一時的、部分的、退行

　自我による、自我のための、一時的、部分的、退行

　とても印象深い言葉で、今でも記憶に残っている。

　常に気を張っているだけではなく、一時的にも甘える時間、癒すための時間、自分を守るための時間を作ることが、支援者にとって大事なこと、というものであった。

　食べること、眠ること、遊ぶこと、つまりは楽しむこと。子ども返りをし、満たされる中でエネルギーを回復させること。

　別の記事でも書いたが、対人援助者は、人に寄り添う前に、自分を癒さないといけない。

　そのために、休む、遊ぶ、ことは、とても大切なことだ。もちろん、何事も行き過ぎるのはよくないから、それだけでもいけない。

　メリハリを持つ、とは、そういったことなのだろう。

　自我による、自我のための、一時的、部分的、退行

　今、自分に必要なのはそんなことなのかもしれない。

　一時的でも、部分的でも。

　そんなことが、必要、なのだろうな。