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エマとの出会い


実は昨年、初めて犬を飼った。

私は子供の頃、犬を飼うことに憧れていた。

『ずっとずっと大好きだよ』という絵本に出てくるような、家族の一員である犬に憧れていた。そんな幼い頃の夢も、動物嫌いの母親に一刀両断され、憧れを胸の奥にしまい込んだまま、20年近くが経とうとしていた。

ショッピングモールの一角にあるペットショップに並ぶ犬を見ると、まるでぬいぐるみのような仔犬たちが並んでいる。可愛いなあと思いながらも、いくら可愛いからといって、生き物を十何年もお世話する自信は無い。単身だし、趣味は旅行だし、出張は多いし、仕事から帰ってきて散歩など考えられない。

あろうことか、犬を飼っている人に対しての僻みのような感情さえ抱き始めていた。優雅に都市の公園を散歩する姿を見て、生活に余裕があるんだな〜と憧れという感情を拗らせていた。


そんなこんなで、犬を飼うことなんて微塵も考えてなかったのだが、転機は突然訪れた。

お付き合いしている彼が、仔犬を譲って貰えるかも、と。しかも、イタリアングレーハウンドというレアな犬種。彼は、昔実家で犬を飼ったことがあり、抵抗はないようだった。

意外にも、以前抱いていた不安な気持ちよりも、犬を飼ってみたいという想いが上回り、トントン拍子で仔犬を譲り受けることになった。自分一人ではなく、彼と一緒に育てるということが不安の払拭に繋がったんだと思う。

イタリアングレーハウンドの女の子。生後2ヶ月。

エマと名付けた。

エマが我が家にやってきて、もうすぐ一年が経つ。


エマが来てから、生活スタイルは一変した。毎日の散歩の時間、給餌の時間、一緒に遊ぶ時間。思いつきの飲み会はめっきり減り、家でご飯を食べることが増えた。休みの日も公園に行ったり、犬と一緒に楽しめることをすることが増えた。朝は犬に起こされるため、惰眠をむさぼることも減った気がする。

変わったのは生活スタイルだけではない。

これはなんとも説明し難い感情で、あえていうなら「生物への愛情」だ。犬を飼う前も、特に動物が嫌いだったわけれは無いし、それこそ犬や猫を愛玩として、可愛らしいなあと思ってはいたけど、「愛情」のような感情を抱くようになったのは初めてだ。動物と生活を共にすることによって、動物にも感情がちゃんとあることが分かり、それに可能なかぎり応えたいと強く思っている。

そして、応えるためには一緒に過ごす時間が必要ということで、

キャリアチェンジも考える今日この頃・・・笑



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営業職。アラサー女子。旅好き。飯好き。