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nap 54. 働きアリの話

どんなに真面目に、誠実に、基本に忠実に働いていても、自分のミスでない失敗が、私に降りかかってくることがある。

なまじ自分も関わったために、降りかかってきたものは私の手元に残ってしまう。

誰がどう見たって貰い事故のようであっても、手元に残ったものは消えてはくれないし、誰にも受け取ってはもらえない。

私が始末しなければいけない。

そんなことが、忘れそうになった頃に、ふとすぐ隣に、さも当たり前のように、再来、居座っていたりする。

完済の無い勉強代に、心が折れそうになった。

(まだまだ折れやんけど。)

私には、熱苦しいところがあると自覚している。

周りが、もっちゃりもっちゃり働くなかで、私は私の気持ちの良さを満たしたくて、圧をかけながらもっちゃり共を急かすようなところがある。

尚且つ、働きアリである自分が正しいと思い込んでしまう。今この瞬間でも、簡単にそう思える。

なぜ、
いつも正しく、誰よりも働く蟻が、何度も何度も、砂利を撒き散らされなければいけないのだろう。

そんなことを思ってしまう。

報酬が誰よりも多くなるとか、半年に一回くらいしか会わない上司の評価に繋がるとか、そんなことで私の気持ちは報われない。

ただ、

同じ空間で働く、尊敬するひとたちに頼りにされたなら、明日もがんばろうと思うのだ

働きアリは、なんやかんや好きで働いている

働きアリのレクイエム


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