではない。ましてや数千万円、数億円なら言わずもがな。 ところが、いまのeスポーツ業界に存在する広告・スポンサーシップの枠組みはこうした金額を必要とすることが