小沢健二さんの縦書き長文はプロの腕前

先日、小沢健二さんが筒美京平さんの追悼として書いた長文ツイートを読んだ。

筒美京平さんへの追悼として、思い出です。どうしても派手な話（高級車とかワインとかお金とか）が並び、そこだけ切り取られると誤解されるので、抜粋・引用はしないでください。長い全体を、ある私小説、ある鎮魂歌、ある手紙として読んでいただけたら、うれしいです。 pic.twitter.com/AqxxaApsvQ

— Ozawa Kenji 小沢健二 (@iamOzawaKenji) November 15, 2020

素晴らしい文章だった。名文。

音楽も好きだが、文字を書くのがむちゃくちゃ上手いことをいまさら知った。

そしてこれを読んだあとに、まず「それはちょっと」を聴く。

次に、「強い気持ち・強い愛」を聴く

上の長文ツイートで言いたかったことがわかるような気がした（ぜひ読んでから聴いてみてください）。

曲調の違いももちろんあるだろうけど、それだけではない、なにか弾むような楽しさを感じますね。

ところで小沢健二さんの文章というのは本物だ。

中身の面白さもさることながら、縦書きでこんなにすんなり読ませて、しかもツイートに画像貼り付けできっちり文字を視認できるようなレイアウトにうまくリサイズして載せている。

ブラック・ライブズ・マターと、数字ではないこと #NBA #NBARakuten pic.twitter.com/qG0lqNnfwp

— Ozawa Kenji 小沢健二 (@iamOzawaKenji) September 4, 2020

これ、さらっとやっているけどそれなりに難しい。

きっと編集者の人とかと一緒にやってるんだよね…？

そうだといいな。

そうだと言ってくれ。

（いち編集者として）そんなふうに思わずにいられないツイートであった。