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コミュニケーションは「知らない前提」が命

先日「プレゼン」を学ぶセミナーに出席してきた。

起業してから特に営業でのプレゼンみたいな機会はないのだけど、セミナーで話をさせていただく回数は多くなった。

まあ家族や友人に対して意見を伝えるときも言わば「プレゼン」の要素は強いから、会社云々ではなく人生において重要なスキルだと思う。


結論から言うと最高に面白くて、主宰するセミナーを含め、今後の自分のコンテンツを格段に良くできる自信も得た。

というか逆に、これまで真剣に勉強したことがないテーマだったこともあり、「今までよくやってきたな…」みたいな気持ちにもなった。

やっぱり、新しい学びがある場所は気分が上がるものだなと改めて感じる。


ちなみに、そのセミナーの冒頭で話されていたのが「知ってる前提をやめよう」というものだった。


「相手が知っている前提で話さない」ということ。

これは簡単なように聞こえて、案外難しい。


たとえば僕は起業するまえ百貨店で働いていたのだけど、ぶっちゃけアパレル業界での常識なんて一部のコアな人たちを除けば、一般的にはほとんど浸透していない。

にも関わらずショップ店員は「去年ってパステルカラーが流行ったじゃないですか〜」とか普通に言う。お客さんは「いや知らんがな」となる。

こんなシーンは幾度となく目にしてきたけど、上記のように「共通認識」を作ることに失敗した時点で、店員のプレゼン=提案はほぼ通らない。


あるいは「幹事やるならとりあえず中華だよね」みたいなことを言われても「?」となる人は多いだろう。

※中華料理が嫌いな人は少ないから店選びとして無難だと言われている


だから、相手がそのジャンルに詳しくない、もしくはまったく知らない前提で話し始めるというのは本当に重要なポイントだなと。

前提共有ができるか否かで、そのあとの浸透具合は大きく異なってくる。


実際のところ、自分がやりたいことや意見を誰かに話すときって、頭のなかでそれなりに揉んでから伝えることが多くないだろうか。

どこかへ旅行に行くとしても、アーティストのライブに参戦するとしても。もっと身近なところで言えば、今度の飲み会のお店だってそうだ。

自分の頭の中では少なからず、「あーでもない、こーでもない」を繰り返したあとで話すケースが多いはず。


だからプロセスをすっ飛ばして結論としてでた答えだけを伝えがちなのだけど、「前提」から丁寧に共有してあげること。

ここを意識するだけで、格段に自分の提案は通りやすくなると思う。


余談だが、コピーを取りたいときにも「急いでるので先に使わせてもらえますか?」と言うだけで、「コピー機を使いたい」と単に伝えるよりも譲ってもらえる確率が上がるらしい。

この話を聞いたときには「え?そんなことで?」と感じたけれど、これも「急いでる」という前提を作った効果だと思う。


自分と相手の知識が必ず一緒のレベルであるはずがないし、口にせずこちらの想いが伝わるわけもない。

「知らない前提で、丁寧に伝える」。

それができれば、僕らのコミュニケーションはもっと円滑になるかもしれない。

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あれ?神様ですか?
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起業家/本気の人生を掴むため個人ビジネスで独立。高校野球などスポーツ観戦が趣味。マンガとファッション、ワンオクが好き。挑戦中のビジネスからコラムをお届けします。無料のメルマガ講座も発行中(https://inoue-naoya.com/mailmagazine/kindle/)