中国人からの質問「日本人はITをする女性に対して、特別な見方がありますか？どのようにして日本人が私たちを友達として見ていると判断できますか？」

中国のプログラマー、おそらく女性の方から質問があったので回答しました。

日本人はITをする女性に対して、特別な見方がありますか？

日本の会社に女性のプログラマーは少ないです。だから女性のプログラマーと同じチームで働いたことのない人も多い。僕も女性プログラマーと働いたことがない。さらにそもそも女性とのコミュニケーションに不慣れな人もいます。そのような背景から偏見を持っていたり男性の方が優秀だと信じてる人もいます。

近年女性のプログラマーのためのコミュニティもいくつか作られるなど啓発活動が行われています。また欧米の会社では女性のプログラマーがイベントで積極的に登壇もしています。そのような姿を見て、日本の会社でも女性のプログラマーが活躍できる場がもっと必要だと思う男性もいます。

どのようにして日本人が私たちを友達として見ていると判断できますか？

友だちの定義が人によって違うので普遍的な法則はありません。

僕の個人的な意見になります。仕事をしているなら仕事以外の時間を共有する人は友だちです。

学生ならお酒を一緒に飲んだらだいたい友だちかな。

中国人の友だち観と日本と違う

一般的に中国人を友達に対して密なコミュニケーションを求めます。日本で言うところの「大親友」が中国人にとっての「友だち」と言ってよいくらいです。

日本人は友だちの範囲が広くて知り合いとあまり区別がないという人もいるでしょう。中国人は明確に友だちとそうじゃない人を分けてる感じがあります。

一つの見方として中国は人口が多いため信用できる人とそうでない人の見極めが必要となります。「コイツは信用できるのかそうでないのか」という見極めは日本の場合、時間をかけて調査を行います。中国の場合、短期間（初対面のときもある！）で一気にいろんなことを聞き、プライベートまで理解して信用できるかを見極めます。

以上のような背景から、両者の違いを理解していないと中国人にとって日本人はとても冷たく見えます。友だちになろうとしても（友だちになれるかどうかの見極めを測ろうしても）そのとっかかりすらできない状態になります。

だから質問者の中国人の方は日本人にとっての「友だちの基準」を知りたいのでしょう。