ネガティブな出来事は元気があるときに分析しとく。｜フリーランスで生きていく #9

日々生きている中で、ちょっとしたモヤモヤだったり、イライラだったり。
アレこれ私が悪いのかな？と思ってしまうような違和感。
ありませんか？

30代になって、だいーぶこういうものも受け流せるようになってきたんですけど（あーはいはい、あなたはそういうかんじね、私とは考えが違うんだね、それではグッバイ～～微笑みを添えて）。

こういうものって、元気があるときにはちょっと冷静に分析してみるのもいいのかなと思います。

元気があるときにってのがポイントですよ。
疲れてるときにわざわざネガティブな出来事を引っ張り出して、思い出しイライラする必要なんてありません。
なんでもかんでも100％で真剣に受け止めてたらそりゃしんどいし、本来私が全力で注ぐべきところに注ぐエネルギーも枯渇しちゃいます。
今日もあなたはがんばった。
よくやったね。風呂入ってアイス食べて寝よ？

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でもちょっと体力と心に余裕があるとき。
珈琲を淹れてぼーっとしながら、思い返してみたりします。

何が嫌だったのか、どの部分にイラッときたのか。
自分の内側を、ちょっと見つめてみる。

例えば先日、私の最近の仕事について話していたとき、「順調だよね、ほんと才能あるねー！」と言われたことに、ちょろーっと引っかかってしまいました。（「やり手だよね！」とか「陶芸のセンスがあったんだね！」とかもこれに似ていて、言われるのあんまり得意じゃないです。）

言った相手はなんの悪気もなしに発した言葉だと思うし、なんなら褒めてくれてるつもりかもしれないけど、なんとなーく私の中には違和感がある。モヤっとボールが脳内でころり。（モヤっとボールはどの世代まで伝わるのだろうか）

これを後から冷静に思い返してみる。
何が私にとってネガティブだったのかな、と。
んーーーと頭を整理していくと、ちょっとずつ自分の感情が因数分解できました。

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「センス」とか「才能」って、その人に元々備わっているものの代名詞のような気がして。イコールそれは私の努力とか、日々頭を悩ませてあーだこーだ戦略を考えて失敗と失敗と失敗を繰り返しながら積み上げてきたものをまるっと無視して「だからアナタはいいよね」「恵まれてるよね」とちょっと距離を置かれて、小馬鹿にされているような気がする。

モヤっとの正体は、そんな簡単なわけあるか、ラッキーでここまで来たわけちゃうねん、こちとら散々脳味噌使っとんじゃこんにゃろっ。という怒りの感情だったわけです。（私の受け取り方がだいぶ歪んでいるだけかもしれないけど笑、ここでは「私がそう感じた」ということが大事なので一旦これで続けます。）

あるいは、私は私自身について、才能なんてない、センスなんてないと思っている。だからそこを埋めるために、本当に才能とセンスがある人に追いつくために必死で頭と手を動かしている。そのコンプレックスを突かれたことで、自分の柔らかい部分がぐらついたのかもしれない。その反動としてのモヤモヤ。イライラ。

こんなふうに、
自分が嫌だなと思ったこと、何かに対して怒ったこと、誰かに言われて悶々としたことをゆっくり分析していくと、その奥にあるのは自分のプライドだったり譲れない部分だったりするのかもしれない。私の誇りと、他人からの見え方の乖離。

これって実はすごく大事なことなんじゃないか？

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自分が大事にしているものが見えてくる、ということ。
それは、自分の強みになると思うんです。

他人に言われて「それは違う！」「私はそうじゃない！」と思う芯の部分って、捨てちゃいけない、無理に周りに合わせなくていいものだと私は思います。
だからといってその場で勢いに任せて反論したり、相手を攻撃したり、嫌いになる必要はなくて。むしろ気づくきっかけをくれてありがとうでいいのよ、そこは。

その芯の部分があるからこそ、
あなたはあなたであり、魅力的であり、
その部分は大きな原動力になる。
（ああまさに負けへんで。）

たいして距離が近くもない、よく知りもしない他人からイラっとすること言われたとしても、「あーそうですねー」でふわっと笑顔で済ませて。
腹のなかにふつふつとためておいて、結果出せばいいだけ。

この人合わないなって思った人とは無理に一緒にいなくていいし、時には必要な嘘もあるし、自分を守ることのほうが優先。

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「自分は何が好きなのか、何がやりたいのか」
と同じくらいに
「自分は何が嫌いなのか、何をやりたくないのか」
を言えることってとても大きい。

日々のイライラもストレスも、
「うわームカつく！最低！ありえなーい！」
って短絡的な愚痴で発散するんじゃなくて、
ちょっと冷静に、一歩横にずれて別の目線で見つめることができたらいいですよね。
なんでもかんでもありがたくいただいて己の血肉にしていきましょ。