父がALSになった。
忘れもしない2021年8月2日、
飯田橋の逓信病院にて、ALSの可能性が高いと告げられた父。
それから重病の申請、胃ろうの設置の手術、介護ベッド、人工呼吸器の搬入など、
長いような短いような時間を過ごしたこの半年弱。
幸い足元はまだしっかりしていて歩くことはできるが、
上半身、とくに腕の衰えが早く、両腕ともほとんど上げられない状態に。
滑舌も前に比べてだいぶ悪くなっており、聞き取れないことが多々出てきた。
介護は妻である母が、ほぼ一手に担っている感じで、
正直老老介護に近いかも。
息子としては、もっと力にならねば思うが、
母のひねくれたプライド(子どもの負担にはなりたくないといったような)のせいで、
力にならせてくれない。
今一番母が困っているのは、夜のトイレ。
一晩で10回程度起きることがあるらしく、両腕が不自由な父は寝た状態から起き上がれないため、
頭を押さえながら、立ち起こしてあげる必要がある。
あと、寒いこの時期、自分では掛け布団を首もとまで引っ張ることができず、
これにも人の手が必要。
大きな作業ではないが、父がトイレに行くたびに、
一晩10回も起こされていたのではかなわないだろう。
今晩は交代してあげようかと思う。
交代してあげないと自分が後悔しそうな気もする。
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