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SLOCの世界を支えるブロックチェーンと新しい時代のシェアリングエコノミー/第24回ブロックチェーン研究会

今月も引き続き、皆さまの安心安全確保を最優先させていただくため、6月のブロックチェーン研究会会場開催も中止させていただくこととなりましたので、収録版をお届けします。

藤原直哉より

“シェアリングエコノミーは、非常に大きなパラダイムです。そこには、地球環境をシェアして、みんなでサステナブルな社会にしようという循環型経済の考え方も当然入ってきます。その細かくて、面倒で、膨大で、間違いが許されない部分を管理する裏側にブロックチェーンが入っていくことが前向きな考え方なのです”

“SLOC(Small, Local, Open, Connected)という4つの特徴を持ったシェアリングエコノミーをブロックチェーンが支える。そういうシステムが循環型経済も支えていくのです”

“今回のコロナウイルスで、観光業あるいは観光業の中で非常に広がっているシェアリングエコノミーが非常に大きな打撃をうけた状況ですが、これでシェアリングエコノミーがなくなるとは、みんな思っていないのです”

“ビジネスモデルが崩壊したわけではないのです。シェアするとか、人々が一緒に暮らすということは、昔からやっているわけで。いずれ戻ってくると。しかし、それがいつになるのかはわからないので大変なのだという状況なのです”

“ギグエコノミーやシェアリングサービスに携わる人達も社会を支える人達として、アメリカでは支援・給付金の対象になったのです。これは大きな前進であり画期的なことなのです”

“今回こういう働き方が、1つの社会の働き方として認知されたことは間違いないと思います。実際、こういう人達が働いてはじめて社会が回る部分もけっこう大きいですから”

“ギグエコノミーの労働者を労働者として認めたことは、大きく時代は前に進んだことをあらわすことは間違いないと思います”

“大きなショックが大きな変化を加速させる触媒になることがあるのです”

“質屋はシェアリングエコノミーとは言わないのです。インターネットを使って、ものやサービスをお互い提供し合う・出会う場がシェアリングエコノミーです”

“ブロックチェーンを使って、車や運転手の健康状態を常時監視する方が安全かもしれません。過去の運転履歴・運転癖などの評価。プロと素人。IoTとブロックチェーンにより整備状況を計測管理して、AIにより分析して、車の状態が常時わかっていれば、規制に従っての車よりも安全かもしれませんね”

“シェアリングエコノミーが、今までの伝統的な仕事のやり方を根本的に変えてしまうことだけは間違いありません”

“ソフトの占有率はあるものの(独占でなくシェア)、無数の個人がのっかっているため、ビジネスの独占は考えられないのです”

“ただ単に料金が安く済むとかの小さな話ではなく、もっと大きな、これからの経済の構造を支える部分になっているとういことです。SLOCが示すこれからの社会のつくりかたそのものになっているのです”

“ただ単に使い終わったものを回収してリサイクルすることだけでなく、それ以前の使うところとか作るところまで配慮をするところまでが循環経済なのです”

“新しい社会の課題を自分たちで見つけて解決していこうという動きは、ますます活発になっていきます”

経済アナリスト・藤原直哉(藤原情報教育研究所)

第24回 特集/ブロックチェーンとシェアリングエコノミー

2020年/令和2年6月会場開催なし・収録

・広い意味で使われるシェア
・サーキュラーエコノミー_循環型経済
・悲観論に包まれたシェアリングエコノミー
・封鎖閉鎖_社会的距離とシェアリングエコノミー
・苦境に立たされているサービス
・Shared pain
・国際線利用での行き来は2023年以降の可能性
・ギグエコノミーとシェアリングエコノミー
・ウイルスでひどくやられた兼業業務に携わる人の苦境
・感染リスクとシェア
・いずれの回復_ゆっくりの回復
・投資家の意欲とシェアリングエコノミー
・生きているビジネスモデルと安全性の問題
・疫病の流行を繰り返しながら刻んできた我々の長い歴史
・あらゆる面でシェアしないとコストがまかないきれない
・質の良いサービスを受けられることのインパクト
・IPOにて310億ドルを集めたAirbnbのこれまでと今とこれから
・ギグエコノミーをめぐる1つの方向
・COVID-19によりシェアリング経済が拡大する
・Z世代_9.11にリーマンショックに分裂していく過程とテクノロジーと貧富の格差
・世代間の断絶の課題_テクノロジーに対する向き合い方
・社会的距離によるシェアリングエコノミーへの良い効果
・コロナ後も根付く可能性のあるサービス
・働く人の5人に1人が失業保険申請をしている米国
・安心して仕事ができるか_安定した仕事ができるか_未解決の整備
・シェアリングエコノミーは絶望経済なのか
・所有にこだわる世代と所有にこだわらない世代の一番の差
・分散した企業や人やものやサービスがつながっていく
・知らない者同士がシェアし合うところに本当のすごさがある
・三角形の関係
・Trustless_信用力での安全担保ではなくシステムによる安全担保
・不正を防ぐ_安心感をどこに求めるか_自分たちでの安全確保
・シェアリングエコノミーの一番真ん中_誰が借り手と貸し手の間の安全を保証するのか
・定義が1つではないシェアリング
・'online gig economy'
・'peer-to-peer economy'
・需要と共有の出会い
・'experience economy'
・シェアリングエコノミーが起こす分岐的イノベーションと創造的破壊
・個人が持っている資源が市場に出てくるギグエコノミーの効果
・価値の基準_交換手段
・未熟練労働者間の競争の課題
・企業進出ではなくアプリの世界のシェアリングエコノミー
・規制とは別の社会的責任
・シェアリングエコノミーを普通の経済と同じように規制をしていいのか
・どのように規制をかけるのか_どの程度規制をかけるのか
・上からの強圧的な管理に向かないシェアリングエコノミーの世界
・偏見をなくす効果_不景気でひどいコミュニティや障害者の経済的なチャンス
・イノベーションは社会の目的を解決するのか
・お金儲けのイノベーション問題
・我々の経済にとってどういう意味があるのか
・世界がより良くなるため
・富であり繁栄であり人々のより良い生活のため
・SLOCの世界とシェアリングエコノミー
・本当に良いものは国境を越えてシェアする
・人々の生活の向上に役立つことがたくさんある
・SLOCの社会の1つの基盤_シェアリングエコノミー
・新時代のシェアリングエコノミー
・ふと気がついたら身の回りが商売道具だらけ
・既存のビジネスを続けることの大変さ
・地球環境を良くする循環経済とシェアリングエコノミーの相性
・今日捨てたものが明日の資源となる
・みんなでシェアする地球環境を支える経済
・売り切り買い切り使い切りの課題_今までの経済や生活構造を変える効果
・電気を借りる考え方と循環型経済
・リニアエコノミー(直線経済)とサーキュラーエコノミー(循環型経済)
・Take_Make_Dispose
・まるで無限の資源があるかのごとき状況
・資源は有限でるという前提のもとで成り立っている循環型経済
・リサイクルするということにとどまらない考え方
・電球を売るのではなく電気を貸す
・Make_Use_Return
・物理的にものを売っているというよりもサービスプロバイダーをやっている企業
・100%循環型経済のものをつくる
・生産から消費まで製造から修理から廃棄物の管理まで全てをまとめた循環型経済
・変化するためのコストとものの考え方
・大量生産大量消費の製造業とはだいぶ違う世界
・循環型経済_何かに変わる健康な食品_ゆりかごからゆりかご
・ブロックチェーンを使った循環型経済
・廃棄物の問題と同時に提供の仕方や使い方の問題
・ただ単に他人の問題ではなく、自分自身の問題にもなってくる
・社会全体を変えていく大きな力

シェアしながら学び合うブロックチェーン研究会

日々進化しているブロックチェーンの世界、インターネット以上に世の中を変える新しい信用基盤の構築、ブロックチェーンについての海外情報(英語版を日本語にて解説|藤原直哉)をもとに、ブロックチェーンが普及した世の中でどう生きていくかを研究している「シェアしながら学び合うブロックチェーン研究会」(2018年6月より毎月第2水曜日開催・2020年3月より直接会場開催中止中・収録型にて継続中)。

今後のブロックチェーン研究会(予定) 
7月以降の会場開催日程は、下記の通り予定しておりますが、日々刻々と変わっていく新型コロナウイルスの状況、国内外の情勢を鑑みながら、今後も収録もしくは会場開催の判断させていただきます。

7月8日(水)・8月26日(水)・9月9日(水)・10月14日(水)・11月11日(水)・12月9日(水)

*次回7月のテーマは、ブロックチェーンと人工知能 です。

研究会メンバーの皆さまとの再会が叶いますことを藤原・樋口ともに心より愉しみにしております。

なお、2月から5月へ延期開催を検討しておりましたイベント:ブロックチェーンと私たちの未来は、新型コロナウィルスの深刻化に伴い、皆さまの安心安全確保を最優先させていただくため、直接会場開催を見合わせていただくこととなりました。

コロナ収束後には、私たちの想いに共感してくださる方・ご興味ご関心をお持ちくださる方からご一緒いただけます場を必ず実施したいと考えております。しかしながら、いつになるのか現況では日程をお伝えすることができず大変心苦しく思っております。

このご時世だからこそ、私たちの暮らしに寄り添うブロックチェーンの魅力をお届けしていくことも続けてまいります。毎月のブロックチェーン研究会動画とは別に、藤原と樋口での収録動画や新たな企画をわくわくしながら準備中です。

今後も、noteページにて情報共有を続けてまいりますので、時々ちらっと覗いていただけましたら嬉しいです。

動画販売

6月特集/ブロックチェーンとシェアリングエコノミー(藤原直哉解説)の動画(01:56:26)は、下記よりご覧いただけます。


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