見出し画像

ジュエリーを買うという顧客体験価値について

先日、自分のためにジュエリーを購入しました。
ずっと前から節目の誕生日(2024年)に記念になるジュエリーを買いたいな、と考えており、色んなブランドを長いこと下見をしていたのですが、
ここ最近の値上げの波が凄まじく、少し前倒しで購入しました。



キャトルラディアントリングハーフ

シャネル、カルティエと最終候補まで残ったブランドを抑え、最終的に選ばれたのはブシュロンでした(綾鷹?)。
今回ある程度の予算を決めて候補を選んでいるのでどのブランドの物も価格的にはそこまで大差はないし、どこも超がつくほど有名なブランドなので品質が素晴らしいことも間違いはない。実際に自分の指にはめてみるとどのブランドのデザインも美しくて選べないくらい素敵…。その中でブシュロンに決めたのは下見に行った際に接客していただいた百貨店の店舗の店員さんがとても親切で好印象だったのも決め手の一つでした。

思い出に残る体験をしたい

さて、ブランドが決まり、いざ購入!となった私が向かった店舗は、先述の店員さんがいる店舗…ではなく、ブシュロン銀座本店でした。
というのも今年の秋口くらいにこちらの銀座本店がパリ本店に次ぐ最大規模の旗艦店としてオープンするニュースを見かけていたからです。

銀座のメインストリートに構えられたこちらの店舗の佇まいがとても美しくて、お店の前を通りかかるたびに気になっていたのもあって、ぜひこちらの店舗で記念に残る買い物をしたいと思ったのでした。


あれ、思ってたのと違う…?

ネットで来店予約してうかがった店舗。
席に案内していただいて、飲み物までご用意いただくという素晴らしいサービス。
当日も何個かダメ押しで試着させてもらい、対応いただいた店員さんのアドバイスも受けて土壇場で当初考えていたローズゴールドからイエローゴールドに色を変更して決定。

お支払いの手続きを無事に終え、いよいよお引渡しとなったマイリング!!!


自宅にて撮影した外包装
こちらも自宅にて撮影したケース①
ケース②

なんか…思ってたのと違う…???

ジュエリーと言ったらやっぱりリボンのかけられた箱に入れられてて、リボンを解いて包み紙をそっと外して箱をパカッと開けた時の「わ~!すてき~!」をイメージするではないですか。
ちょっとこれは予想外のフォルムで戸惑いを隠せませんでした。

なんか…私には骨壺に見えちゃって…(本当にすみません)
せっかくテンションあがるお買い物体験だったのに、少しテンション下がってしまったり…。

のちに調べたところ、ブシュロンは2023年にケースをリニューアルということで、梱包をしないという選択というテーマで簡素化されたアルミケースになったとのこと(上記リンク先に書いてありました)。
日本ではまず銀座本店でこのケースが導入され順次切り替えになるそうです。

ジュエリーを贈るということの意味

確かに時代はSDGsだし…。特に欧米なんかはそのあたりの考え方は先進的なのだろうと思います。過剰梱包は悪っていう考えも理解はできる。
他のブランドにはない前衛的なデザインのケースと思えば、これもまたこのブランドだけの体験とも言える。
ブランドの打ち出す確固としたポリシーに共感できる人にとっては、このケースでジュエリーを受け取るという行為もまた自らの高い意識をアピールできる消費行動と呼べるかもしれません。

が、ジュエリーを贈る/贈られるという行為を考えたとき、本当にこれがベストなのだろうか…と考えてしまったのも事実です。
たとえそれが過剰梱包だと言われようと、キレイな包装紙に包まれてリボンをかけられた箱を受け取った時の贈られた側の気持ちの高揚や、相手が包みをワクワクしながら開ける瞬間を見守る贈る側の喜びって絶対にあるはずなのにな…と。それが例えばプロポーズなどの人生のとても大切な記念日であれば尚更、包装の意味って大きくなるはずではないでしょうか。

箱の中身が分かり切っている自分でさえ、それでもやはり自分の手元にやってきて初めて開封するときに、可愛く飾られたリボンやきれいな包み紙を見てワクワクや喜びを味わいたかったなぁと少し残念に思う気持ちが残りました。

これが巷で聞く顧客体験価値ってやつなんでしょうか。


そうは言っても指輪はコスパがいい

なんかすごくディスったようになってしまったけれど、
ジュエリーそのものについてはすごく満足しているのは間違いないです!!

昨年は別のブランドでネックレスを買って、それも日々愛用させてもらっています。ただ、ネックレスは鏡を見たときくらいしか自分でつけているところを見ることができないけど、指輪はつけていると常に視界に入ってくるので、仕事中とか自分の指がキラキラしているのを見るのは単純に気分があがって
コスパがいいところが特に気に入りました。

しがない会社員の私にはほいほい買える金額の代物ではないですが、今回候補から脱落してしまった他のブランドの指輪を含め、少しずつ数を増やせていけたらいいな。なにしろ指は10本もありますからね!

まぁ、どんどん値上げしていっちゃうから大変なんだけど・・・(涙)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?