見出し画像

『教えて!村のおとーさん!』 Vol.01

私たちが足繁く通う、カンボジア中部のコンポントム州のある村に、素敵なおとーさんさんがいます。
村長であり、いつもホームステイでお世話になる家のおとーさんでもある。
立場にあぐらをかかず、必要とされる場面を探して、いつも自ら出て行く。(村の中の夫婦喧嘩の仲裁とかもやる)
家にいるときもゆるやかに、だけどずっと何かしら小さく仕事をしていて、その合間にまた相談者がやってきたり、という具合。
たまに時間が空くと、じいちゃん大好きな孫たちを膝に乗せている。

その背中、その生きる姿勢に古代の香りを感じるおとーさん。
そんなおとーさんに、私たちが日々生きる上でのお悩みを聞いてみたら、なんて答えるんだろう?というのがこの企画の始まりです。
きっと、私たちには想像もつかない角度の答えが返ってくるのでは?

『教えて!村のおとーさん』Vol.01
プノンペン在住、2児のママからの質問。
「学校が休校になって、子どもたちがずっと家にいるんですが、何をしたらいいでしょう?」

おとーさん:うん、そうですね。ゴミ拾い、はどうでしょう?

うちの村でも、学校が休みになりました。急にお休みになってから2回ほど、小学校6年生の、体力のある子どもたち20人くらいにそれぞれ、家の周りのゴミ拾いをやってもらいました。

外の太陽のしたで、体を動かして、汗をかくのは人間にとって自然なこと。
だから、体にも、心にも大切です。

特に子どもたちは、家の中にずっといるのはむしろ健康的じゃないと思う。

大人数で固まらないように、終わったあとにきちんと手を洗う、マスクや布を巻く、などは大人を通じて伝えています。
気をつけなければいけないことに気をつければ、外で体を使って何かする時間がある方が、子どもたちにはいいと思います。

おとーさんからは、以上です。

子どもたちが家にいると、子どもたちのエネルギー量と家の大きさが合ってないなと感じることがしばしば。
壁に囲まれた空間にいると、ご近所さんへの影響が気になったり、つい物が倒れるー!とか、怪我するー!と思って子どもたちが持っている生命本来の元気まで、イライラの対象になってしまうもの。あえて自然の中に出てみる(SOCIAL DISTANCEはとりつつ、地域の方針を守りつつ)&ちょっとだけ家の周りを綺麗にしてみる(日本にはそもそもゴミが落ちていない可能性もありますが)ものいいのかも。今まで気がつかなかった、お家発見・ご近所発見があるかも。

VOL.01 おとーさん、ありがとうございました!


*各国、各地域緊急事態宣言や外出禁止など様々な中、地域の暮らしを守る視点を失わず、それぞれのいる場所で、できることをできる範囲でが原則だと思います(日本も地域によって差が出てくる時期かと)。
この質問への回答は私と村長の会話の中で交わされたものであり、こういう在り方を強く勧める意図ではなく、あくまで個人間での記憶に留めたい対話のおすそ分けです。

制約がある中でも、自然からエネルギーをもらったりお返ししたりしながら、これからに向けて、みんなで暮らしのチューニングをしていけたらいいなと思っています。

2020.4.8

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?