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やるべき理由がある。



数ヶ月前のことである。


当店で取り扱うキャプテンサンシャインのデザイナーである児島さんが
お店に遊びにきてくださった。


仙台には私用で来る機会が多々あるらしく、そんな私用の忙しい中
わざわざお店に寄って頂いたのである。

児島さんの物作りはとにかく自然なものが多い気がする。
無理が無い。

組み合わせているディテールとか、どれも男らしいはずなのに
なぜか喧嘩する事無く、見事に洋服として着地している。

そして上質な素材感、いや上質であれば良いということではなく
あくまでも自身でケアが出来るという極々当たり前の事を
当たり前にしてくれていることも希有な事かもしれない。



そんな児島さんが弊社の系列店舗のUtahにも遊びにいきたいというので
ご案内させていただいた。

古着やvintageにも詳しい児島さん。

それも単に古いからという視点ではなく、単純にテキスタイルとしての面白さや洋服としての面白さを抽出することが出来るからこその独特な目線。

そして、そんな選び方が面白いし、それらを児島さんが作る洋服から垣間見える。

だからこそ、私自身は展示会などで『あーここをチョイスしたのか!!』といつも心の中で叫んでいる笑




そんな児島さんが弊社の古着を見てくれている瞬間に携われる事。
なんとも貴重な時間を経験させていただいた。



そんな中で一本のスラックスを食い入るように見る場面があった。

50-60年代のすこしシルクとリネンが混ざったサマースラックスだ。

『これはいいなぁ』と楽しそうに見ている児島さんが印象的だった。

そして…そのアイテムがまさかの今回のキャプテンサンシャインのコレクションで採用された生地のサンプリングに選ばれました。

それがコチラです。




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その古いスラックスをの生地をどういった素材で構成されいたのかを解析
そして現代に復元したのがこちらの素材感。

経糸に太番手のリネンスラブ糸、緯糸にシルクネップスラブ糸とリネンを使用し生地段階で洗いをかける。

そうすることで限りなく、オリジナルに近いテキスタイルへと近づけています。

さらにわざと番手の違う糸同士を交差することで生地に節をつくり
よりクラシカルな雰囲気に仕上げています。




約半年前、展示会に出向いたときに
コレクションのラインナップを見ていた際。

あれ?この生地感記憶にあるなぁと思っていたら

『あ、これあの時のスラックスからサンプリングしました!』

と児島さん。


こんな粋な計らいにオーダーしない訳にはいかないし、なによりも物がすこぶる格好良かった…



そんなストーリーがあるコチラのアイテム。











でも、もう一つ伝えておきたいことがあります。






今回、このサンプリングになったスラックスを買い付けてきた張本人。



弊社の古着のメインバイヤーである大山氏についてだ。



大山氏(以下、耕平君と呼ぶ事にします)との出会いはかれこれ何年前のことになるのだろうか…

私自身がUtahに入って間もない頃に、その前からお店に通っていたお客様でもあった耕平君と喋ったのが初めてだったと思う。たしか…

その頃はまだ日本ではオーセンティックのオールブラックが通常販売していなかった頃で(当時はアメリカ企画だった)
それを探すような変な人だった笑 
しかも同じような70年代のレザージャケットを同時に何枚か買ってたし笑
シャツは刺繍入りしか買わないし(もちろんシャンブレー)

そんな耕平君とは互いに好きなスタイリストが師弟関係だったということもあり、趣味がどことなく似ていた。

なので、あまり密なミーティングをすることはなく、なんとなくアレだよね?といえばソレっすね!みたいなくらいに伝わりやすい感じだった。

ちなみに耕平君は私の1個上の人生の先輩なのだが、会社の複雑な構造(単に入社順)の関係で私が上司になっているが…正直、それも今じゃよくわからない笑
ぶっちゃけどうでもいいのだけど、互いにこの関係10年ほど続けた結果
今更直すのも気まずいのでやめている笑


そんな耕平君は二ヶ月に一回渡米して古着を買い付けてくる。(年6回も行ってる!多いでしょ?)



個人的にはそのタイミングが凄く楽しみで、なにを買ってくるのかなぁとワクワクして待っている事が多い。



なにせ趣味が合うし、耕平君は常にスタッフの好みの把握に余念がない。


各スタッフの好みの把握は自然にお客様のニーズに繋がる事をしっているので、それを欠かさない凄腕のバイヤーだと思っている。(本当いつもありがとう!)



当店でたまに展開する古着達だって耕平君が買い付けてくれているものも多々ある。


それも、私自身の好みの把握をしっかりとしているからこそだ。

最近じゃ、もはやピンポイントで『これ、山下君好きですよね!』と渡してくる。

しかも、高確立で好きだったりする笑

これ、凄くないですか??笑

たぶん、私が洋服の仕事をしてなかったとしたら、たぶんかっぱちゃんから古着を買ってたと思う。マジで。


そんな細かな気配りのできる彼が買ってきたスラックスが、小島さんの目にとまり、新たな製品として世に生み出された。


これは、やらない理由はないでしょう?

そして、ここまで透明性のあるバトンの受け渡しは中々ないのではないだろうか…

その事実をしった上でモノを見るのと、知らないでモノをみるのでは全く違う見え方をするはずです。




だからこそ、彼に着てもらいました。




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30代の働き盛り。
そして可愛い男の子のお父さん。

こんなストーリーがあるからというのもあるけど、単純に似合う。
黄色のラルフのBDをねじ込むあたりが憎たらしい着こなしだなぁ。


このセットアップは決めるよりも、どう抜いてあげるかがポイント。
そういう意味ではこういう着方が合ってる。


そんな耕平くんから児島さんへ、そして当店へやってきたキャプテンサンシャインのセットアップ。

是非共店頭、オンラインにて御覧頂けますのでチェックしてみてください!


それでは!



nariwai 山下



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Utah T.I.O used clothes buyers
Kohei Oyama
instagram: https://www.instagram.com/kappa_utah/







オンラインストア
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