再放送ドラマ、あんまり古く感じない?

一昔前の再放送ドラマたち

子どもの頃に見たドラマの再放送は、どれもすごく古さを感じるものが多かった気がする。
「北の国から」とか古いほうの金八先生とか「はぐれ刑事」あたりを見ると、髪型や服装なんかがものすごーく古くて、さぞや昔のドラマのように感じていた。

トレンディドラマと呼ばれていたドラマ、ぎりぎりリアルタイム世代だと思うのだけど、自分が中高生の頃に新作で放送されていたドラマもやっぱり今見返すと、ちょっと古めかしく感じたりもするけれど、子どもの頃に見た感覚に比べると、それほどでもない。

そして最近の世の中になって急きょ増えた再放送ドラマたち。各局でその取り上げているドラマの年代はバラバラだけれど、放送時が2010年代以降のものは、ほとんどどれも古くは感じずに、ついこないだやってたドラマくらいの感覚にしかならなかった。

「古く感じないのは自分だけ」の可能性

細かく制作された時代とその世相を調べれば、もっとましな答えも見つかりそうなものだけど、一切の根拠なく主観のみで考えてみる。

1番わかりやすく浮かんだ理由は、地デジ化による画質の向上。
画面サイズも横長のそれになる前と後では、明らかに見た目が違う。
地デジ放送になる前のドラマは一発で年代が古いとわかるから、より古く感じやすいのかもしれない。

地デジ化以前の子ども時代に感じた古さの理由はこれには当てはまらないけれど、やはり昭和のドラマ画質に比べたら平成中期あたりのドラマは画質が違うから、すべてを含む映像としての質感が変わったことは、わかりやすい理由のひとつだと思う。

次に感じたのは、メイクや髪型、服装のはやり廃りの変遷ぶり。
肩パットが入っているかどうかとか、時代の代名詞的なものが見えると今じゃない感が強まるのかもしれない。
トレンディドラマと呼ばれていたぎりぎりの頃はキムタク時代でもあったと思うけど、アイコンになるようなインパクトがあったかどうかでも、古さに影響している気がする。

だけど、どれもこれも説得力は今ひとつ。
というか、だんだん考えることに飽きてきていて、最終的に自分が老けたからなんじゃね?という雑な考えに落ち着き始めている。

今、子どもである世代にとって見たら、私にはつい最近に思えるドラマも古く感じている可能性なのかもしれない、と思い始めている。

なんの検証でもない、思いつきをダラダラ書いているだけだからなぁ……

とにもかくにも。
再放送でも楽しめるって、本当にこの苦しい時期に唯一といえるくらいの嬉しい出来事で、特にTBSさんのドラマはリアルタイム以上にがっちり観ている気がする。
録画して当時だって何度も見ていたのに、今でも何回でも見られてしまう。
それはひとえに、丁寧なコンテンツづくりに注力してくださっているおかげなのだと、ドラマ部門の皆々様に感謝の念を送りつつこの文章を書いている。

ときおり評論家気取りでドラマの面白さと面白くなさを分析することを何度もしていて、誰に読んでもらうことなく書き綴っていたのだけど。
機会があったら、また偉そうな視点から書いてしまいそう。

再開されたドラマ制作スタッフの皆様、キャストの皆様が安全で無事に打ち込めますように。
新作放送開始のその日まで、再放送を見ながら待っています。

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