アルゴノゥト

ふとした時に突然絵を描いたり文字書いたりする 一般人おじさん ごく稀に活動する影の歌劇…

アルゴノゥト

ふとした時に突然絵を描いたり文字書いたりする 一般人おじさん ごく稀に活動する影の歌劇団 いちプロ追っかけたりしてる ゲーム好き(うまいとは言ってない)

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  • いちプロSS

    こちらはFIRST STAGE PRODUCTION(通称いちプロ)のメンバーを題材にした同人SSです内容は著者の妄想想像の塊であり実在する人物・団体等とは無関係ですのであしからず ↓きっかけの動画↓ 【2024版いちプロ家系図】いちプロメンバーで家系図&能力創作する!!!!! https://www.youtube.com/live/8HZbAT2qwcw?si=VEeujWneVni5XINs

最近の記事

いちプロSS_07

7話 ~約束~ -都立杉山高校- 公立高校では珍しい芸能科が存在する高校。 「おっす、灰音!」 「痛って!おい、ワンこおすわり」 「犬扱いはひどくない!?」 灰音も172cmと決して小さくはないが、飛びついてきた男は180cm。 位置エネルギーを内包した一撃に灰音はたまらず体勢を崩す。 「うん、今の返しとテンポはなかなかいいんじゃない、タイガ成長したな85点」 「採点付き!?」 2人の掛け合いも今ではいつものこと、灰音が高校で自由に振る舞えるのも犬もとい黒崎タイガの影響が

    • いちプロSS_06.5

      ~幕間語り部~ まだまだ個性的な登場人物が控えていますが 第1幕 ~from the other person's point of view~ 幕引きとなります。 第2幕の公演開始は30分後を予定しております。 龍ヶ浜ゅぇはなぜ消えたのか…。 夢幽病2人はどうなるのか…。 餅付ぬるぽ一家は…、いちプロの血族はいったい…。 そんなお話の登場人物のモチーフとなったVtuber事務所、 いちプロのグッズを当劇場受付付近のBOOTHにて販売しております。 期間限定のものも多

      • いちプロSS_06

        6話 パーフェクト・ボンバー―血族― ボンちゃんとは幼馴染…腐れ縁だ。中学校で同じクラスになったのが始まりで、今では同僚として働いている。 「ども~パーフェクト・ボンバーです!ボンちゃんって呼んでね!!」 「えっ?変な名前。」 「ひどっ!?」 最初にかわした言葉だった。 私は思ったことをそのまま口に出す性質で、ボンちゃんはそんな私を気に入ったらしい…Mなのか? 私が仲のいい友達と関わりの無い人と分かれるのに対してボンちゃんは誰とでも距離を近づけていた。 常に明るく振る舞

        • いちプロSS_05

          5話 餅付ぬるぽ―最初のファン― 私達は母子家庭だ。物心つく頃にはお父さんはいなかった。 でも寂しいと感じることはなかった。お母さんはちょっと破天荒で、家の中では私が喜ぶ声と妹が怒る声で賑わっていた。 間違いないのは私が小学生男子みたいな下ネタで笑っちゃうのはお母さんのせいだと思う。 逆に妹が下ネタを苦手になったのもお母さんのせいで間違いない。 実のお母さんからセクハラされる娘…母子家庭であることの珍しさを忘れるくらいには変な家庭だと思う。 お母さんが言うには「お母さんはお

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        • いちプロSS
          9本

        記事

          いちプロSS_00

          ~開演前語り部~ ご来場ありがとうございます。 本日の公演はとある芸能事務所を舞台にしたお話です。 悲劇になるのか喜劇になるのかはたまたほのぼのとした日常を描き出すのか…。 長時間の公演になりますので間に休憩をはさみながらの公演となります。 登場人物達の違った日常を映し出したグッズを当劇場受付付近のBOOTHにて販売しております。 グッズ販売BOOTHの詳細はこちらをご覧ください。 気になった方は休憩時間などに足を向けていただけると幸いです。 これから始まる第1幕では登

          いちプロSS_04

          4話 朱御灰音―贖罪― 灰音は僕たちを恨んでいるだろうか…。 愛すべき息子に父親らしいことなんて何もしてあげられなかった。 いっそすべてを打ち明けて二人でこの家を出ればよかったのか…。 いやもう過ぎたことだ、ゅぇを失った妻を残して家を出ることは僕にはできなかった。 結局すべてを灰音に押し付けることになった事実があるだけだ。 ごめんな、灰音。 うちの家計は古くからの芸能家系で普通の家庭とは違った一面が多い。 わかりやすいものに名前がある。個々が己の芸を極めんとする為、たとえ

          いちプロSS_03

          3話 幽々ゆら―私の宝物― 私が初めて人として接した相手、幽々ゆら…。 最初に会った日のことは正直あまり覚えてない、たぶん怖がらせちゃってたと思う。 私がアイドルにハマったきっかけでもあり、ここまで一緒に来てくれた大切な家族で相棒。 ゆらは3人兄妹の長女だった、4人兄妹になった今は私の双子の妹。 どんな人にもゆらの第一印象を聞くとおとなしい物静かな子だと"思ってた"って言われる。 確かに最初のきっかけを作るのは苦手みたい、ただ一度きっかけを掴むと止まらない。 そう、決して

          いちプロSS_02

          2話 夢伽なのね―私の太陽― なのねちゃはいつも前を走ってる。時々よくわからないこと言ってわーっと走ってく。そしてよく転んでみんなになのねちゃかわいそって言われて照れくさそに笑ってる。みんなつられて笑ってる。 ぽかぽかする、そしてよくポカする。そんな可愛いお姉ちゃ。 初めてなのねちゃに会ったときはほとんどおしゃべりしないすごっこわこわな子で、 人見知りで人とおしゃべりするの苦手な私とは違った、人と話すのが怖いじゃなくて、人に興味ないみたいな、とても冷たい目だた。 家の中で

          いちプロSS_01

          1話 龍ヶ浜ゅぇ ―伝説のアイドル― 龍ヶ浜ゅぇを一言で表すならば、伝説のアイドルというのが一番にあげられることだろう。しかし一言で表すには龍ヶ浜の伝説っぷりは、―――言葉足らずに過ぎた。 アイドルと言えばステージで歌やダンスをするイメージが強いだろう。 結論から言うと今現在に至るまでに彼女がファンの前で歌を披露することはなかった――。 彼女の主な活動場所はインターネットの大海原だった。 このあたり時代というべきだろうか芸能の世界もテレビジョンの世界から動画配信サイトへ