原稿料の価格破壊を招いた諸悪の根源【vol.03】


私の知る限り、長年クラウドソーシングで原稿を書いてきた自称ライターは、本当にひどいレベルの人ばかりです。誰にも指導されず自己流で粗悪な原稿を書き続けてきたので、悪いクセがつき、文章が稚拙、文脈が読めない、創造力がない、理解力がない、ビジネスマナーがない、ないない尽くしのライターだらけです。

なぜクラウドソーシングはこれほどひどいライターを量産するのでしょうか。

クラウドソーシングには、プロの編集者がつくことはまずありません。つまりライターは大量の記事作成をすることで書き慣れることはできても、何を基準にライティングスキルを磨いていけばいいのか指標がまったくありません。これはただの消耗戦でしかありません。

テーマとキーワードに沿ってわんこそばの如く、早く大量生産できることが求められます。クラウドソーシングの仕事をキャリアのステップアップと考えるのは、かなりの遠回りだと考えてよいでしょう。

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