つい言っちゃうけど実は商品名

先日、ホンダジェットの日本初購入者がホリエモンさんと千葉功太郎さんというニュースがありました。

維持費とかでも相当な額がかかりそうですし、さすがにまだまだ夢のようなお話…。というのはさておいて。
このニュースの中で「小型ジェットのシェアはこれまでセスナ社が1位だったが、ホンダジェットが抜いた」とありました。
ここで思い出したことがあります。よく小型飛行機を総じて「セスナ機」と言ってしまいますが、正確には「セスナ社の飛行機」のことを「セスナ」と呼ぶのです。

世の中には意外と一般名詞化していているものが、たくさんあるのです。ナレーションなどでは、それらを言い換えるようにしなくてはならない場合も多々あります。
そこで私が巡り合った「一般名詞化しているけど商品名(企業名)だよ」というものを列挙してみます。(あと、参照先の見つかったものを取り上げます)

テトラポッド

これは「不動テトラ」という会社の商品名。「消波ブロック」「波消しブロック」と言い換えることも多々あります。


マジックテープ

これは「クラレ(クラレファスニング)」の登録商標です。
「面ファスナー」と言い換える場合、まぁありますね。
このことを知ったのは、駅構内のポスター(東京駅だったと思います)で見た記憶があります。私としては「面ファスナー」という言い方にあまり馴染みがないんですよね。


写メ

我々世代(私は1984年生まれです)にはとても馴染み深い言葉。出始めた当初は衝撃が走りました。今の画質に比べたら…なんですけど、それでも「手軽に写真が撮れる」ことは、画期的でした。
そんな「写メ」いわゆる「写メール」これは、J-PHONE(現ソフトバンク)が商標登録したものです。

バンドエイド

あんまり言わないとお思いの方もいるかもしれませんが、私は小さい頃「バンドエイド」と、どんな絆創膏でも言っておりました。
のちに北海道の方が「サビオ」と言っており、私は「ん?」と思ったものです。
下記の引用サイトで、皆さんのご出身地とそれ以外のを見比べるのも面白いです。(しかしリバテープは、今日まで知りませんでした)

プチプチ

荷物を梱包する際に使う「アレ」。1個1個を潰す際のあの「プチッ!」という音が快感ですよね。私は究極として「おしぼりのように捻る」のが好きです。
ついつい「プチプチ」と言ってしまうのですが、これは川上産業株式会社さんの登録商標です。その他、各社で呼び名が全然違います。「緩衝材」と言うのが、登録商標を避けやすい言い方なんですかね。

プリクラ

私ら世代はついつい使ってしまうのですけど、プリクラおよびプリント倶楽部は株式会社セガゲームスの登録商標。
しかし最近の若い方は、さらに短縮して「プリ」とだけ言っているようで…。プリクラなんて言うなんて年齢バレそうでヤバみざわー!

セロテープ

株式会社ニチバンの登録商標。「セロハンテープ」が普通名詞としてなのですが、セロハンテープというのは、ちょっと長いので日常としては「セロテープ」ですよね。

調べればまだまだあります。あとはみなさまでググってみてください。
しかし一般名詞として浸透するほど、その商品、そしてその名前が世の中に与えたインパクトが大きく、あっという間に共通認識として広まった結果なのかもしれませんね。
そしてその名称が今でも使われることが多いのは、ロングセラーの証と言ってもいいのではないでしょうか。

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