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プロモーションって何?ブランディングとの違いって?

日用品を買いに行ったら、普通にマスクが売られているのを見て、みんながマスクをつくり始めたら、マスクもいつぞやのトイレットペーパーのように在庫過多になるのかなと考えている亀山です。

さて、今日はプロモーションとブランディングの違いについて。

日本はもうすぐ人口が毎年100万人ペースで減り続けていく島国なので、新規顧客を取り続けていくのはやっぱりきびしい。

だからこそ、今からファンを増やしておく必要があって、その取り組みがブランディングだと考えている亀山にとっては、「そのプロモーションって本当に必要?」って思うことが結構あります。

なので、ビジネスでは避けて通れない、プロモーションとブランディングについて考えてみましょう!

プロモーションってなんだ?

ビジネスをやっていく上で、「マーケティング」を学ぶことは必要不可欠ですよね。で、「マーケティング」の中でも有名な原理原則が「4P」。

「4P理論」とか「4P分析」なんて言われていますが、要は4つのPについてしっかり考えないとマーケティングはうまくいかない。つまり、売れる仕組みはつくれないっていうことです。

4つのPとはこれ

↓↓

Product(プロダクト:製品)
Price(プライス:価格)
Place(プレイス:流通)
Promotion(プロモーション:販売促進)

つまり、どんな商品をつくって、値段はいくらにするか、どのようなルートでお客さんに届けるか、どうやって告知するか、っていうことです。

もちろんどんなビジネスでも考えないといけない要素だと思います。

たまーにいるのですが、「こんな商品作ったんだけど、どうやって売ればいいかな??」っていう職人マインドをお持ちの方。

「考えてなかったのーーー???」って思っちゃうのですが、意外と多いんですよね。

話を戻しますが、この4Pの中でも今回はプロモーションについて、考えてみます。

日本語訳では「販売促進」と訳されることが多いようですが、ほとんどの人が広告をイメージするのではないでしょうか?

テレビCMだったり、新聞の折込チラシだったり、SNS広告だったり。

「新商品をつくったから、プレスリリースをメディアに送って取り上げてもらおう!」

「お店に来てもらうために、エリアと年齢をターゲティングしてSNS広告を配信だ!」

っていう具合に。

特に、50歳以上の経営者の方は、かなり広告に力に入れているように思います。

きっとその年代の方は、広告が日本の経済を引っ張ってきたことを知っているからだとにらんでいます。

日本経済の発展は広告業界が牽引してきた

高度経済成長の時代に日本はぐぐーんと経済を発展させてきましたよね。

「白黒テレビ」「冷蔵庫」「洗濯機」が三種の神器として、バカ売れして製造メーカーが大成長。

そして、清涼飲料水とかタバコなんかもボコボコ売れていきました。

そんな景気のいい時代を支えたのは広告業界でした。

なぜか。

この時代に売れたのは「嗜好品」。つまり、「贅沢品」です。

贅沢品ということは、戦争で負けて、モノが足りてなかった日本にとっては、今までになかったものばかりなわけです。

今までになかったものということは、それを売るためには説明が必要。どうやって使うのか、どんな良いことがあるのか、どんな気分にさせてくれるのかをお客さんに知らせないといけなかったわけです。

だから、製造メーカーがどんどん品質の高い商品をつくり、それを広告代理店やデザイナーがテレビCMやポスターといった広告を展開して経済が発展しました。

そんな時代を生きた親を持っている、50歳以上の方は広告に対する信頼度が高いのだと思ってます。(あくまで亀山分析)

ここで考えたいのは、イケイケな高度経済成長期やバブル時代と今は違うということ。

2008年に1億2800万人のピークを迎えるまで日本の人口は増え続けてきましたが、これからは減っていくのが決まっています。

そういった環境の中で、今まで通りのプロモーション、つまり広告を打っていていいのかと。

きっと今、もっとも考えないといけないのは、「そのプロモーションは何のためにやるのか」ということ。

ブランディングありきでプロモーションを考えてみる

商品の認知を高めるため

店舗への来客を増やすため

サービスを販売するため

などなど、プロモーションをする目的はいろいろあると思いますが、結構ありがちなのが、単発の施策。

つまり、都度新規顧客を獲得するような取り組みです。

売りたい時にプロモーション、売上がほしいから広告を出すっていう感じです。

これって今の時代っぽくないと思っています。繰り返しになりますが、日本はどんどん人口が減っていくので、新規顧客を獲得していくのは無理ゲー。

だからこそ、常連客となってくれるファンをどれだけ増やせるかが生き残るための道。

そのためにブランディングが必要なわけです。

つまり、プロモーション(広告)が、ブランディング(ファンを増やすための取り組み)に繋がっていればいいと思うんです。

ファンになってもらうためには、知らなかった人に知ってもらったり、有益な情報を届けたり、リピートしてもらうためのオファーを出したりが必要です。

それらが、プロモーション、つまり広告であり、ブランディングのための取り組みだと認識した上でできていれば理想なんだと思います。

逆に何のために広告を出しているのかを理解できていないと、その広告の効果がどれくらいあったのか、次はどんな戦略を打てばいいのかわからないですよね。

でも、最初からファンをつくるため、つまり、ブランディングのためのプロモーションだと理解できていれば、「今まで存在すらしなかった人がほとんどだけど、1万人に名前を見てもらえたな。次は・・・」っていう階段を登れるわけです。

だから、もしあなたがプロモーション(広告)を出そうとしているのであれば、それはあなたの会社や商品のファンを増やすために行われているか、それが成功したら次の手は何があるのか、その次は、その次は、っていうところまで考えてみてください。

くれぐれも、目の前の売上だけではなくて、将来のための常連さん、ファンを増やせているのかも考えてみてください。

ブランディングは、実はめちゃくちゃ地道な取り組みです。でも、一人ひとりファンを増やしていくことが、あなたの会社を支えてくれる存在になり、決してお金では買えない資産になります。

だからこそ、プロモーションも単発だけで終わらせるのではなくて、ファンをつくるためのコニュニケーションになっているか、ブランディングにつながっているかをぜひ考えてみてはいかがでしょうか?

まとめ

・プロモーション(広告)に積極的な50歳以上の経営者は多い
・日本経済の発展には広告業界の努力があった
・どんどん人口が減少していく日本では、新規顧客を獲得し続けるのは無理ゲー
・常連客としてのファンを増やさないとやっていけない
・プロモーション(広告)もブランディング(ファンづくり)につながっていることを考えてみる
・決してプロモーション(広告)を目の前の売上のためだけにやってはいけない

新潟でも、付き合いでテレビやラジオ、新聞の広告枠を買ったりすることがあるようですが、広告を出す目的をしっかり考えたいですよね。

どんな成果を求めて広告を出すのか、どうなったら成功なのか、次はなにをするのか、それが決まっていないうちに広告を出してしまうと、「広告出したけど、どうだったかわからないねぇ。ま、いっかぁ。」なんてことになってしまいがちです。

お金も時間も労力も使って広告を出しているはずなので、そうなってしまうと非常にもったいないですよね。だから、一度広告を出す前に、目的とブランディング(ファンづくり)につながっているかを考えてみてください。

「どんな広告を出したら良いかわからない」

「これがブランディングにつながっているかわからない」

「ブランディングを始めたいけどなにからやればいいかわからない」

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ブランディングプロデューサー
Narashika
亀山友貴

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