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公園のトイレ問題

みなさんこんにちは!さいとう尚哉です。毎日街頭活動等をしていると、愛犬のペキニーズとデートする機会が少なくなります…。とはいえそこはさいとう尚哉の愛犬。1匹でも幸せそうに毎日過ごしており、ブーブーといびきをかいている寝姿が愛おしくてたまりません。さて、今日は「公園のトイレ問題」について議論したいとおもいます。

上中里駅で街頭活動をしていたら、子供と一緒のお母さんと話をする機会がありました。「政策についてアドバイスください!」と申しあげると、お母さんならではの大変貴重な御意見をいただきした。

「公園のトイレが汚すぎる」

公園は子供な活動する場所のひとつです。特に東京都ではのびのびと運動できる場所が限られており、公園は子供の成長のためにも大変重要な施設のひとつとなります。

そんな公園のトイレが清潔ではないことで、保護者は大変苦労しています。子供がトイレをしたくなるたびに、近隣の商業施設や自宅との往復。さすがに子供の成長のためとはいえ、公園を敬遠してしまうのも理解できます。もちろん清掃業者はプロフェッショナルで、清掃直後は綺麗になるのですが、少し時間が経過するとすぐに元通りになります。

また、トイレそのものが老朽化しているという事例も散見されます。例えば北赤羽の高架下にある児童遊園ですが、トイレがなかなかシャビーな雰囲気で、元気に遊んでいる子供達が気兼ねなく使用できるものではありません。

子育て政策といえば、待機児童対策等を想起されるとおもいます。一方、公園のトイレという都市環境を整備することも、子育て政策のひとつであるということが御理解いただけるとおもいます。

そんな公園のトイレ問題。例えば渋谷区では、日本財団と協業してトイレを快適な空間へと変革するプロジェクトを実施しています。

日本財団は、誰もが快適に使用できる公共トイレを設置するプロジェクト「THE TOKYO TOILET」を実施しています。本プロジェクトは多様性を受け入れる社会の実現を目的とし、東京都渋谷区内の17カ所に新しい公共トイレを設置いたします。

トイレは日本が世界に誇る「おもてなし」文化の象徴。しかし、多くの公共トイレが暗い、汚い、臭い、怖いといった理由で利用者が限られている状態にあります。本プロジェクトでは、渋谷区の協力を得て、性別、年齢、障害を問わず、誰もが快適に使用できる公共トイレを区内17カ所に設置します。世界で活躍する16人のクリエイターに参画いただき、優れたデザイン・クリエイティブの力で、インクルーシブな社会のあり方を広く提案・発信することを目的としています。加えて、従来に比べ清掃をはじめとしたトイレの維持管理を強化することで、訪れた人々に気持ちよく利用していただき、さらに利用者自身が次の人のためを思う「おもてなし」の心の醸成も目指していきます。

今回完成した3カ所は恵比寿公園トイレ(片山正通氏)、代々木深町小公園トイレ・はるのおがわコミュニティパークトイレ(坂茂氏)で、8月7日には恵比寿東公園トイレ(槇文彦氏)、東三丁目公衆トイレ(田村奈穂氏)が、8月31日には西原一丁目公園トイレ(坂倉竹之助氏)、9月7日には神宮通公園トイレ(安藤忠雄氏)が竣工予定で2021年度までにすべてのトイレの設置を終える予定です。対象となる公共トイレや参画クリエイターは別紙をご参照ください。なお、トイレの設計施工には大和ハウス工業株式会社、トイレの現状調査や設置機器の提案にはTOTO株式会社のご協力を頂き、トイレの維持管理に関しては、日本財団・渋谷区・一般財団法人渋谷区観光協会が三者協定を結び、実施しています。

https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2020/20200805-46948.html

著名なクリエイターとコラボレーションしているあたりさすがで、Twitter等でも大変話題になりました。もちろん先進的なトイレを建設する必要性については多種多様な意見があるとおといますが、少なくとも公園のトイレを快適なあるものにするという渋谷区の政策目標は十分評価できます。

北区議会でも度々指摘されている公園のトイレ問題。解決するためにはどうすればいいでしょうか?

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