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第四回 忍者入門zoomセミナー 忍び六具・様々な忍具 について

忍び六具は忍術書「正忍記」に登場します。
忍ぶ出立ちの習い の教えに該当し、忍びの基礎的な旅支度の心得が記されています。

六具は次の通り

編笠
石筆(矢立や筆記用具)
三尺手拭い
薬(印籠に入れて持ち運ぶ)
打竹(竹筒に火を入れられる様にした物)
鉤縄(縄の先に鉤を付ける)

この中で鉤縄は忍びとして身がバレ安いので注意が必要という話をしました。
鉤縄は高きに登り低きに降り、敵を捉え、陣幕を張り…と萬に用います。
打竹の火も忍びには極めて重要で、ライターやマッチの無いこの時代に火を携帯する事は術です。忍術書は火術に重きが置かれている場合が多く、火の取り扱いは忍者必須の技術と言えます。

その他、
山刀
懐刀
しころ
小しころ
戸閉め
万力鎖
仕込み槍

苦無
などを紹介しました。
今日でいう所の「バールの様なもの」や「ピッキング道具」が忍び込む時には用いられます。

万川集海にも「多くを持ち行く事なかれ。是故に一器を以って諸用に達するを功者の忍びとするなり。」
とあります。

ご参加ありがとうございました。



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