js-STARの教科書 XR+対応版 #27 〜5.分散分析(3) 2要因分散分析
5.5 2要因分散分析
基本的な使い方は、1要因分散分析と同じです。
■画面構成
<要因名・水準数・参加者数の設定>
要因名や水準数、各水準の人数を入力します。要因名は、ユーザーが自由に入力できます。日本語も使えます。初期値のままでもOKです。
<データ入力セル>
セルレイアウトです。各セルにキーボードから値を入力します。
<一括代入エリア>
半角スペース、カンマ、TABのいずれかで区切られた数値データを一括してセルに代入できます。表計算ソフトなどとの連携に利用します。
<Rオプション>
Rプログラムのオプションを指定します。
<多重比較設定>
交互作用が有意なとき自動的に単純主効果検定を実行し、さらにその結果に応じて多重比較を実行します。実装されている多重比較法は4種類です。複数の多重比較を同時に実行し、結果を比較できます。
・LSD法(最小有意差法)
・Tukey-kramer法(HSD法)・・参加者間計画のみ
・Bonferroni法
・Holm法
■使い方
AsB(2要因混合計画)を例に説明します。ABs(2要因参加者間)、sAB(2要因参加者内)でも使い方はほぼ同じです。表計算ソフトなどにあらかじめ分析用のデータが入力されているとします。
0. 手法【AsB (2要因混合)】を選択します。
1. 要因名・水準数・参加者数の設定をします。
2. データを入力します。
3. 多重比較法の【チェックボックス】をチェックします。
※ 要因Aあるいは要因Bのどちらかの水準数が3以上の場合に利用するので、下の例では必要ありません。
4. 【計算!】をクリックして計算結果を出力します。
5. 結果を保存します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?