「好奇心をどう呼び覚ますか」。それが人材育成の最初のコツだと思う。
人材育成は「あたりまえ」だろうか。
研修がない、教育制度がない、会社が人を育てない、そういう嘆きに違和感をもっている。
会社が人材育成を行うことを従業員は「あたりまえ」だと思っているふしを感じる。中途入社も「教えてもらうことが、あたりまえ」だというふしを感じる。
しかし、実際にはデータが示すように社会人の7割が過去3年以内に研修を受講していない。5割が業務外の学びを全く行っていない。(パーソル総合研究所)
そもそも、日本は人材育成の投資額が圧倒的に低い。
人材育成をしないことが「あたりまえ」となっている。
かといって、研修の予算をとり、従業員に促しても反応は悪い。
会社も当人も人材育成に魅力を感じていないというのが本音なのかもしれない。
教えを「請う」人は伸び、教えを「待つ」人はあまり伸びない。
この差は大きいと感じる。
育った環境なのか、性分なのかはよくわからないが、「目から鱗が落ちる」体験が重要ではないかと思う。
わからないことがわかるというのは、快い体験である。
目から鱗が落ちる体験が、好奇心を思い出させてくれると思う。
研修で「目から鱗が落ちる」ことが体験できるかどうかで、学ぶ姿勢がかわる。この体験がないとやらされ感が強く、研修にたいして「効果が薄い」と思い込むようになると感じている。
会社としても人材育成は大事だと云う。ただ効果が薄いことも感じている。
自ら好奇心を思い出し、会社のお金でどんどん勉強する。そうしたら会社も人材育成の意義を思い出すかもしれない。
個人であれ、会社であれ、「好奇心をどう呼び覚ますか」。
それが人材育成の1番目のコツかもしれない。
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