『ドングリFM』のハクナマタタ的魅力について語る
人気Podcast番組『ドングリFM』
なるみさん・なつめぐさんという二人の男性が、最近話題のニュースや日常に役立つ面白ネタを話す番組です。
私はここ数週間で、現在Spotifyで聞くことができる200ちょっとのエピソードをすべて聞き終え、どっぷりドングリFMの沼にハマってしまいました。
(そしていまは、それ以前のエピソードを聴くためにSoundCloudのアプリをダウンロードし、完全制覇に向けさらにさかのぼって聞いている最中です)
さて。この番組の一体なにが人々を魅了するのか。
このnoteでは私なりに魅力を考察してみようと思います。
まずはドングリFMの好きなところを羅列
まずは単純に、私が好きなポイントを羅列してみます。
ちなみに私は20代半ばの女性で、家で育児をしながら少しだけ在宅ワークをしているしがない主婦です。都内で会社員をしていたことがあるので二人の会話の中に登場する企業や地名は大体「あ~なるほど!」と思いながら聞いています。
【配信に関すること】
・トレンド満載のお役立ちトーク
・1エピソードの長さが10〜20分程度でちょうど良い
・週に数回更新される
・控えめな音量のBGMと、そののほほん感
・いち人間、いち社会人としての二人の経験談や考え方がユニークで面白い、かつ勉強になる
・二人の発想力が豊かで目からウロコ
・アラフォー世代(30代半ば〜後半)の感覚が知れる
【パーソナリティの二人に関すること】
・距離感が近すぎず遠すぎずで心地良い(なるみさんとなつめぐさんの距離感、パーソナリティの二人とリスナーの距離感)
・飄々として掴みどころがない気もするのに、なぜだか親しみやすい
・常にフラット。リスナーからの質問相談に回答するときも決して上から目線にならない
・二人の声が全然違うから聞き分けやすい
・なんかわかんないけど楽しそうな大人
・トンデモエピソードが飛び出したりするけど二人ともめちゃくちゃ普通のことみたいに喋る、まったく偉そうにしない
【その他】
・届くお便りも面白い、リスナー層が幅広そう
・公開収録やプレゼント企画などのリアルイベントがある
・「裏ドングリ」というコミュニティがある
【極めて個人的な推しポイント】
・ジングル「どっ どどっ どっど ドングリFM」
・何か説明するときのなつめぐさんの「ほげほげ」(一般的には「ほにゃらら」とか「なになに」とか「まるまる」って言う人が多いと思う)
・たま~に聞こえるなるみさんの鼻息(基本的にはなつめぐさんが編集で消している)
サバンナを彷徨う現代人のオアシス、それがドングリFM
ここまでドングリFMの好きなところをつらつらと書いてみましたが、私が特にポイントだと思っているのは、二人の話を聞いているとなぜか癒されるという点です。
男性二人の淡々とした会話になぜ私は癒されているんだろう。
………………………。
さて。
突然ですが、ティモンとプンバァを知っていますか。
名作『ライオンキング』に登場するミーアキャットとイボイノシシのコンビです。(※左から、プンバァ、ティモン)
主人公のライオン・シンバが故郷を追われ行くあてもなくサバンナを彷徨い力尽きているところを、この二匹が発見し、助けます。
子どもだったシンバは二匹に育てられ、立派なオスライオンへと成長します。
ドングリFMはまさに、世知辛い現代社会(=サバンナ)で生きる私たち(=子ども時代の迷えるシンバ)の前に突如出現するオアシスなのです。
個人的には、自分のペースでどっしり構えているけど実は常識があり、心優しく、食べるのが大好きなプンバァがなるみさん。
頭の回転が速く策士、口が達者でお調子者、ときどき世話焼き、なんだか憎めないティモンがなつめぐさんのイメージです。
ドングリFMが醸し出すハクナマタタ感
ティモンとプンバァの合言葉は「ハクナマタタ(Hakuna Matata)」
スワヒリ語で「どうにかなるさ、くよくよするな」という意味の言葉です。
ドングリFMの二人の元に寄せられる相談の中には、就活・転職・仕事上の悩み・人生における悩みなど、ときには重ためのものも。
そんな相談に対する二人の回答は、ユーモアを交えて、それでも実は真剣に、そして最終的には「大丈夫、なんとかなるぜ」と思わせてくれる。
「お前ライオンかもしんないけど、俺たちと一緒に虫食ってここで暮らせばいいじゃん」
そんな突拍子もない提案に、思わず悩みも吹っ飛んで笑ってしまう。
肉食動物だから肉を食べなきゃいけないとか、ライオンなんだからライオンの群れに戻らなくちゃいけないとか、そういう固定概念をぽーんと飛び越えたところにいるような、不思議な二人なのです。
尊敬できるのに身近で親しみやすい。
二人はまるでティモンとプンバァのようです。
故郷の危機を救うため、私たちは居心地の良い場所から飛び出し、サバンナを抜け、闘いにいかねばならないこともあります。
でもまたいつだってまたあのオアシスに帰ればいいのです。
オアシスに戻ればティモンとプンバァはいつも通り陽気に歌を歌いながら暮らしているでしょう。
そう。それがまさに、再生ボタンを押せばいつもと変わらず二人がそこにいてくれる、『ドングリFM』なのです。
え?意味わかんない?
でも私が重要だと思うのが、二人がずっと一定のテンションを保って、ずっと配信を続けてくれているということなのです。
「やりたいようにやればいいじゃん、生きたいように生きてればいいじゃん」
そんな自由な雰囲気の二人を見ていると、私はなんだかとっても、ホッとするのです。
最後に
いろんなドングリFMリスナーさんがいる中で、突然謎のハクナマタタ理論をかましてしまい、「なんだそりゃ」と思われないか不安です。(多分思われる)
私はいま、フリーランスとして家でほんの少しお仕事をもらえているとはいえ、20代中盤の貴重な時間を息子と二人っきりで家で過ごしていることに焦りを感じる日々を送っています。
ほかの同世代がバリバリ仕事して昇進していくのを見て、私はこれでいいのかなと不安な気持ちになることもあります。
そんなときに出会ったのが『ドングリFM』でした。
「育児中に社会から置いていかれないようにトレンド多めのPodcastでも聞いてみるか」、そんな気持ちで情報収集のために聞き始めたドングリFMは、いまや私の心のオアシスになりました。
「世間ズレしたくないからちゃんとニュースやインタビューを読もう」と新R25やNewsPicksや日本経済新聞なんかを見て余計焦ったり疲れたりしていた私に、そっと寄り添ってくれました。(もちろんどれも良いメディアだと思っています)
なるみさん、なつめぐさん、勝手に陽気なミーアキャットとイボイノシシにしてしまって大変申し訳ありませんでした。(でもあのイラストは結構可愛く描けたと思う)
大ファンになったのでnoteに想いをしたためました。
あ、なつめぐさんのヒゲ描き忘れちゃった……。
おわり。
「ドングリFM」Twitter:https://twitter.com/dongurifm
「ドングリFM」公式サイト:
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