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植松努さんから学ぶ、否定のない世界の素晴らしさ

新潟生まれ新潟育ち、ブランディングプロデューサーの亀山です。

Narashika(ナラシカ)という屋号でフリーランスとして活動しています。

今日のテーマは「否定を無くすこと」。

ビジネスの現場ではアイデアを出す場面が多いですが、「否定されそう」っていう環境では絶対的にいいアイデアはでませんよね。

また、新しく何かにチャレンジする人の自信とやる気を奪ってしまうのが否定です。

だから否定を無くすことって本当に大切。

そんな否定を無くすことを語らせたらピカイチの先生が、植松努さん。

今回は植松努さんから学んだ、否定が無い世界の素晴らしさについて考えてみましょう。

植松努さんを知ってるかい?

北海道赤平市にある植松電機。

リサイクルに使われる「マグネット」をいう機械を製造している会社です。

つまりは、町工場。

ですが、「植松電機」はその傍らでロケットを作って宇宙開発をしているんです。

「リアル下町ロケット」と言われたりもしています。

そんな「植松電機」の社長が植松努(うえまつつとむ)さん。

亀山が植松努さんの存在を知ったのは数年前にTEDの動画を見たとき。

↓↓

この動画を見てしまい、すっかり植松努さんが好きになってしまいました。

こんな大人が増えたらいいなって。

俺もこんなおじさんになりたいなって。

で、このTEDでの話で感動した内容をまとめてご紹介しようと思います。

「どーせ無理」と言ってくるのは、やったことがない人

植松努さんのTEDでの話の中で、一番印象に残った言葉は「『どーせ無理』と言ってくるとのはやったことがない人」という言葉。

本当にそのとおりだと思います。

2013年に開かれたダボス会議という、経済界に有名なおじさんたちが世界から集まって話し合いをする場があって、そこで「今の子供達が、今は存在しない職業に就く確率は65%」という見込みが発表されました。

この65%っていう数値が信憑性がないという議論もありますが、YouTuberやeスポーツの選手のように20年前には無かった職業が生まれていることは確か。

そして、その割合が増えていくスピードが上がっていくことは間違いないと思います。テクノロジーの進化と情報流通量の増加が後押しするので。

ヒカキンが動画投稿を始めた時に、必死で大人たちが止めていたら、日本で今みたいにYouTuberが活躍する世界は無かったかもしれません。

これからどんどん新しいことにチャレンジしていく人が増えていきます。

亀山もその一人です。

そんなチャレンジャーの自やる気と自信を奪う言葉が「どーせ無理」。

で、そうやっていう人は大概やったことがない人です。

亀山はこの植松努さんの言葉を聴いて、本当に救われました。

自信が持てました。

「なんでそんなことやるの?」「無理でしょ?」「(呆れた感じで)すごいねぇ」って言われたことがあります。

でも、そんな時に心のなかで「お前は自分がやったことないくせに!」と唱えて、乗り切ってきました。

もし、あなたもチャレンジしたい事があるならぜひ植松努さんの言葉を思い出してみてはいかがでしょうか?

否定するんじゃなくて後押しする世界になったら

なにか新しいことを始める人、古くなったルールを変化させようとする人に「どーせ無理」と否定するのは絶対にやめたいし、みなさんもやめてほしい。

以前、東北芸術工科大学の先生が講師の「デザイン思考」に関するセミナーを受けたことがあります。

ワークショップ的に、「お客さんの要望を聴いてオーダーメイドのサイフをつくってみる」という内容だったのですが、そのセミナーで講師の先生が植松努さんと同じことを言っていました。

それは「YES,and〜」というもの。

どういうことか。

セミナーでは4人グループをつくって、お客さん役が1人、サイフをつくる側が3人という構成で、欲しいサイフについてヒアリングをしていくわけです。

で、お客さんが本当によろこんでくれるであろうサイフをグループみんなで話し合いながら、プロトタイプをつくります。

このグループみんなでアイデアを出す時に、否定を排除するというもの。

「良いね!だったらこうしてみたら?」というのは「Yes,and〜」です。

「お客さんが喜ぶ良い財布をつくる」という課題をクリアするためには、いいアイデアが必要。そして、いいアイデアを出すには否定がない環境をつくることが大切ということです。

「こんなアイデア言ったら笑われるかな?」とか「見当違いのアイデアだったらどうしよう」とか「自信がないな・・・」とかって、否定されるかも知れない環境では、発言すること自体に億劫になってしまう。

だから「否定されるかも知れない」っていう気持ちを「Yes,and〜」で排除するわけです。

これが本当に素晴らしい。

ぜひ、あなたも試していただきたいのですが、発言した自分も、誰かの発言を聴いている自分も、どっちも楽しいんです!

で、どんどんどんどんアイデアの数も幅も増えていきます。

ビジネスの現場では、アイデアを出す場面が非常に多い。

いわゆる「ブレスト」ですね。

「ブレスト やり方」でググれば必ず「否定しない」っていうルール説明が出てきます。

「否定されるかも知れない」っていう精神状態では、絶対的にいいアイデアは生まれないし、いい仕事はできません。

どんどん環境が変化していく激動の時代に私達は生きています。

どんどん新しいことにチャレンジしていかなければ、時代に乗り遅れて、気付いた時には手がつけられない状況になってしまいます。

つまり、常にアップデートして行く必要があるわけです。

そのアップデートはもしかしたら新入社員から出てきたアイデアで始まるかも知れません。

「どーせ無理」という否定をやめて、いい方向に進んでいきましょう!

否定しまくっていた自分を変える!

なんだかカッコいいことを言っている亀山ですが、実は否定人間でした・・・

しかも、かつては上司に否定されたことに腹が立っていた側だったのに、気付いたら自分が否定する上司になっていたんです。(泣)

ちょっと具体的にご紹介しましょう。

亀山は大学を卒業して「新潟ケンベイ」という会社に入社しました。食品原材料の問屋で、営業マンとして働いていました。

新潟のこの業界の営業マンて平均年齢がすごく高くて、競合企業のライバル社員は40歳以上なんてケースばかり。

だから、ついこの間までチャラチャラした大学生だった亀山なんかが真正面からぶつかったって、勝てっこない勝負なんです。

そこで持ち前の人懐っこさで、親と同年代ぐらいの社長さんたちとの距離を縮めます。

知識や経験のあるライバル会社とは違ったアプローチができて、結果的に仕事をいただけるようになりました。

きっと、若くてがんばってる亀山を応援したいっていう気持ちを持ってくれたんだと思います。

で、仕事ができないなりになんとかして取ってきた仕事を会社に戻って意気揚々と上司に報告しました。

するとその上司はめんどくさそうな顔。

亀山が取ってきた仕事が今までやったことがないことだったから、上司的には「だったら、違うかたちで売上つくってくれよー」って思ったんだと思います。

この時に亀山は「せっかく仕事取ってきたのに・・・」という挫折を経験しました。たぶん一生忘れません。

月日は流れ、クーネルワークという会社に転職した亀山。

気付いたら後輩というか部下ができていました。

で、毎日自分よりも若くて社歴も短い社員の子たちが、仕事の報告をしてくれるわけです。

「このお客さんにこんな風に対応したいんですが・・・」「これってできませんか?」みたいに。

その度に、中間管理職カメヤマは、かつて自分が挫折を味わったときの上司と同じふるまいをしてました。

すぐに気付いたのではなくて、何ヶ月もしてからです。

ハッとしました。

自分の未熟さを感じました。

だからこそ、フリーランスとして活動している今は、関わらせていただく企業や個人事業主の方と接する時には、否定を排除することをいつも意識しています。

組織の中にいるとどーしても忘れてしまうんです。

だから外部の亀山が気付いてもらうきっかけになる。

自分がされて、自分がしてきた経験だから、否定をなくすことの大切さは心に刻み込まれてます。

まとめ

・北海道で宇宙開発をしている植松努さんという町工場の社長がいる
・植松努さんは「どーせ無理」という否定を無くそうとしている
・「どーせ無理」が無くなればビジネスも暮らしももっと良くなる
・亀山も否定されて、否定してきた過去があるから、今は意識的に否定を無くすようにしている

植松努さんのTEDの動画はこれまでに10回は見てます。

忙しい時なんかはつい、否定をしてしまいがち。

そんな時に、自分を取り戻すために、基本に立ち返るために見させていただきます。

ぜひ、あなたも「どーせ無理」という言葉を使うのをやめて、応援する側にまわってあげてください。

否定が無くなればもっと新潟は楽しく豊かになるはず!

そしてグルーヴが生まれるはず!

ぜひ一緒に新潟にグルーヴを!

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました!

それでは!

ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴



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