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実験しました!これからへのヒント。

おとといお願いして、昨日実施した村でのzoom接続実験。
いつもは少人数で、双方向で対話したり、顔の見える関係性を短い時間の中でもつくることを大事にしている私たちですが、今回は、敢えて「最大何人まで接続できるか?!」という検証でした。
その理由は、ある小学校から「この期間に子どもたちに、今だからチャレンジできる学びを届けたい」とお声掛けいただいたから。

”いまだからチャレンジ”に込められた想いは、こういう状況であるからこそいつもは提供できない種類のリアルな学びを、という意味とこういう時だからこそ大人が挑戦したり、うまくいかなかったりする姿をそのまま見せたいという意味があるようでした(先生から話を聞いて私が感じたことです)。

いままで”忙しかった”子どもたちにとって、いまは自分の興味の眼、何かこれを知りたい、やりたいという芽を育てる期間じゃないか?!と兼ねてから思っていたので、いつもの自分たちのスタイルをちょっと変えて、いつもより多い人数に届けるためにはどうしたらいいか、を考えるための実験でした。

実験結果と発見

お昼の時間に村に飛び込んでくれた皆さん、ありがとうございました!

実験その1、最大時13名が接続。比較的スイスイ旅を進めても、画像さんも音声さんもそれほど問題なく楽しんでもらえた模様。

実験その2、最大時21人の方にご参加いただきましたが、画像・音声ともに相当ハードル高かった・・!
(実験2にご参加いただいた皆さん、ごめんなさい・・後でレコーディングした映像を紹介しますね!とお伝えしたけれど、レコーディングもオンラインでやるので、結果相当なコマ送り具合でした・・唯一最後の”岐阜の薬売り”おばちゃんたちとの対話がお届けできてよかったかな・・でも皆さんのおかげで旅するzoomは次に進んでいきます!)

実験からの学びは
・村での接続の最大人数は15名
・重要なのは、エリアより『時間帯』日本時間11-13時Cam時間9-11時最高!
(カンボジアのお昼の時間に近くなればなるほど、たぶん回線利用者が増えて混雑する。お昼休憩の時にふっとスマホに手が伸びるのはどこも同じか)

接続面以外にも、
・インタラクティブをどう生み出すか
→専用の時間を設ける?届けると受け取るのリズムをつくる?
・子どもたちのその瞬間の興味のアンテナをどこまで拾えるか
→結構画面の向こうの皆さんに表情を見ながら拾っている情報多いんだなと発見。

などなど、大人数でやってみたがゆえの発見が。”いつもの形”を崩してみた結果、”いつもどうやって、何を手がかりにやっているのか”を因数分解できたことも。これからしばらくこのテーマの旅は続きそうです。わくわく、にやにや。

この条件下で、どうやって届けるか!が次なるステップです。
今回は小学校からのリクエストがあっての企画ですが、もっと少人数の子どもたちに届ける機会があったらいいかもしれないとも思っています。

30分の実験×2回だったけど、飛び込んでくれた方からいただいた声に、やっぱり旅するzoomをやる意味は一瞬の生きる中で生まれる一瞬の歓びや驚きを、空間を超え、文化を超えて、誰かとともにできることだなと。
「短い時間だったけど、あったかくなりました」
「今度はお母さんのお料理教えてほしい」
「世界は変化してるけど、マンゴーが薄いジャムになるのは変わらなくて、子供たちは見るたびに増えていてサイコー!」

物理的に離れた距離にいても、空気感を届けることと、物理的に離れていなきゃいけない時だから飛び越えられる壁を一緒にジャンプできるこういう機会が、今、どんどん増えていったらいいなと思います。

実験にご協力いただきありがとうございました!
実際には超えなきゃいけない制約がいろいろあるんですが、うまく仲間と道を探して、小学校の子どもたちに届けられる形にしていきます。

また、報告しますね。


2020.4.23





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