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誰が日向坂を運動おばけにしたのか?

日向坂46にはなぜか運動能力の高い子が多い。ダンスの激しさでいえば櫻坂46にも身体能力の高い子がいてもよさそうですが、実は櫻坂46には運動おばけはほとんどいません。そう考えると櫻坂46のダンスは意外と見掛け倒しなのかなと疑ってしまいます。だって尾関梨香のような超運動音痴でも踊れてしまうんですから。

で、日向坂46の運動おばけといえば、東村芽依、渡邉美穂、加藤史帆、潮紗理菜、小坂菜緒、影山優佳が挙げられます。櫻坂46では守屋茜、渡邉理沙、小林由依、田村保乃あたりが数少ないアスリート女子ですが、50m走だけを見てもみんな日向坂の6名には遠く及びません。守屋茜は単独では7.47秒と坂道シリーズでは最速の記録保持者ではあるものの、加藤史帆との直接対決では完敗しています。

ちなみに各メンバーの記録は

加藤史帆 7秒62(日向坂46)
渡邉美穂 7秒65(日向坂46)
東村芽依 7秒69(日向坂46)
潮紗理菜 7秒72(日向坂46)
小林由依 7秒90(欅坂46)
渡邉理佐 7秒91(欅坂46)
小坂菜緒 7秒91(日向坂46)

女子高生で7秒台というのは、偏差値でいうと65〜70というエリートに分類されます。

影山優佳は休業が長かったため公式記録は残っていないものの、運動会リレーで見せた「男走り」と呼ばれたその走りっぷりからもかなり速いことが窺われます。自らサッカーもやっていて、サッカーの審判員の資格も持っているくらいなので足には相当自信があると思われます。おまけに小学生の頃は野球もやっていたとのことで、バッティングセンスもピカイチです。

しかし、その影山が誰にも負けないと豪語するサッカーPK対決で、なんと渡邉美穂に負けてしまいました。

東村芽依が猫のように身軽で俊敏な運動能力なのに対して、渡邉美穂には駿馬のような力強さ、たくましさがあります。小学生のときから高校生まで13年間バスケットボールをやっており、県大会常連のチームのキャプテンを務めていた本格派。趣味がジョギングと筋トレというから正真正銘のアスリートです。駅伝ではただ一人9分台の記録保持者で長距離もチームNo1。いやきっと坂道グループNo1のアスリートでしょう。

そこでサッカーでは自分が一番であることを証明したかった影山優佳が、PK対決の相手にあえてもっともポテンシャルの高そうな渡邉美穂を指名。すると渡邉は「私はバスケしかやってこなかったので、ボールをすぐ手でとっちゃうクセがあるんです。ゴールキーパー以外はやるなと言われたくらい」と自信なさげな弱々しい声と表情だったのですが、いざ対戦すると……

なんと渡邉の右足から繰り出されたボールはキーパーの春日をあざ笑うかのようにゴールに一直線! アイドルとは思えないパワフルなキックで見事三連発で矢のようなゴールを決めます。対する影山は惜しくも一発外し敗戦。影山のシュートも力強く、迫力はあったものの、改めて渡邉美穂の運動能力の高さにざわつくスタジオでした。

加藤史帆は中学時代にソフトボールをやっていたとはいうものの、「私は筋肉のないへにょへにょ」と自虐的に言っているくらいで、あまり運動おばけぶりをアピールはしていません。なのに坂道シリーズでは一番の俊足ですし、バッティングではホームラン王の記録保持者です。きっと天性の運動センスがあるのでしょう。ヒット祈願のイベントでチアリーダーに挑戦したときは自らバック転パーツを志願。本番では補助があったものの、その心意気はやっぱり運動おばけでした。

そして、渡邉美穂と対象的な運動能力を見せるのが東村芽依。小さな身体であちこちを華麗に飛び跳ねる姿はウサギのようで、所狭しと駆け回る姿はまるで猫のようです。当然ながらダンスの上手さもチームNo1。SASUKEに出るのが夢というだけあって、その運動能力は坂道シリーズで一番でしょう。スピードとパワー、持久力では渡邉に勝てないかもしれませんが、逆立ち、バック転、ブリッジ、ジャンプなど、身体の柔らかさと身の軽さでは坂道シリーズ随一です。

そして、密かに運動能力が高いのが潮紗理菜と小坂菜緒です。小坂菜緒はバレーボールをやっていたこともあり、ある程度スポーツ好きなことがわかりますが、潮紗理菜はふだんはその片鱗をまったく見せません。しかし、その潮が運動おばけであることを見せつけたのが鉄棒でした。「潮スピナー」と絶賛されただるま回りにスタジオは騒然! 東村も渡邉も見せられなかった唯一無二のおばけぶりを披露しました。

小坂菜緒はセンターならではのスター性と可愛さばかりが目立ちますが、新曲ヒット祈願でのイベントではトリでバレーボールのアタックを決めるなど、アスリートの片鱗を見せてくれました。

ほかにも運動を苦手とする松田好花、濱岸ひよりはバレエが得意だし、丹生明里は剣道三段。山口陽世は生粋の野球少女。運動音痴を自負する富田鈴花ですら、なぜか渡邉美穂へのライバル心をむき出しにパワー対決ではいい勝負をしています。

とにかく運動おばけの多い日向坂46。

そのせいか、冠番組のヒット祈願のイベントは「駅伝」「チアリーディング」「ワンカットPV」など体育会系が多いのも特徴です。

はたして日向坂46のメンバーのオーディションは、運動能力が選考基準になっていたのでしょうか。


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