上手い下手と、楽しむことは切り離して考えましょう。

楽器は、上手いから楽しいとは限りません。
反対に、下手だから楽しくないなんてこともありません。

上手くなきゃ楽しめないものだとしたら、誰も続けてませんよね。上手くなる前に辞めちゃいますよ。


楽器を始めて間もないくらいの人だって、現時点の実力の中で楽しくやってますし、できないことができるようになっていく楽しさといったらそれはもう。
むしろ初心者〜中級者くらいの人の方が、できないことがどんどんできるようになっていきますから、演奏力を習得する喜びは上級者よりも感じやすいはずです。

そう考えると、「実力=楽しさ」ではないことの証明になります。


それに上級者は上級者で結構もどかしい思いをしていたりします。

なぜなら一通り色んなことができるようになると、どうしても伸び代が減っていきます。というより、次のステップに到達するまでの道のりがエラい長くなります。
成長曲線が緩やかになって、上達を実感しにくくなるんですね。

さらにはわりと自分に求めるハードルも無意識のうちに高くなるので、なかなかクリアできずに苦しくなることもよくあります。


このように、演奏力によって「楽しい」と感じるポイントはどんどん変わっていきます。

上達することは大事ですが、同時に「どうやったらもっと楽しくなるか」を考えて実行することや、「楽しそうなこと」を選んで取り組んでいくことも大事です。
技術を習得することだけしか見えなくなって、練習が苦行になったら嫌になっちゃいますよね。
音楽って「音」を「楽」しむことなんですから。


なので、上手い下手と楽しさは切り離して考えましょう。


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新潟市の中央区・西区を中心にドラムのレッスンを行っている、梨本宜久ドラム教室のHP

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