新潟の企業がブランディングしなきゃマズイ理由 【新規事業立ち上げ編】
令和の時代で、生き残っていく会社はどんな会社か。
個人的には、変化に対応できる会社だと思います。
なぜなら、現在猛威を奮っているコロナウイルスにしろ、地震や台風などの自然災害にしろ、5GやAIなどのテクノロジーの進歩にしろ、これからどうなるかがわからないことが多すぎるのが今の時代なので、その都度状況に合わせて変化し続けないと生き残っていけないからです。
同じ商品を売り続けていればいい時代はとっくに終わったので、お客さんに価値を提供し続けるために何をすればいいのかを常に考え無いといけません。
となったときに、社内から新規事業のアイデアが積極的に出て、チャレンジして改善していくことが必要になります。
ですが、「新規事業のアイデアを考えろ!」なんて急に言ったとしても、なかなか難しいと思います。そこで必要なのがブランディングなわけです。
つまりは、社員が自分の働いている会社のファンになっていれば、会社が生き残っていくためのアイデアはいっぱいでるし、スピード感を持ってチャレンジできるよねっていうことです。
お客さんがファンになれば、商品が売れて売上がアップ。
就活生がファンになれば、より良い人材を採用できる確率アップ。
社員がファンになれば、新規事業へのチャレンジする機会が増えて会社の柔軟性アップ
というわけです。
まずは、簡単に「ブランディングとは?」についてご紹介します。
過去にも書いているので、みたことある人はスクロールしてくださーい。
そもそもブランディングって何?
「ブランディング」という言葉の意味を説明できますか?
ググればいろいろな難しい言葉で説明されているのに気づくはずです。
一応、世界的には、アメリカン・マーケティング協会(American Marketing Association)がブランドについて定義している言葉が基準になっています。
「ブランドとは、商品やサービスを競合他社から明確に区別し、識別させるためのもの。名称、言葉、デザイン、シンボル、その他の特徴である。」
つまり、ブランドとは、自社と他社を識別するもの。そして、それを作ることがブランディングであるということ。
商品名やサービスのネーミング、ロゴマーク、キャッチコピー、パッケージデザイン、Webサイトを作るということですね。
正直私は、この定義の仕方はあまり良いとは思っていません。
なぜなら、なぜネーミングが必要なのか、なぜロゴマークが必要なのかを理科せずに、"なんとなくそれっぽいもの"を量産しちゃっているから。
つまり、本来手段であるはずのデザインを作ることやキャッチコピーを作ることが、目的になってしまうということですね。
では、本来の目的とは何か?
それは、売上を上げたい、市場シェアを増やしたい、いい人材を採用したい、離職率を下げたい、新商品開発したい、新規事業を立ち上げたい、、、といった経営課題をクリアするためです。
そして、その課題をクリアするためには「ファン」が必要です。
商品を買ってもらうためには、お客さんにファンになってもらう。
離職率を下げるためには、社員にファンになってもらう。
いい人材を採用するためには、学生にファンになってもらう。
と、いった具合に、経営課題はファンがいればクリアできます。逆にファンがいないのにクリアできるわけはありません。
まとめると、「ブランドとはファンがいる存在」であり、「ブランディングはファンづくり」なんです。
ルイ・ヴィトンも、エルメスも、ユニクロも、しまむらもみんなファンがいますよね。決して「ブランド=高級ブランド」ではなく、そこにファンがいれば立派なブランドなわけです。
そこで、本題に戻ります。
ではなぜ、新潟の企業にとってブランディングが必要なのか。
ファンを増やすことで、時代に対応した新規事業を立ち上げるスピードと質を上げられるんじゃない?ってことです。
なぜブランディングが新規事業立ち上げに必要なのか
そもそも、なぜ新規事業立ち上げが必要なのか。
ココでいう新規事業というのは、あなたの会社が抱えている課題を解決するための新規プロジェクトのことです。
どういうことか。
例えば、「今まで商品を買ってくれてたお客さんが買ってくれなくなった」という事実があった時に、「じゃあどうすればいいの?」っていう解決策を考えて、行動できるかってことです。
これって仕事をしている人にとっては、普通のコトなんですが、サラリーマンや公務員にとっては当たり前じゃない場面も少なくありません。(あくまで個人的経験)
特に大きな問題を起こさなければ給料は振り込まれたし、会議で激しく追求されることもありませんでした。
だから、会社としては解決しなきゃいけない問題があって、それを認識している社員がいたとしても、「別に俺じゃなくても・・・」って思っちゃう人っていると思うんです。
そういう人達を一人でも減らせたら、会社がもっと柔軟に時代に対応できるようになるはず。
そこで考えたいのが、「社員を会社のファンにしよう!」というブランディング。
「ブランディング=お客さんへの取り組み」ではなく、あくまでファンをつくって増やすことなので、その対象がお客さんになれば売上が上がるし、就活生になれば就職希望社が増えるし、社員になればモチベーション上がるってことです。
今回は、社員を会社のファンにして、モチベーションを上げて、「会社のために、今自分にできることってなんだろう?」と考えて、実際に行動を起こせる人数を増やしませんか?ということです。
で、新卒から新潟でずっと働いている私の肌感として、新潟の企業では、会社のファンになっている人にあまり会ったことがありません。
どちらかというと、「ボーナスが少なくてさぁ」「あの上司がうざくて」「もっと休みが欲しい」などの愚痴が多いです。
もちろん全員ではないですが、会社の愚痴を言う人が一人でも減って、「会社のためにはこんな事できたらもっと良いと思うんだけど、どう思う?」っていう前向きな思考回路になる人が増えたら、絶対いいですよね。
じゃあ具体的に何する?
では、実際に社員を会社のファンにするにはどうすればいいか。
わかりません!!!
『新潟の企業がブランディングしなきゃヤバい理由 【いい人採用したいじゃん編】』という記事でも書きましたが、あなたの会社にどんな社員さんがいるのか、どんな会社の体制なのかがわからない私にとっては、無責任で小手先のブランディング戦略を語ることは出来ません。
だから、まずは考えてみてください。「毎日顔を合わせている部下や同僚が会社のファンになるためにはどんなことをその人に伝えればいいののか」と。
そこから始まる気がします。
とは言ってもさぁ
ココで終わってしまうと、内容の薄い記事になってしまうので、どんな会社でも共通で使えるアイデアをご紹介します。
それは、社員さんがワクワクする夢を語ることです。
ルパンで言うなら、宝石を盗み出す
ワンピースなら、ひとつなぎの大秘宝を手に入れる
ドラクエなら、悪の魔王を倒す
みたいなことですね。それに共感した仲間が集まるわけです。
これって実はめちゃくちゃ大事な大切なことで、社員ひとりひとりにとっては、仕事の目標が明確になることでモチベーションが上がることは多いはず。
もう少し掘り下げてみると、「仕事の目標」というのは、その仕事をやる理由であり、その仕事をすると誰がどんなふうに喜んでくれるのかを明確にするものです。
現代は、お金よりも働く意味を欲している傾向にあると思います。だからこそ、社員さんに働く意味をしっかりと把握してもらうことが、モチベーションを上げるには必要不可欠。
そのためにも、「社長が言ってるから・・・」とか「いいからやれ!」とかで社員を動かそうとしても絶対無理。
なぜ、うちの会社が存在するのか、今日の仕事が誰を幸せにしているのかを明らかにしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
・ブランディングはファンを増やすこと
・社員をファンにできればモチベーションが上がる
・モチベーションの上がった社員は会社の課題解決に積極的になる
・社員をファンにするには、ワクワクする夢を語ることから
・とはいえ、社員は一人ひとり違うからどうやったらファンになってくれるかを考えてみる
ブランディングで、社員を会社のファンにすることができれば、モチベーションが上がります。
「会社のためなら!」って思える人をどれだけ増やせるかってことですね。
あなたの会社が、「うぜぇ」「だりぃ」「めんどくせぇ」って言う社員が一人でも減ることを願っています。
それでは!
Narashika
亀山友貴
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