強火で燃え盛り理想道狂人となった者の末路①

グラブルイベスト「理想道」がドツボ過ぎて毎日狂っています

最近グラブルおさぼり中でした。
サービス初日から、何ならベータ版から遊んでたけどやり込めずランクは190手前止まりな騎空士してました。いや今でもしてます。
イベストはスキップでいいやぐらいの気持ち。ログインはしとこうぐらいの日々でした。
しかし、ここで名瀬に電流走る―――

9月末より始まった月末イベントストーリー「理想道」

ウェールズ三兄弟


グラブルきっての人気を誇る「四騎士」と呼ばれるうちの一人、パーシヴァル。今回は彼の兄弟についての話だった…というとちょっと違うかな?でもまぁそんな感じ。
予告はこちらhttps://twitter.com/granbluefantasy/status/1573945536163368960?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1573945536163368960%7Ctwgr%5Eff86d2f1d2c053eff498323bc1619d25ad63ab79%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fameblo.jp%2Fai46498349%2Fentry-12766164457.html

ウェールズという国の当主、長兄アグロヴァル。33歳。一人称は「我」
非常に厳格でウェールズを強国にする為にあらゆる策を講じている。
「すべて我の為」といっているが結局のところなんだかんだ言って民思い。
「氷皇」と呼ばれ「覇道」を理想とする。
その末弟パーシヴァル。28歳。一人称は「俺」
隣国フェードラッヘに仕官し、過去黒竜騎士団(現白竜騎士団)の副団長になったこともある。
主人公の事を家臣としており、旅に同行する。
「炎帝」と呼ばれ、皆が平等に生活できる国造りを理想として「王道」を往く。
その二人の間にいる次兄ラモラック。たぶん30歳。は?この顔で?
一人称は「僕」。三兄弟の中で一番自由で異質。
多くの魔術に長けており、ハーヴィン族に姿を変えることもできる。
色々謎だが今回その多くの謎がだいぶわかる。

このラモラックが今回初めてしっかり活躍するのが今回の理想道でした。
今までも別の姿で主人公たちに関わってきたり、陰で暗躍するといったことはあったが、その行動には不可解な点が多く何を考えているのかもわからなかった。兄弟の中でアグロヴァルともパーシヴァルとも特に違っていた彼の目的がわかる内容となっていた…わけなんですが、

私は狂った、ラモラックとシナリオが良過ぎて


シルエットが出たときから注目はされてたんですけど、まぁ私も三兄弟の仲ならきっとラモラックだろうな最推しーくらいの気持ちだったんだけど、狂った。見事に。運営にお礼のメッセージを送るくらいに。
何にどう狂ったかは置いといて、まずはどんなストーリーだったかという話。

以下ほぼ自己満で書いてるストーリー(略せてないので長いです)

団長こと主人公の旅に同行するパーシヴァルの元に一通手紙が届きます。それは長兄アグロヴァルから、父の命日が近いので帰国せよとのこと。そこにウェールズの隣国であるダルモアの元騎士団長で今はこちらも主人公の旅に同行しているガウェインと次兄ラモラックの話題になります。

ガウェイン。一騎当千と恐れられたダルモアの元騎士団長。
めちゃくちゃ傲慢な性格のせいで国全体から疎まれる事となっていたが、
今は改心し、祖国の為に戦うことを誓う。

ラモラックは過去にダルモアへ留学し、ガウェインの母に師事を受けていたことから家族同然に過ごしていた時期もありました。パーシヴァルもガウェインも、今ラモラックがどうしているか知らない。アグロヴァルに聞けばわかるだろうと一行はウェールズへ向かいます。

ウェールズ城で弟の帰りを待つアグロヴァルは、大広間にある調律の終えたピアノの見て母との思い出を懐かしむ。その様子を見た従者のトーは当時の話を尋ねる。

トー。アグロヴァルの側近。
元々は商人だったらしいが、その勘の鋭さやらなんやらを買われて今のポジションに。

20年程前――
将来を期待されたアグロヴァル。自らも弟達の模範になる為日夜努力を怠らなかった。夜遅くまで勉強に励む姿に母のヘルツェロイデは音楽の授業をしようとアグロヴァルをピアノの演奏に誘う。

ヘルツェロイデ。三兄弟の母。すでに他界している。
息子達からは、理想の母・あれほどの母親はそうそういないとも言われている。

簡単な旋律を引き親子で連弾をしていると、そこに二人の弟達がやってきて自分達にも教えてほしいと尋ねてきた。当然のように教えようとするアグロヴァルに対し母は「これは二人だけの秘密の旋律にしてほしい」と言う。

三兄弟それぞれをそれぞれ特別扱いしていたという母。

父ガハムレットも母には弱く、母の前ではよく笑っていた。

ガハムレット。厳格で威厳ある三兄弟の父。
「光帝」と呼ばれていたらしい。光属性なのか。

しかしヘルツェロイデが亡くなるとガハムレットはその死を受け止められず、死者を蘇らせる禁術の研究に没頭する。幽世の力にも手を染めていた。

パーシヴァルは長兄との再会と同時に、一行は三兄弟の両親の墓参りに。
するとそこには誰が備えたか渡らない花束がありました。アグロヴァルは「父と親交のあった貴族が供えたもの」といいますが、ここ数年いつも供えられてるようで…。

それはラモラックが備えた花束。
彼は今、ウェールズ、ダルモア、そしてもう一つの隣国フェードラッヘと敵対する「結社」と呼ばれる組織に所属していた。その事情から兄弟との連絡を絶ち、毎年父の命日に魔術で遠くから花束を供えるだけでした。

「結社」はフェードラッヘに復讐を目論むマーリンという魔術師を中心とした組織。祖国をフェードラッヘに滅ぼされたという彼に忠誠を示しているラモラックは、ある作戦の為に協力者を探していました。
花を手向けその場を離れようとした時、彼の前に首に痣がある憔悴した女性が姿を現します。

その恰好はまずいですよ!!!

ラモラックが駆け寄ると同時に意識が朦朧として気を失ってしまいました。彼女を介抱するとその痣から、それが自身の遠縁であり父であるウェールズ先王ガハムレットがフェードラッヘを陥れる為間者として遣わせた者だと気付きます。
目を覚ました彼女は「ガレス」という名で、慕っていた恩人イザベラが死んだことはフェードラッヘのせいであると強い恨みを持っていました。放っておくわけにもいかず、その恨みは利用できると考えたラモラックは自分達の魔術工房にガレスを手を引き無理やり連れていくことにしました。

魔術工房に到着すると、ガレスは結社に属するアレイスとその息子ロウリーに出会います。

アレイス。工房では在庫管理なんかをやっている。
ラモラック曰く外に出たがらない「引きこもり」
ロウリー。
以前フェードラッヘの騎士団にスパイとして入団していた。

ラモラックは簡単にガレスの素性についてアレイスに耳打ちし、彼女に服を一着譲ってほしいと頼みます。
その際、ラモラックはアレイスに頼まれていた魔法核の軸を渡します。それは「価値のわからない商人が粗悪品と一緒に良品を混ぜて売っていたもの」でした。
もらった白い服に着替え身なりの整ったガレスをラモラックは自分の作戦のために連れ工房を後にしました。

なんだこの笑顔
着替えたガレス。めっちゃかわいい

結局次兄の行方は知れず、連絡はアグロヴァルが当主を次いだ3年前から絶たれていた。心配なパーシヴァル。しかし国の統治を手伝ってほしいとアグロヴァルから頼まれ、騎空団の船を降りることとなります。必ず戻ると主人公たちと約束し、統治の一部を担うと決め、自身の理想の実現の為励むことを決意する。
そんな夜、何故か窓が開き、そこから白く輝く女性が…。
「主様がお呼びです。ついてきてください」
女性はそう告げると窓から消えてしまう。パーシヴァルの部屋は外からかなり高いところにあり、窓から出入りするなど不可能。不審に思ったパーシヴァルは門番にすぐ戻ると告げて調査に向かいます。

白く輝く女性の正体はガレス。そして彼女をパーシヴァルの元に送り込んだのはラモラック。
ラモラックはパーシヴァルを利用してある検証を行おうとしていました。それはウェールズの森に住む「怪猫キャスパリーグ」の元で試練を受けさせること。亡国の危機に瀕した国がある条件を満たすと証が現れ大きな力を得られるらしい。ウェールズも過去に幽世と呼ばれる存在により亡国の危機に陥った。
長兄アグロヴァルは非常に賢く頭が回る。自分には愛国心がない。その為末弟に試練を受けさせ証が顕現するか試そうとしていました。

女性を追うパーシヴァルだが、不審に思い引き返そうとする。アグロヴァルに合流されるのはまずいと考えたラモラックはハーヴィンの姿で彼と接触。

ラモラックがハーヴィンに変身した姿。声色も変わっているが声優さんは同じ。すごい。

馴れ馴れしい態度でパーシヴァルの注意を引きますが、このハーヴィンが以前報告にあった結社の幹部「ルーソル」と名乗る者と酷似しているとパーシヴァルは気付きます。途中うっかりラモラックは幼い頃から呼んでいた「パーシィ」という愛称で呼んでしまうもなんとか誤魔化し、女性の事を「妖精」と呼び追いかけることに。
そしてキャスパリーグの住処に繋がる穴にパーシヴァルを誘い、落とすことに成功。その際ラモラックは頬に切り傷を負ってしまいます。

作戦は成功した。それを利用に立ち去ろうとするガレス。ラモラックは「死ぬつもり?」と彼女を引き留める。
もう生きる理由がないというガレスに、ラモラックはマーリンと一緒にフェードラッヘに復讐する気はないかと告げる。
彼が言うには、結社のメンバーは皆「最も欲しいものだけが手に入らなかった悲しい人達の集まり」だという。

真ん中のエルーンがマーリン。とても有名で天才な魔導士。


ロウリーは死んだアレイスの息子を元に作られたホムンクルスであったが、魂は別のものが入ったことでアレイスを母と思っておらず鬱陶しく感じ、自身を作ったマーリンの方を親と思い認められたいと思っている。
アレイスはロウリーを生き返った自分の息子と信じ切っており溺愛しているもその距離は縮まらない。

ガレスはラモラックにも手に入らなかったものがあるのかと尋ねると、彼は「母親」だと言う。
彼ら三兄弟の母親は、彼らが幼い頃に隣国で内乱があった際、野盗と化した村人に金品目的で乗っていた馬車が襲われ、自分の子供達を庇うように亡くなっていた。理想的とも呼べる最高の母の死は家族全員の心に暗い影を作ることとなった。
そんな話をしているとラモラックはガレスに「君はいなくならないで」と告げます。何をしてもいいから生きると言ってほしいと願い、彼女を抱きしめる。

私の中で何かが着火した。

ガレスはフェードラッヘへの復讐をし終えるまでは、とその約束をします。

油が注がれた。

そしてラモラックは「似合っていない」という理由で「ガレス」は偽名であると指摘し本当の名前を尋ねる。

一瞬で全焼した

ガレス改めディンドランは、ウェールズ家の人間に対して嫌悪感を抱いていたが、ラモラックは嫌な感じがしないと思うのでした。そして二人はゆっくりとパーシヴァルの落ちた穴を下っていきます。

落下して気を失っていたパーシヴァル。目を覚ますと目の前には白銀の毛を持つ獣の姿が。これこそ怪猫キャスパリーグ。

キャスパリーグ。過去にウェールズ家の先祖に負けたことから血の盟約を交わしている。
ウェールズを守護し、王の器を持つ者に試練を与える者だそうです。
ウェールズの血を引く者には強く出れない。

実は幼い頃に三兄弟とキャスパリーグはあったことがありますが、その時の記憶はキャスパリーグが封じていました。怪猫の存在も知らないパーシヴァルは戸惑いながらも、始まった試練に挑みます。

その頃、執務を熟していたアグロヴァルの元にすぐ戻るといったパーシヴァルがなかなか帰ってこないことを心配しトーが訪れます。アグロヴァルもおかしいと感じトーの勘を信じ主人公たちと周辺の捜索に出ます。
途中魔術が使われた形跡も感じ取り、森の方に続くパーシヴァルの足跡を追います。
幼い頃から庭同然に遊んでいた森の中でもあまり来たことのない所まで来ることに。歩いているとアグロヴァルは来た事がないはずにも関わらず、以前兄弟でここに来たような記憶を思い出します。微かに思い出した記憶を頼りに道から外れて森を進む。するとそこには大きな穴が…。そここそパーシヴァルが落ちたキャスパリーグの住処に繋がる穴でした。
更に近くに魔法陣が消された跡があり、それはラモラックが姿を変える際に使用した魔法陣の残り…。アグロヴァルはそれを調べる為、自らの魔法でその魔法陣を氷の板に記録します。

魔法ってすげぇー何でもできるー

魔法陣に気を取られていると、後ろから「どうやって入ったのか」とルリアとビィに呼ばれるアグロヴァル。
そこには結界があり、アグロヴァルだけが中に入ることができました。アグロヴァルは瞬時にウェールズ家の者だけがこの結界を通り抜けられると勘づきます。

試練で「望む国造り」について尋ねられるパーシヴァル。
彼は、弱き者も含め皆が平等で安心して住める国を作りたいという。簡単な道のりではないと理解しているがそれでも信頼できる者たちと共に理想を実現してみせると…

家臣とは主人公たちの事。
イスタルシア着いて旅が終わったらパーさんの右腕としてウェールズ勤務になるのか、団長…

キャスパリーグは、一人ならともかく仲間の力を借りるのであればいつか実現できるだろうと言いつつも、その「仲間」が裏切ったらどうする?と更に問うてきました。
過去、父である先王ガハムレットは愛する妻を蘇らせようと「幽世」という存在の研究にのめり込み、その研究を長兄アグロヴァルが引き継ぎ、一時はウェールズを滅ぼしかねない危機を招きました。幸いパーシヴァルや主人公、そしてフェードラッヘの仲間たちがそれを阻止したことで危機は免れましたが、そんな信頼していた家族であっても裏切ることはある。それでも仲間を信じることができるのかと…。
意地悪なことを聞くと嘆くラモラック。
ディンドランは、以前先王ガハムレットから幽世の力の一部を分け与えられていました。それは幽世の者を使役することができ、それを利用してフェードラッヘ転覆を目論んでいたイザベラにディンドランも力を貸しましたがそれがイザベラの死因にも繋がっていました。
そんな中、パーシヴァルはどんな者にでも元の道に戻れると、一度信じた者を最後まで信じ抜き、自らがその道標になれるよう炎を絶やしはしないと告げる。それこそが彼自身の目指す「王道」であると。

自分の理想を叶える為に仲間を信頼し、裏切った者でも見放さない。
それが理想の実現の為に必要な絶対自要件だと。まぶしい…
いつか自分の事も止めて、連れ戻してくれるのかな、と弟を誇らしく思う次兄。

その理想を叶える為の力があるか、そう言ってキャスパリーグはパーシヴァルに力試しを挑みます。

あっちぃなーおい、こっちはもう全焼してるんだぞイラストがいっぱいありますねぇパーシィ

試練に打ち勝ち、キャスパリーグは大きく笑う。そしてパーシヴァルを「美しい炎」と称賛します。
試練が終わったパーシヴァルは立ち去ろうとしますが「試練とはいったい何だったのか」と尋ねます。知らずに来た事を驚くキャスパリーグですが、過去に交わした契約によりウェールズに危機が迫った際には知識や力を分け与えるよう命令されていたことを告げる。
そして、高潔な魂を燃やし続けるようにとパーシヴァルは炎を強化する剣(と、おそらく鎧)を授かりました。

リミテッドパーさんの誕生。

試練の結果を見届けたラモラックはその場を離れようとしますが、その時――頭上の穴から何かが割れる音が響き、それと同時に主人公たちとアグロヴァルが落ちてきました。それを見たラモラックは足早にディンドランを連れ最後まで見届けずその場を去っていきます。

無事にパーシヴァルと再会した一行。
アグロヴァルはなぜ自分ではなく弟を呼び、試練を受けさせたのかキャスパリーグに尋ねます。それに対し素直に勝手に穴から落ちてきたと返すキャスパリーグ。パーシヴァルも怪しい女を追ってハーヴィンの男とここに来たことを伝えると、キャスパリーグは自分の住処周辺の探知を行います。すると急に大声で笑いだす。そう、彼は自分の巣から逃げて行くハーヴィンがラモラックであることに気付いたのです。しかしそれを誰にも告げず、アグロヴァルにも試練を与え始めます。
その内容は「兄弟で力を合わせて国を守れるか」。意味が理解できず戸惑う一行。キャスパリーグはアグロヴァルに「あらゆる虚構を取り払う」ことのできる魔法陣を授け、自分の巣へと姿を消していくのでした。

パーシヴァルより告げられたハーヴィンの特徴が結社の幹部「ルーソル」と一致することに気づく。疑問が増える中、一行はキャスパリーグの巣穴から脱出し城へ戻るのでした。

工房に戻ったラモラックは試練の結果をマーリンに告げる。そこでディンドランは初めてマーリンの姿を目にする。
アレイスはウェールズが証を得て強力になってしまうならラモラック自身で検証するべきだったのではと告げるも、ラモラックは祖国に尽くす気はない為試練を受けさせてもらえないと言う。しかし以前ダルモア襲撃の際、わざと失敗したようにも見えるラモラックの行動にアレイスは疑いの目を向けていた。その後もダルモアを滅ぼさなかったことに対するメリットについて語るも、一向に言い合いが続く。

自身の正体を明かし仲間割れをさせるよう言われたときのラモラック。
アグロヴァルに対する尊敬と愛情が隠せてませんよ漏れ出てるだろ大洪水だぞ

「喧嘩なら外で」というマーリンの言葉でその場は収まる。そしてラモラックを称賛するようなことをマーリンがいうとアレイスは苛立ちを感じた。二人が去っていくと、

と、零す。おいおい
言ってくれてありがとう
やっべっとなるがすぐに…
やめろって言ってるだろう!!!やめろ!!!

ラモラックの言動について疑問を持つディンドラン。マーリンに忠誠を誓っているが裏切るなら工房吹き飛ばすとも言い出す。飄々とし考えが読めないラモラック。ふと「生きて」と言われたときのことを思い出すも、あれも嘘だったのかもしれないと感じるのでした。


そして、ウェールズ城でも動きがあった。
ルーソルが現れたと聞き、ガウェインが船から駆けつけてくれたのです。

以前ダルモアが亡国の危機に陥った時暗躍していたのがルーソル。
主人公たちとガウェイン、姉のフロレンスと一緒に猫を探したりもしています。

彼の前にアグロヴァルとパーシヴァルが現れ、この間に性格の全く違うラモラックがいるというのが不思議という話に。

遠回しに似てないと言われた時の反応。おいおい弟溺愛してるの隠せてないぞ抑えろよ当主

過去にラモラックが世話になっていたことに感謝を述べると、ガウェインは、怪我をしたときよく泊りに来ていたと話す。

ここ重要
左が留学していた頃のラモラック、右がガウェインの母モルゴース

ラモラックは甘え上手であるが家ではそんなにはしゃいだ様子は見たことがないというパーシヴァル。それに対し「ウェールズ家のラモラック」が故に自国にいる際は抑えていたのだろうとアグロヴァルは語る。
その話の中、話題はルーソルに移る。馴れ馴れしいという素振りからガウェインは「ラモラックとルーソルは気が合いそう」と話す。それに対しなにかアグロヴァルは感じたようだがそれについて語ることはなく、パーシヴァルと共に統治を任せる予定の東地区へ視察に向かうことに。別れ際、アグロヴァルはトーに「技術者の件を頼む」と告げる。
そして残された主人公たちはトーの頼みで「荷物持ち」をすることになります。

向かったのは町の市場。買い付けた荷物とある情報を得るためにトーの恩師の元にやってきました。

モブドラフ。名前は行商人となっている。
トーの事は「トー坊」と呼んでいる。

過去のトーの商人としての腕前を嬉しそうに語る恩師に困惑するトー。荷物を受け取り、書類にサインをしようとするとそこには1枚のメモがありました。トーが中身を確認すると、そこにはハーヴィンの男の人相書きがありました。トーはルーソルにあったことがあるのであることに間違いないと確信を得ます。恩師が面倒事ではないかとトーの身を案じますが、彼は治水事業の一環とだけ答え詳細を伝えることはありませんでした。
(ウェールズは川の増水で被害が出る地域があり、治水事業の施工が急務の一つであるという話が過去にありました。その被害が出ているのがパーシヴァルが担当することとなる東地区)

荷物を受け取り城へ戻ろうとする途中、トーは大事な話があると一行を人気のない道で引き留めます。何かを警戒しているトーに対し、ガウェインは誰にもつけられていないと告げる。「見当違いの方ばかり見ていたから代わりに気を配っておいた」と。安堵したトーは、一行に結社の調査状況について伝え始めた。

「結社の拠点が特定できたかもしれない」

結社は「龍脈」と呼ばれる自然に流れる大きな力を利用している可能性が高く、それを中心にウェールズ、ダルモア、フェードラッヘの三国同盟は捜索を行っていました。しかし目立った成果は得られず、アグロヴァルとダルモアの魔導師団長でありガウェインの姉フロレンスは手を拱いていました。

フロレンス。ラモラックの姉弟子である。

しかしトーの起点で、龍脈を使用しながら龍脈の力を遠方に引くための魔法陣を隠す術が使われている可能性に気づく。理論上でしかできないような神業を用いる結社は魔術に優れた集団。力を合わせ4つまでポイントを絞ることができたが直接その場所を調査すれば相手に勘付かれる可能性がある。そこからトーはある手段を講じる。
先の商人の恩師に「治水事業に使用する魔法核の軸を良品と粗悪品を混ぜてしまった このままでは使い物にならないので格安でいいから駆け出しの商人にでも売り捌いてほしい」と頼みました。これにより良品を見分けられる技術者を見つけられれば治水事業でも役に立ち、その購入者の中に人懐っこいハーヴィンがいるかもしれない…と考えたのです。
トーの思案に称賛を送る一行。他の調査状況も含め、本格的に結社の拠点の特定を急ぐのでした。

時は遡り、三兄弟がまだ幼く、父が狂気に落ちる前。
ウェールズ城の書庫でラモラックは閲覧禁止の書物を手にしていた。そこに現れたアグロヴァルは何を調べているのか尋ねる。すると「大人になるのが寂しい」と彼は語り「せめてハーヴィンに生まれていれば」と零す。立派な当主を目指し兵法をも学ぶアグロヴァルと全く違う考えを持つラモラック。二人の前に父ガハムレットが現れ、ウェールズに住む怪猫キャスパリーグについて話します。この時ラモラックは以前あったことがあることを思い出していたが、アグロヴァルは夢の話だろうと覚えていない様子。そこでキャスパリーグとのウェールズ家の先祖の話、血の盟約や試練について二人は知ることとなる。そして万が一試練を受ける時が来たら心して挑むように告げられるのでした…。
この話を父から聞いていた為、アグロヴァルとラモラックはキャスパリーグについて知っていたが、パーシヴァルは知らなかったということになります。

移動中の馬車の中、アグロヴァルは父から聞いたキャスパリーグの事を思い出す。結界に干渉できるのはウェールズ家の者のみ。僅かな情報からアグロヴァルは既にラモラックは結社に加担していると推測していた。何も言わず考え込む兄に対しパーシヴァルは声を掛けます。しかし「当主となれば気にすることは結社の事だけではない」とかわされてしまう。
そして話題は変わり、兄弟の関係性について。
トーは三兄弟の家族の話が好きで、ほかの兄弟からも話を聞きたいと言っていたとアグロヴァルは話す。いつも一緒だったから誰が話ても一緒ではないかというパーシヴァルに「自分からすればラモラックは弟、お前からすれば兄」だという。立場が異なれば感じることも違う。ともに尊敬できる兄だとパーシヴァルは語り、アグロヴァルは過去ラモラックに厳しくし過ぎたと感じ、父のような為政者になりたいと思っていたが、本当の理由は自分が当主になればラモラックを国に縛られず自由でできると考えていました。それを聞いたパーシヴァルからラモラックは「考え方は違うがアグロヴァル兄上は凄いと口癖のように言っていた」と告げられる。アグロヴァルは今まで知らなかったラモラックの気持ちを知ることとなる。しかし今はまた変わってしまっているのだろうと感じる。そして何よりパーシヴァルが一番気持ちが強く優しい二人の弟であると感じるのでした。

場面は変わり、魔術工房。錬金術の部屋に物資を運ぶラモラックとディンドラン。その部屋では人体を作る研究と竜種を使った研究がされていました。

錬成された子供の人体。心臓は動いているが失敗作。
何か使い道があるかもしれないと取っておいてある。

マーリンは仕えていた王を復活させることを目的としていた。その為に思いつくものはなんでも試しているという。幽世とは別の世界、魂からそちらに行くとも呼ばれている「冥界」も調べたいところだが大きな代償が伴うためさすがのラモラックも手を出せないでいた。
そしてその中でラモラックはディンドランの首にある痣「チャーム」についても触れる。それは怪猫の麾下と契約することで得た力だが、力を使うほど痣が広がり最終的には死に至るという。
「もう使っちゃだめだよ」と言って首筋に触れようとするラモラックの手をディンドランは振り払う。

なー---にが「あらま。」じゃー--------!!!!

その直後、ロウリーの怒鳴り声が響き渡ります。

口論をしながらやってくるロウリーとアレイス。絡まれないようにラモラックとディンドランは物陰に隠れます。

ホムンクルスには体の維持に情報因子というものが必要となるそうです。そしてその因子は親の物(…恐らく近親者のもの)でなければならない。その為アレイスはロウリーに自分の血を情報因子として摂取させたいがロウリーはこれを「マーリン様からもらっている 」そして自分の親はマーリンだけだと断固として断ります。そして「お前の息子は死んだ 現実を見ろ」と言い放たれるとアレイスは息子の本当の名前を呼ぼうとしてしまいます。

アレイスの本当の息子の名前はウィリー。
まぁ自分に誰か別の人の影を見て押し付けられるのは嫌なんでしょうな。

怒ったロウリーはアレイスの血液が入った瓶を床に叩きつけます。たじろぐアレイスに「ラモラックより役に立たない引きこもり」と言い放ち、去っていきます。

あくまでウィリーだと思っているアレイス。

息子と信じている相手から罵声を浴びせられ悲嘆にくれるアレイス。しかしそれと同時に奇妙な独り言を言い始めます。

望んでこうなったんじゃない 
夫し自分を置いて、町の人にも石を投げつけられる
もうあの子しかない

狂ったように叫ぶアレイスは急に静かになると奇妙なこと呟き、部屋を去っていきます。

誰かと話しているようにも見える

ラモラックはアレイスは一人になるといつもこうなると語る。幻覚を見るほどに愛情が深く、狂気に駆られると。そして狂気に陥る可能性は誰にでもあるという。

ちゃんと掃除ができる。親の教育の賜物か。

ディンドランは「どうして狂っている相手を見放さないのか」と尋ねる。いたずらっぽく話すラモラックだが、自分も母を死なせた時に狂ったと語る。母と共に野盗に襲撃された時、ラモラックは治癒術がうまく使えず母の怪我を癒す事ができなかった。あの時自分に魔力があって、治癒術がうまければきっと助けられた。自分のせいで母が死んだとラモラックは思っていた。未来も理想もどうでもいいと言い放ち、呆然とするディンドラン。
しかし、

は?

 からかった態度にディンドランは怒りの意を示す。ホントかもしれないだろ?と剽軽に振る舞うラモラック。

ここで急に消えるBGM
え?
やめろそういうのもうやめろ!!!

なんとなく放置していただけといい、すぐに自分の傷を治して見せる。「触ってみるー?」とまた飄々とする彼に呆れ、ディンドランはその場を去ろうとするも物資を棚に詰めるのを手伝ってほしいとディンドランの前に立ち懇願します。

その顔と態度で30歳?嘘つくな…いやホントかも…

しかしその様子をこっそり覗き見る者がいた。

アグロヴァルは視察から戻ると、脇目も振らずラモラックの部屋に向かいます。そしてそこで森で記録した魔法陣と酷似したものが記載されたメモを見つけます。その際驚いて記録していた氷の板を落として割れてしまう。その音を聞きつけたトーは同時に「技術者」について情報を共有する。そしてその調査にはアグロヴァル、パーシヴァル、ガウェイン、そして主人公たちで向かうこととなりました。

拠点があると特定した森に一行は調査に向かうもののなかなか進むことができず野営を余儀なくされます。周辺の警戒に回るアグロヴァルとパーシヴァル。
時を同じくしてラモラックはルーソルの姿で月光草の採取に来ていた。ディンドランには復讐という目的の為にもマーリンと仲良くなってほしいが結局自分の後をついてばかり。そんなことを考えながら採取を続けていると、ついにアグロヴァルとパーシヴァルとの邂逅を果たしてしまう。慌て逃げようとするラモラック。その時アグロヴァルの篭手に刻まれたキャスパリーグに授けられた魔法陣がラモラックに向かって光り輝く。
辛くもその場から逃げるラモラック。しかしその周囲に広がっている景色が歪み、森が消え古びた屋敷が現れる。それこそ結社の拠点、魔術工房でした。

隠匿術が解かれたことにすぐに気づいたマーリン。その瞬間ラモラックも工房に転移するが自分が元の姿に戻っていることに気付く。二人に遭遇し起こった出来事を報告するが、魔術を打ち消す光がキャスパリーグの試練によってアグロヴァルに授けられたことに勘付く。最後まで見届けなかったことに対しマーリンや仲間からラモラックへ疑念の視線が向く。
工房は放棄することにし、ラモラックは少しでも疑念を晴らそうと皆が逃げる時間を稼ぐために大規模な結界を張ると言って走っていく。それを不敵な笑みを浮かべて見るアレイスと、そのアレイスを見るディンドラン…。

外では合流した仲間たちが工房の様子を伺っていた。しかし手段を講じている最中、結界が展開され、行く手を塞ぐ。そしてその結界が以前ルーソルが使用したものと同じことにも気付き、アグロヴァルは結界を展開している術者を重要参考人として生け捕りにするよう指示します。
その間ラモラックは見つかるのも時間の問題と、仲間たちが早く逃げることを祈る。…が、そこにアレイスが現れる。

動けない彼を嬉しそうに見るアレイス。そしてもう一つ、ラモラックには周囲にも秘密にしていた決定的な弱点があると指摘する。なんの話だと言いかけた時――突然ラモラックの腹部から大量の血が溢れ出す。

アレイスの前に、一体のドクロが浮かび上がる。

アレイスは冥界の門を開くことができる希少と言われた降霊術師。そのドクロを使い、動けないラモラックを狙って刃を向けました。
降霊術を使用したことで太陽のある外を歩くことができなくなってしまったアレイス。
それを告げるとドクロが「ごめんなさい」と言った様子。それに対し「だったら自分を解放しろ」と激怒するアレイス。その様子を見て、ラモラックはそのドクロこそ愛していた息子ではないかと指摘しようとするも彼女は激情し聞く耳を持たなかった。
横たわるラモラックを見て、アレイスは確信する。

ラモラックは治癒術がまともに使えないことに。

すべては結界を解いたとラモラックを裏切り者にし、自分こそがマーリンの役に立ち、息子と信じた者に認めてもらうため。そうしてアレイスはどこかへ去っていきました。

腹部の傷に治癒を試みるも、塞がる様子はない。そんなラモラックの元にディンドランが駆けつける。
ラモラックはどんなに難しい術でも扱うことができたが、治癒術だけが上達しないことを秘密を打ち明けた。

これがお前の本心か…

ディンドランはラモラックが本当に欲しかったものは「治癒術の才能」であったことに気付きます。

え、それ血ドロドロについてますよね?えっやめてそういうのよくない
いろんな意味でよくないよラモラックくん

ディンドランに早く皆の所に行くように告げる。このままでは君も裏切り者になってしまうと。

以前言われた「いなくならないで」という言葉を思い出す。
「生きろ」と言った、あれは本心だったのかと問うと…

もう土地ごとなくなっちゃったよ…何も残っていない…焼ける物が、なにも…

そう零すと、ラモラックは意識を失ってしまう。
ディンドランの脳裏にイザベラの死が蘇る。

嫌だ…もう燃やされるのは!

「すぐに戻る それまで絶対に死ぬなよ」と言い残し、ディンドランは駆け出していきます。

突如として結界が消える。警戒する一行の前に先ほどのドクロが現れる。さらに周囲を大量のドクロが包囲するがアグロヴァルの魔法によって一掃し、術者のアレイスと対峙。アレイスが降霊術師であることを指摘すると「父親の資料で知ったのか」と聞かれその一言でアグロヴァルは父に幽世の知識を与えたのが結社であると直感します。
死者の魂なら誰でも呼び出すことができると語るアレイスは、冥界から彼らの両親、ガハムレットとヘルツェロイデを呼び出す。

まやかしと言い放つパーシヴァルと違い、ひどく動揺するアグロヴァル。

この顔にはちょっと子供のころを面影を特に感じますね、これ ドキッとしちゃうわ

こんなに動揺した兄を見るを初めて、そう思うパーシヴァル。そしてそれをあざ笑うアレイスは両親の魂を盾として使い、再度一行を包囲する。
本当に両親なのか、冥界の門を攻撃しないことを条件にアレイスに確認の時間を要求し、アグロヴァルは両親と言葉を交わす。昔を思い出し、心を乱される。ヘルツェロイデはアグロヴァルに何がしたいことはあるかと尋ね「ピアノが弾きたい」と答える。

この一言で。アグロヴァルはこの両親が偽物であると確信する。弟達にピアノを教えたことはなく、何よりあの旋律は二人だけの秘密だったから。


真ん中がパーシヴァル、下がラモラックの事を言っていると思われる

きっと他の誰かの優しかった母親、または術者かそうだったのか。そう呟くも、アグロヴァルは剣を振る両親の姿をしたものを斬り伏せます。

母との秘密のおかけで過ちを繰り返さずに済んだ。母に感謝し、アグロヴァルは平常を取り戻し、アレイスに向き直る。

確信をもって弟の所在を問う。
ルーソルがラモラックであること、手記の魔法陣の事、接触を避けていたもののアグロヴァルには十分過ぎる手がかりでした。

信じられないという他の面々。

ラモラックの仲間とも思えないような言動と態度を取るアレイスは、工房は燃え盛り逃亡の準備が完了したのを確認すると、ドクロを使い一行を冥界の闇に閉じ込めますが、一人包囲を抜けたガウェインに追われる形でその場を去っていきます。

いくつものドクロを複合して作られた異形。

この異形を倒せば外に出られる…。そう悟るアグロヴァルにパーシヴァルが駆け寄る。ラモラックの事は相談してほしかったと。しかし慎重なにならざるを得なかったというアグロヴァルは、ラモラックがウェールズの敵であると言い放つ。パーシヴァルは事情があるかもしれないと反論をする。その姿と穢れない炎を見て兄は好きにすると良いと告げ、異形との臨戦態勢に入る。

そんな中、ラモラックは意識を取り戻します。
同時に激痛と寒気で死を予感します。

そんな中思うのは兄弟の事でした

視界が霞む。

死にたくない。
結局誰も助けられない。

そんな気持ちに苛まれていると、ダルモアで過ごした時の恩人たちの幻を見ます。

治癒術だけが誰かを救う方法ではないと諭す。
師匠はラモラックに治癒術の才能がないことを知っている様子。
一緒に修行をしていた時のフロレンス。彼女たちの父は国の無謀な遠征に参加し帰らぬ人となる。
もしかしたらフロレンスも知っているかもしれない。
子供のころのガウェイン。魔術に関して治癒術以外は才能の塊みたいなものなのでそりゃね…
ガウェインは途中の話を見るに知らなそうですね。

走馬灯のように見えるそれは、かつて治癒術の才能がないことを知り悲観していたラモラックを励まし、立ち直るきっかけを与えてくれた人達でした。

普通の方法ではだめだった。だから今の道を選んだラモラック。

6年前、ダルモアに侵攻をしたウェールズ。その際に父の研究室で出会ったマーリンこそが父に幽世の知識を与えた者でした。仕返しをするつもりで彼に近付くも、彼にも大きな悲しみがあることを知ってしまいます。
愛する人を救えなかった彼らは正攻法では生きる希望を見出せず、その気持ちはラモラックも知っていた為、マーリンでさえ見捨てることができませんでした。

関わった人はラモラックにとってすべて大事な人。
結社に所属しながら、甚大な被害を未然に防く策を講じ、どちら側にも死者を出さない。
すべてを守る。
「覇道」「王道」そして、ラモラックは「邪道」

ハーヴィンの姿に変身し傷の面積を小さくしたラモラックは弱々しい治癒術でなんとか傷を塞ぎ、重い体を引きずりながら立ち上がりしました。

異形を倒したアグロヴァル達。気づけば夜が明けていました。
アレイスに逃げられてしまったガウェインですが、途中血だまりの傍でウェールズ家の記章を拾って戻ってきました。それは紛れもなくラモラックの物。彼の身に何かあったのだと一行は手分けして捜索に移ります。

逃げるラモラックの前に、ついにアグロヴァルが現れます。正体はわかっていると告げ、ラモラックは変身を解きました。見慣れた弟の姿を目にし、アグロヴァルは何故だと糾弾すると「理想の為」と返されます。

故に父の事も兄の事も止められなかった。わかっていなくてごめんと謝るラモラック。

自分とパーシヴァルには「兄」がいた。しかしアグロヴァルにはおらず、母が亡くなって頼りたい父も既に狂っていた。

優しい兄は家族の願いを断れない、と

アグロヴァルは死期が近い父とのことを思い出す。

妻の死を何年経っても受け入れられなかった父。
幽世の研究を一番気質の似ていたアグロヴァルに頼んだ。

自分を弱いと蔑む兄に、ラモラックは「アグ兄は強い 甘えてばかりでごめん」謝罪する。

この発言で、ラモラックは母が亡くなった際に狂っていないとわかる。

アグロヴァルは、パーシヴァルがいなければ幽世に命を捧げ死んでいただろうと語る。
ラモラックは試練で見た弟の話を嬉しそうに、そして誇らしげに話す。いつか彼の炎を導に自分も帰れるようにと言いかけた時、傷が開き再び血が零れていく。

再度死を予感したラモラック。死ぬだろうから導を目指すことは無理だと悟る。

そこに他の面々が合流する。見知った顔との再会。こんな状況でも、ラモラックは喜びを感じていました。

言葉を選んでいるのであろう長兄。
弟を助けたい気持ちと犯罪組織のメンバーに対して取るべき対応で揺れ動いてるんだろうな…

アグロヴァルはラモラックに投降を促す。結社の重要参考人として事情を聴くまで死ぬのは許さないと。
それはラモラックにとってもう理想を追えなくなることと同義。しかし死んでしまってはそれも同じと、投降の意を示します。安堵したアグロヴァルは皆に指示を出し、パーシヴァルはガウェインと馬を連れてくることに。

兄を信じる弟
もう理想を追えないからか、諦めている
絶対に弟を助けたい。もう目の前で家族を失いたくないんだという気持ちがわかる。

急いでラモラックに近付こうとしたその時、遠くから魔術による攻撃がアグロヴァル達を襲います。それは工房に残されていた錬金術て生まれた欠陥品の人形をディンドランがチャームの力で操ったものでした。
その隙にディンドランはラモラックに駆け寄り、イザベラに渡すはずだった最後の霊薬アルマを飲ませる。すると傷の痛みは引き、魔力も回復した。戸惑うラモラックの前に、ディンドランは跪いて忠誠の意を示す。

ガレスでもない。名前も呼ばれず、抱きしめられたこともなかった彼女をラモラックは救っていた
全てを捧げると誓うディンドラン。
こちらが当イベントにおいて、一番ラモラックが動揺した瞬間である。
燃やすものなくなってもはや不死鳥になった。
ガハムレットやイザベラに使われてたことを思うと、
ディンドランにとってこれは忠誠を誓った相手に対して当然の行為なんだろうなと。認識がやばい
ツッコミ役になると誰が思っていたでしょうか。思わないでしょ。なんだよ。

人形達に足止めを食らうアグロヴァル達の元に異変を感じたパーシヴァル達が戻ります。
次々となぎ倒されていく人形達。ディンドランは再びをそれ立ち上がらせようとしますが、勝算はないと判断したラモラックによって止められます。

「まぁ見てなよ」と霊薬のおかげで回復した魔力を使い、ラモラックは一行と人形達すべてに金縛りの術を掛けます。

実際まともに術を使うシーンが結界くらいしかなかったからそう思われても仕方ない。
魔術においては兄弟で随一。

逃げる気かと止まる兄に、元気になっちゃったからまた理想を追うことにすると笑いかける。

パワー系、気合で術を破ります。

突っ込んで来ようとするガウェインを突風で吹き飛ばすが、その瞬間金縛りの術が解けてしまう。迫りくる兄と弟から楽しそうにラモラックは逃げる。

またこいつ…ディンドランの手引っ張ってるよ…無理だよ…もう情緒が無理

召喚した融合種に飛び乗り、二人は空へと去っていく。

昔に戻ったみたいで楽しかったというラモラック。
せっかくのチャンスを逃してしまった二人だが、
残念というよりもラモラックが無事なことに喜んでる気持ちが強いように見える…
ウェールズに仕えるかー

パーシヴァルは母との記憶を思い出す。
大きくなれば兄弟皆、他所の国へ士官しに行かねばならない。家族みんなで過ごす事ができないのは寂しいと泣くパーシヴァルに母はみんなのことを思いあう絆が大事だと話す。
性格の違う二人の兄。その兄達がどこかに行ってしまいそうになった時は、パーシヴァルなら呼び止められると。そして兄弟三人仲良く生きることが母の願いである、と。

ウェールズに残り、主人公たちと別れの挨拶をするパーシヴァル。
国でもラモラックの情報を集め、主人公やガウェインも旅先で足取りを追うと約束する。

何か理由があって結社にいるのだと。
あくまでも信じる姿勢は、パーシヴァルの理想からくるものなんだろうなー

アグロヴァルは、キャスパリーグの元を訪れこちらでもラモラックの話になっていた。「試練は諦めるか?」という問いにアグロヴァルは必ず連れ戻し、謝罪させ、共に償うと答える。大切な家族だからこそ。
外にはアグロヴァルを心配してきたトーが待っていました。少しでも主君の役に立ちたい。そして例え家族のことであっても悩みがあれば一緒に悩みたいというトーを、アグロヴァルは労い共に城へ戻るのでした。

なんだかんだ言ってるけどよー、
トサカのにいちゃんのにいちゃんも結局のところみんなの事信じてんだよな!!(byビィ)

従者を一生取るつもりがなかったラモラック。
今まで通りでいいという主の話を聞かず、急な変化にラモラックはディンドランの事をいろんな意味で案じる。

お前がディンドランの生きる理由だよ!!!!!

そんな話をしているとディンドランのお腹が鳴る。ラモラックはカバンから取り出したパンを半分に分け、母からの言いつけであると話す。そして兄弟の話になろうとするが、二人の話は嫌かと言葉を止めるラモラック。

しかしディンドランはそれを聞きたいと答える。

そういうとラモラックは嬉しそうに続きを話し始める。

お空キレイ…

工房を追われたマーリン達。
アレイスは必至にマーリンの役に立とうとするもなかなか成果はない。そしていまだにラモラックとマーリンが連絡を取っていることにも苛立ちを覚える。

ラモラックを裏切り者と呼ぶアレイスに対しても疑念を持つが、特にどうでもよさそう

そしてマーリンは近々誰かが自分の元を去っていく。そんな気配を感じていた。それは風の気配。

それぞれを道を、それぞれの従者たちと歩むこととなった三兄弟。
その先にはどんな景色が待っているのか…

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ、打っててまた狂いました。
この記を書き上げるのに24時間くらいかかりました。

大まかな狂ったポイントとしては、
・ラモラック(全体的に)
・ディンドラン(ラモラックとの関係がいい)
・三兄弟(この話でいいなと思い、他のエピソードも改めて読んだりしたらさらに狂った)
ですかね。
あと他のエピソード読み返してて思ったんですけど、今回の理想道、今まで細かくちりばめられていた伏線というか、設定がちゃんと回収されてるんですよね。まぁそれはまた別の時に書こうと思うんですけど(え、まだやるの?)

狂人の末路ってタイトルなんですけど、どんな末路かって?
そりゃもう…こんなブログを開設してしまったことです…18000文字↑だって。なんだよこれ、全部ラモラックのせいだ…。


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