【マガジン】ニードは人によって異なるから色々なヨガが存在する
ヨガと一言で表そうとすると、古典的には「悟りや解脱を目標とした修行体系」ですが、近代的には「ストレス発散やマインドフルな状態を作って心身を健康的に保つ方法」みたいな感じでしょうか。
だいぶ二つの印象は異なります。
同じヨガでも、古典と近代ではヨガの表現の仕方というか、目的が変わってきています。
本家のインドでも、都市部では近代的なフィットネスヨガが流行っているとも聞きます。
ヒマラヤでは、出家した修行僧が現在でも沢山います。
インドでも様々なヨガがあるということです。
インドの公的な立場としてAYUSH省がヨガを定期づけてはいますが、それは建前であって、現実は多種多様と言っていいでしょう。
本家がそうなのですから、いわんや日本を含めた世界も当然多種多様です。
これをヨガとは!という定義で議論しようとすると堅苦しくなります。
本来の意義を考えれば、個人の悟りですし、個人のニードによって用いられる技法、思想としてのヨガであるはずです。
つまり個人というとても個別性のあるニードがまずは原動力なのでしょう。
インド人は日本人と違って、自分の意見をはっきり持っている印象を受けます。
そういう教育なのか、そういう環境なのか、またはその両方なのかもしれませんが、ヒンズー教も神様は多様ですし、ある意味世界を混沌としたまま受け入れているように感じます。
今回は、ヨガの流派や違いについて、ヨガとはではなく、個人のニードの視点から考察してみたいと思います。
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