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なさじ復活への道のり

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頚椎の手術で入院。半月の予定が、手術の後遺症で左腕が上がらない事態に。入院は二ヶ月半に延び、リハビリは継続中。回復までの道のりを綴ります!
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#だらずさんの素敵なイラスト

私自身「一番嬉しい」と思えないのは、なぜなのか。

私自身「一番嬉しい」と思えないのは、なぜなのか。

「私は、この回復を、本当に"一番に"嬉しいと思っているだろうか」

もちろん回復してきたことは嬉しいが、なんだか違和感があった。それは「私よりもっと喜んでいる人がいる」という意味ではなくて、私は回復というゴールに近づいていることを全開で「やったー!」と言うほど、ゴールばかり気にして生きてきたわけではないような気して。

私の心の中で、どんなことが起こっているんだろう。

「もしや、これかな」と思い

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見えないゴールへ向かう道のり。

見えないゴールへ向かう道のり。

「なさじさんの次に嬉しいと思いますよ」

昨日、リハビリをしながら、理学療法士さんが私に言った。

昨年11月、頚椎の手術をしたときの後遺症で、私の左腕は力が入らなくなり、自力で曲げることが出来なくなった。主治医は、原因究明と回復を目指して、すぐに再手術を決断した。それでも治らず、また手術。また手術。2週間で全身麻酔の手術を4回。だらんと上がらなくなった左腕は、リハビリによって回復させていく方針に

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寂しさの正体。

寂しさの正体。

去年の11月、頚椎の手術をしたら後遺症で左腕に力が入らなくなった。ヒジは自分で曲げられないし、肩からダランと垂れ下がっているだけになった。

突然のことだった。そのときから彼は寄り添ってくれた。仮に「ヒダリー」と呼ぶことにするが、ヒダリーさんがその日からパーソナルトレーナーのように現れて、今も一緒に暮らしている。

昨日、こんなつぶやきをした。

あれほど不自由だった左腕が、日に日に、回復してきて

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「お茶碗を持つこと」を有り難いと思えるか。

「お茶碗を持つこと」を有り難いと思えるか。

有り難いのです。これが。

左腕が上がらなくなって久しいですが、いよいよ持てるようになりましたよ。お茶碗を。

どんぶりは厳しいですが、ごはん茶碗であれば、空中で停止できるようになりました。

これ、普通は有り難いとも何とも思わないかもしれませんね。でも、すごく有り難く、嬉しいんです。

右手で箸を持って、左手でお茶碗を持ち上げて顔の前に持ってくること。これが出来ないとどうなるかというと、置いてあ

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急激な回復

急激な回復

ここ最近、左腕の筋肉、可動域がぐんぐん回復しています。(応援くださりありがとうございます)

今朝、病院でリハビリの先生に「車、運転しちゃいますね?」と言ったところ、ついに、承諾が得られました。

さっそく、昼、妻を乗せてジェラート屋さんに行ってきました。車で10分ぐらい。ちょっとハンドルはぎこちない部分もありましたが、右腕の割合を増やせば問題なく、運転出来ました。

ま、8ヶ月ぶりでしたので、感

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過去を未来につなげるために。

過去を未来につなげるために。

前回投稿した『なさじの自己紹介』を書く上で、過去のnoteを振り返っていたら、7ヶ月前、首の前と後ろを切って手術した直後の投稿が出てきた。

去年の11月終わりのこと。

その後、手術の後遺症で、それまで問題の無かった左腕が上がらなくなる事態になった。1回で済むはずの手術は、2週間で4回も行われた。左腕は、肩からダランと垂れ下がり、リハビリ中心の生活を余儀なくされ、半月予定の入院は2ヶ月半に延びた

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いい運動になった。ということにしておいた。

いい運動になった。ということにしておいた。

今日は朝からリハビリに行ってきた。そこから自転車で15分ぐらいの中学校で練習試合をする、と長男が言っていたので、リハビリ終わったら、そのまま向かった。行ってみたが、グラウンドには誰もいない。聞き間違えたか、とちょっと校名が似てる近くの中学校まで向かってみた。行ってみたが、野球の試合はしてたけど、息子のチームではない。どうしようかなぁ。と、息子が通ってる中学校に向かってみた。行ってみたが、グラウンド

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この物語が終わるのを、寂しく感じたりもするんですよ。

この物語が終わるのを、寂しく感じたりもするんですよ。

明日は久しぶりに、病院行ってリハビリです。

実は、だい~~ぶ、良くなってきています。左腕。

最後の手術から、もう半年が過ぎたんですよ。
あれは、本当につらい経験でした。全身麻酔をして、首の後ろを切り開く手術を4回。気力も体力も奪われて、左腕は動かし方を完全に忘れ、だらり。

そこから二ヶ月入院し、左腕のリハビリ。不完全なままの退院。社会復帰したように見えて、なかなか覚悟が決まらず、はじめはサボ

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肩の荷が一つずつ。

肩の荷が一つずつ。

先送りにしてたこれを、やっと提出しました。

あと、こちらも投稿しました。『社会人一年目の私へ』

昨日のことのように思い出すのに、25年という、長い歳月が流れているんですよね。ただ、大きく変わったものもあれば、あまり変わらないものもあり。

もう5年もすれば、自分の子どもが、同じような境遇になり、あのときの母の立場に自分がなるという…。世代は巡るとは言っても、なかなかピンとくるものではありません

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さぁ、どう行こうか。

さぁ、どう行こうか。

休職から復帰して3ヶ月半が経った。

復帰してしばらくは、心も体も弱っていた。弱っていたし、今思えば、左腕の不自由を理由に立ち向かわず、現状から逃げ回っていたように思う。

休職する前から「長く在籍しすぎたこの会社から飛び出したい」という欲望があった。逃げ回りながら、その欲望に拍車がかかって、こんなnoteを書いた。

それから、2ヶ月が経った。

今は、働きぶりが休職前に戻った実感がある。心も体

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家事したり、試合観戦したり。

家事したり、試合観戦したり。

今日の予定です。

妻も、長男も、次男も、今日はそれぞれの場所へ。妻は仕事。長男は野球部。次男は野球少年団。7時から7時半に玄関で三回お見送りをして、さぁ、家事です。あ、その前に朝ごはん食べとくか。パン焼いて、その間に、あ、back numberのDVDでも大音量で流しとくか。仏壇にお水と淹れた珈琲をあげて。チン!あ、焼けた。食べて、下げて、うわ、洗い物山盛り。大方を食洗機に突っ込んで、入りきらな

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回復前線も上昇中。

回復前線も上昇中。

今日は、左腕のリハビリに行きました。まだまだこちらは寒いですが、歩いていると、近所に満開の桜が。やっと北海道にも桜前線がやってきました。noteでは一ヶ月ぐらい前から桜の写真を見かけていたような気がしますが、やっとこちらにも到着しました。

さて、ヒダリーが不自由になってから、まもなく五ヶ月になります。あれは、もう去年11月のことです。度重なる手術に苦しんだ日も、後遺症で左腕が上がらないとわかった

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うちの旦那は。

うちの旦那は。

前向き前向きって言いますけどね。周りは。
私も旦那には「ほんと前向きで、すごいよね」って言いますけどね。でも、ほんとは、そうでもないとき多いんですよ。けっこう弱音も吐くし、ぼやいてますしね。
その点、私は周りから『気が強い奥さん』とか『怖い奥さん』ってイメージあるようなんですよ。旦那の手術がうまくいかなくてヒダリーが不自由になったとき、病院に文句言いにいきましたしね。で、旦那は文句言わないでしょ?

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さぁ、働こう。

さぁ、働こう。

さぁ、月曜日。久しぶりの雨です。

金曜日、こんなnoteを書きましたが、『ずるい』とも違うような気がします。『あまい』の方が合ってるかな。

金曜日は、こんな感じで午後サボりましたけど、精神的に不安定というわけではありません。思い返せば、母が亡くなる前、左腕が不自由になる前、入院する前、がどうだったかと言うと、そんなに変わりなく、自由にしていたように思います。仕事自体は嫌いではありません。行った

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