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羽音

バタバタ羽音がする窓手摺り。

どんどんか細くなる羽音は、

寝てる間に何かあったらって状況なのか。

死と隣り合わせで生きているって状況なのか。

助けられない無力感や罪悪感、

始まりと終わりが生命にある再確認なのか、

夏の風物詩なのか。

タオルケットもいよいよ熱を帯びて放り出す。

仰向けか、うつ伏せか、どちらにせよ、

今僕は君と同じだ。


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