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9月12日公開セミナー「確実に繁盛するためのたった一つの法則」レポート③

9月12日のGYOZAMANIAの天野社長と成田直人さんの公開セミナーのレポート第三弾をお届けします。

今回のキーワードはリスクのあるチャレンジ。
前回、掲載できなかった“天野さんのお店の売り”の話から始まり、戦略やリスクの話をお届けします。GYOZAMANIAをどうやってオープンさせてきたか、の話も入っていますので是非お読みください。

では、第三弾行きます!

天野裕人:
何を売りにしているかというと、ボクは時代の流れに逆行して行こうと思っていて、どういうことかって言うと、“あえて手間をかける”っていうのを戦略にしてます。飲食店で手間をかける。これが今のボクというか、チェーン店じゃない中小企業が勝っていくための戦略です。

普通の餃子は、市販の皮に餡を詰めて冷凍しておいて、オーダーが入ったらそれを出して焼くんですけど、ボクのお店ではオーダーが入ってから皮から伸ばして作るんですが、これがめちゃくちゃ面倒くさい。難しいし、スキルもいるじゃないですか。だからみんなやらないんですよ。だからその分野ではボクの独壇場です。
例えばダンダダンさん(肉汁餃子製作所ダンダダン酒場)って、今は60店舗ぐらいあるんですけども、かなり効率重視で、どんどん機械化しているんで、ボクにとってはすごいチャンスだって思ってます。

成田直人:
それだと飽きられるから、っていうことですか?

天野裕人:
そうですね。
差別化がボクの中では一番のポイントで、業態は絶対に陳腐化させない。陳腐化させずにお客さんに飽きられないように、なるべく店舗数は増やさない。ボクは同じ業態は3店舗までって決めてるんです。だから餃子屋は3店舗作って、あとは常に餃子の味を磨いていき、次は違う業態を3店舗作ろうと思ってます。

なんで3店舗かって言うとメディア露出がすごく多いです。独立して一年半で今3店舗ですけど、テレビはゴールデンに2回出たし、雑誌はもう10冊以上出てます。今日も雑誌の話がありましたし、メディアに露出しやすいんですよ。だからホットペッパーとかぐるナビとかで、お金を使って集客しなくてもメディアが販促してくれるんですね。
ボクは同じ業態であまり店舗は増やずに100年続くお店を作りたいんで、そういう戦略をとってます。
ちなみに次は10月に小籠包の専門店をオープンするんですよ。

成田直人:
神田でしたっけ

天野裕人:
神田です。神田で小籠包のお店を開きます(※2018年10月上旬オープン)
ボクは業態が重要だと思ってるんで、もしボクが今、塚田農場の社長だったら業態をどんどん変えていくと思います。もう一つは、自分のワクワク。やりたいという気持ちが一番重要なんじゃないかなと思ってます。

ボクはコーチングを習っていて、授業で自分の過去のワクワク体験から、エッセンスを引き出すっていう面白い実験したんです。自分の本当のエッセンスを引き出して今の仕事に役立てる、という授業だったんですけど、まず自分のワクワクした過去を思い出すんですよ。

ボクが一番ワクワクしたのは何だったかなって思うと、会社を辞めるって決めて、「そうだ、中国は皮から餃子作るし、どこのお店で食べても美味しい。これ、いけるんじゃない?よし、餃子屋やろう。」って、決めた時にすごいワクワクしたんですよ。
すごいワクワクはしたけど、独立なんか初めてだし、1千万の借金を抱えるリスクがあるわけですよ。だから、本当にできるのか?大丈夫か?っていう不安な気持ちもあるんですよね。それは今でも鮮明に覚えてます。

でも、それでボクのエッセンスってリスクのある新しいチャレンジなんだ、それにボクはワクワクするんだ、だから常にリスクがあるチャレンジを仕事にエッセンスとして入れているんだってことがわかったんですよ。

成田直人:
それは自然に、なんですか?

天野裕人:
うん、自然に。

一号店の西荻窪は駅からすごい近いんですけど、鬼門と言われていた物件なんですよ。駅から近くて、家賃も西新宿の道路に面した一階みたいな一等地と同じぐらい高いんですよ。しかもここ3年間で半年間続いたお店がない。目の前の焼き鳥屋さんはすごい有名なお店で、こっちは鬼門、鬼門と言われてた場所なんです。でも、ボクはそういうところでやりたくなっちゃう、チャレンジしたくなる(笑)

ある程度ボクに自信があるからやるんですけどね。そういう場所で繁盛できたら、この先東京の都心にオープンしても絶対成功すると思うんですよ。かつ、ボクは毎日現場に入っているから、味とかもすぐにチェンジできるじゃないですか。絶対それでいけると思って実際やってみたらメチャクチャ売れたんですよ。

それでお客さんが喜んでくれてるのが分かったんで、よっしゃ次行こうって、二号店は品川の駅前。メチャクチャ立地いいんです。ただ条件があって2年半しかいられない。なぜかって言うと、京急のビルなんですけど、2年半後に壊すんですよ。だから2年半しかできない

飲食業って普通、内装費や備品はだいたい5年とか7年で減価償却してるんで、チェーン店だったら5年以上は絶対続けなきゃいけない。だから2年半ってありえないんです。マニュアルにもないから、メチャクチャいい物件なのにみんなパスしちゃうんですね。
ボクはその物件に食いついたんですよ。2年半しかないけど大丈夫?って不安はあります。だけど、”リスクはあるけどチャレンジしていく”っていう、ボクのエッセンスを元にやりました。
結果、半年で借金全部返し終わるほど売れました。全国ネットでは言えませんけど単価3,000円で月にン百万。大きいお店じゃないのにこれだけ利益が出る居酒屋って、あまりないと思うんですよ。

三つ目が武蔵小杉。飲食店がたくさんあるエリアじゃなく、目の前がラブホテルのすごく怪しい場所なんですけど、そこもいい感じに売れてます。

成田直人:
周りが住宅街なんですよね。

天野裕人:
そうですね。ボクはやっぱりリスクがあるチャレンジをしていくのが好きなんですよ。
10月にオープンする神田のお店は、小籠包専門店ですけど、小龍包って看板に書いてないんです。北京蒸籠っていう蒸籠屋をテーマにしていて、外のガラスのショーケースに蒸籠をたくさん置いて売ってるんですよ。はたから見たら全然飲食店に見えないんないんですけど、実は店に入ると飲食店だったっていう。小籠包って看板はないんですけど、あえてそれをやりたくて。

成田直人:
ラジオで話した小籠包マニアという店名は却下されたんですか?

天野裕人:
店名は小籠包マニア SHORONPO MANIAです。店名は小籠包マニアなんですけど、小籠包って一切書いていない。
是非、みなさんでどんな店か見に来てください。

成田直人:
また、むさこのGYOZAMANIAの時みたいにみんなで行きたいですよね。

今回はここまでとなります。
ボクが天野さんと初めてお会いしたのは、サロンのメンバーとか、みんなでむさこのGYOZAMANIAに行った時でしたが、何度話を聞いてもすごい人だわ、って(笑)成田さんも変態だと思いますけど、天野さんもいい意味での変態です。
リスクを取ってチャレンジするという話も、勝算があってやっているからか、聞いていても不安があるように見えないのが、またすごい。こんなすごい人が塚田農場を支えていたんだ、って納得しました。

レポートの連載は不定期になりますが、まだまだ続きますので次回もご期待ください。

一般公開できない内容も含まれているため、レポートでは一部省略してお送りしています。すべてを知りたい方は、是非下記のオンラインサロンに入ることをお勧めします。きっと悩みも解決できることと思います。

レポート担当:柴田(junx2)

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