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関西じっくり滞在記(43):伝統と歴史深き京都御所へ⑦―帝のプライベート空間・御常御殿なども見ていきます

こんにちはこんばんは、ナオティです。ここまで紫宸殿や小御所などを見て回り、今回で御所の内部は最後になります。

さて前回見た小御所の北側には、皇族のプライベート空間が広がっています。そのうち小御所のすぐ北側にあるのが、「御学問所」という建物です。

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小御所とは廊下でつながっている場所で、文字通り皇族のお勉強のための空間です。見るからに障子の向こうがお勉強部屋で、いかにも集中できそうです。

きっと偉い学者さんから講義を受けていたんでしょうね。そういえば今でもたまにニュースで皇族が著名な研究者の講義を受けたという話がありますけど、あれと同じかもしれませんね。

ちなみにこの御学問所こそが、前回触れた王政復古の大号令が発せられた場所です。

さらに北には、「御常御殿(おつねごでん)」という建物があります。

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ここはいわば、天皇のプライベート空間です。「あれ、天皇のプライベート空間といえば、紫宸殿の隣にある清涼殿なんじゃないの?」って思う方もいるでしょう。

確かに最初は清涼殿がプライベート空間でした。ただ16世紀の終わりに御常御殿ができてからは、こちらで私生活を営んでいたそうです。場所も紫宸殿から北東に離れているので、確かにのんびり過ごせそうですね。

なおここは男性は入れないところで、代わりに女官が天皇のお世話をしたのだとか。「なんか羨ましい」とちょっと不謹慎さのこもった気持ちが込み上がってきそうです…。

ちなみに御殿の向かいには庭もあります。

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ところどころ岩に苔が生えていて、まるで同じ京都にある苔寺をイメージさせそうです。池も結構浅いので、なおさら心が和みます。天皇も公務の時以外は、この池を眺めて安らぎを感じていたのでしょうね。

さて御常御殿からは西側の出口に向かうルートです。今まで来た道から左に折れると、早速このような庭があります。

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植えられているのは梅の花でしょうか。ちょうど2月中旬なので、見ごたえがありますね。天皇も毎年2月には女官たちと咲き誇る梅を見て、さぞ楽しい気持ちになったことでしょう(注:決してねたみではありません)。

まあちょうど梅の花が咲いているところを見られたという点では、この時期に関西に来た甲斐があるとも思えます。

さらに先に進んだところには「御三間」というところで、御常御殿の一部となっています。

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ここはプライベート空間の中でも最も落ち着ける場所だったようで、七夕などの年中行事や能の観劇のために使われていました。

パッと見た感じ、廊下みたいなところからならお月さまだってきれいに見られそうだと思うのですが、気のせいでしょうか。

それに建物の目の前には苔も配した石庭があるので、のんびりしたいときにゆったり座るのも悪くないでしょうね。

というわけで、天皇のプライベート空間をたっぷりのぞいてきました。場所的に紫宸殿から離れているので、公務で忙しそうな天皇にとっては欠かせない安らぎの場だったのでしょうね。

特に江戸時代の朝廷は、幕府からいろいろと制限を受ける立場でもあったので、少なからずストレスが溜まりそうな気もします。天皇であってもこういう癒しの空間は必要だったのかなと思わずにはいられません。

次回は御所の外を出て、周りを散策してから御苑の出口に移動します。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。また次回も読んでいただけると嬉しいです。



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フリーなライターをやっています。単に仕事だけでなく、それも含めた自由な生き方を日々模索中。現在のところ、複数のメディアと契約中で、執筆している分野は終活やビジネススキル、語彙関係、歴史関係、スピリチュアル関係などいろいろと書いております。

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