見出し画像

いのちの循環

人は年間で一人あたり30kgの肉を
食べるらしい。

お金に換算すると
6万〜10万円になるそうだ。

食べるという連鎖の中で
頂点捕食者の位置に生きる人間が
そのもらった命を自然のサイクルに
「還す」あるいは「つなげる」
にはどうしたらいいのだろう。

最近漠然と考えるようになった。

僕も自然の産物だとするなら
今どのようにすれば
次へつないでいけばいいのだろう。
地球全体として捉えた時に
一つの個の生命体として。

日本では「水害」が連日報道されている。
雨はたまたま多かったではなく、
彼のメッセージにも共感を覚えた。


人間優位の活動によって
他の自然がバランスを失い、
地球規模で現象として起きてきた問題。
序章に過ぎないと思う。
何から始めようか。
まず僕から。そして家族から。


画像1

生き物の循環

早朝山登りを5月から始めた。
6,7年ぶりに登った。
写真は登頂地点。
霧で周りは見えなかったけど、
きっと死んだらまた見る景色だろうと
急に感じた。

早朝は動物としか会わない。
登山道に蜘蛛の巣が張ってあれば、
その日一番早い入山者になる。
マムシ、ヤマカガシ、小さい毒蛇に会うと、
一瞬身体が硬直する。

画像2

動物の足跡や糞、
日の動きと共に
風が地形に沿ってなびく。
昆虫が飛び回り
風に乗って
動物の匂いがしてくる。
山の奥に進めば進むほど
人間の文明は力を失う気がした。

目に見える植物、キノコ類、
昆虫類、爬虫類、哺乳類、
生き物がそれぞれ役割を担っていて、
ちゃんと順番に作動しているというか
循環しているのを山に入ると肌で感じる。

登っている人間だけが
その流れに乗らずに
はみ出しているような気がして
寂しい気持ちが今もする。

途中霧で視界がお互いに悪かったのか、
大型の牡鹿と対面した時は
近すぎて死んだと思った。
結局逃げてくれたので、僕は今生きてる。

命を感じることから


僕はまず狩猟免許をとることにした。
自分の手で生きるために獲る、食う。
他の生き物の生(自然)を感じたい。
命を直接獲って食べるところから。
もっと近くで肌で感じるところから

画像3

腐食連鎖

自然について、循環について資料を漁った。
自然の循環を支えている
「腐食連鎖」を学校では簡単に習ったけど
それが僕の身の回りでは実感にしづらい。

山道で動物の糞は違和感ないが、
アスファルトで糞があればみんな嫌がる。
汚いもの、遠ざけたいもの
僕もなんだかいい気分ではない。
でも山ではそう感じなかった。

糞は漢字を分解すると、
「米、田、共」
昔は畑や田んぼで使っていたらしい。

都会はアスファルトで土が見えない。
動物はペットぐらいしかいない。
アリもダンゴムシもミミズも
単独で生きているようにしか見えない。
都会から
昆虫(ハエ)が減っているらしい。

生きるとはどういうことか
共に生きるとはどういうことか
一つ一つ見つめ直して
できるところから
始めていきたいと思う。
住む場所も変えたいなと思う。
僕も僕の表現もきっと変化すると思う。

悶々と循環について
考えて以下面白そうな人物と
書籍の情報に出会った。

関野吉晴「地球永住計画」
https://www.youtube.com/watch?v=us4xP7Gi-dY

伊藤正名「ウンコロジー入門」

とにかく楽しそう・・・!

早速ウンコロジー入門を購入した。
読書感想はまたの機会にやろうと思う。

続く。







サポートを糧にもっと面白く楽しくなるような創作や活動に変えていきます!(子育て支援・児童虐待予防、子どもに関わる分野での活動資金やえほんなど創作活動に当てていきます。)