承認欲求

#01「承認欲求の呪縛」

「Naoto's Library」にお越しいただきありがとうございます。

週に3冊程度、多いときで4冊程度の本を読んでいる僕の気づきや学びをぽつらぽつらとこぼしていきつつ、「誰かのためになればいいな」という想いでこの度「Naoto's Library」を開館いたしました。

また「Library」ということで、こちらの記事を読んでいただき「実際に読んでみたい!」という方は、無料でお貸しいたします。

無料配送でのレンタルも承っています。詳細は最後に掲載しておきますね。

さて、記念すべき第1冊目です。


1.内容

「人に認められたい」
「褒められたい」
といった感情は誰しもが抱いている感情。
実際にこういった感情を原動力に頑張っている人は多いのでは?

しかし承認欲求はポジティブな影響がある反面、ネガティブな側面も。
そのネガティブな側面を本書のタイトルでもある「承認欲求の呪縛」と呼び、そんな承認欲求をひも解いていきます。

承認欲求を持つすべての人に読んでいただきたい一冊です。

2.読もうと思ったきっかけ・目的

・承認欲求は自分の中で強烈なモチベーションになると感じ、それを体系的に理解したかったため
・一方で承認欲求をプレッシャーに感じてしまっている自分もいたため

3.気づきや学び

【そもそも承認欲求とは?】
・承認欲求は「尊厳・自尊の欲求」とも呼ばれ、他人から認められたい、自分が価値のある存在だと認めたいという欲求である(マズロー)。
人はいかに多くのモノを所有しても、いかに健康や生活の安定を得ても、他人から尊敬されない限り、満足しない(パスカル)。
とどのつまり、承認欲求はすべての人間が持っている欲求である。
モチベーションには2種類存在している。1つはお金やモノ、役職といった外から与えられる報酬によって引き出される外発的モチベーション、もう1つは仕事そのものが楽しいとか挑戦心を掻き立てるといった仕事の内側から湧いてくる内発的モチベーション上司から承認された人は承認されなかった人に比べて内発的モチベーションが高くなることが明らかになった。

【承認欲求のネガティブな側面、最悪のケースでは死を招くことも】
・承認欲求があるからこそ、尊厳と信頼といった好ましい対人関係も構築できる。ところが、獲得した報酬や築き上げた人間関係やプレッシャーとらわれるようになる。しかも、そこからは容易に逃げられない。これこそが「承認欲求の呪縛」である。
※承認欲求の呪縛の例
⑴50代のとある女性は若く見られたいという想いから頻繁にエステやスポーツジムに通った。その結果、周囲からも「40歳程度」に見られるようになったが、段々と「本当の年齢を知られてしまったら幻滅されるのではないか?」という不安にとらわれ、最終的には家の中に閉じこもってしまった。
⑵ワールドカップで過去3大会で優勝したイタリア、スペイン、ドイツが次の大会で予選リーグ敗退をする要因も「勝って当然」というプレッシャー、つまり「承認欲求の呪縛」によるものと考えられる。

【承認欲求をさらにひも解く】
「周囲の期待」と「それに対して自分の能力に自信があるか」、この両者の開き具合でプレッシャーの大きさが決まる
※プレッシャーの大きさ計算の例
「あいつは月間1000万円くらい売れるのだろうなという周囲の期待」に対して、「本人は300万円くらいしか売れる自信がないと思っている場合」、この700万円の差がプレッシャーの大きさとなる。
・承認欲求の呪縛は「認知された期待(周囲からの期待値)」「自己効力感(やればできるという自信)」「問題の重要性」の3要素で構成される。
定式化すると「(認知された期待―自己効力感)×問題の重要性=プレッシャーの大きさ、すなわち承認欲求の呪縛」である。

【そんな承認欲求の呪縛を解くためには】
・「(認知された期待―自己効力感)×問題の重要性=承認欲求の呪縛」なので、「承認欲求の呪縛」を解くためには、「認知された期待」を下げ、「自己効力感」を上げ、「問題の重要性」を下げればいいのである。
⑴認知された期待を下げるには
→期待は過去の自分に対する期待であり、それが=(イコール)となって、未来の自分への期待とはならないということを自己認識すること
⑵自己効力感を上げる(=期待に応えられる自信をつける)には
最も自己効力感を上げるために重要なのは「成功体験」。そのために認識しておかないといけないのは「周囲との競合を避けること」が重要だということ。具体的には、例えば組織の中でも「出世したい人」「ゆとりある生活を送りたい人」「専門職を目指す人」など様々なタイプがいるので、それぞれ違うフィールドであるという認識を持つことで、それぞれの成功体験を積むことでそれぞれが違った自己効力感を得れば良いという考え方になる。
⑶問題の重要性を下げるには
目の前の目標やノルマよりもはるか遠くに目標を置くことによって、相対的に目の前の目標の重要性を下げる
(例)「絶対に東大に合格しなければならない」と意識すればプレッシャーは半端ないものになるが、「偉大な科学者になる」「起業家になる」といった遠い目標を置くことで、そこへたどり着く道筋は一つではないことが分かり、気持ちが楽になる。

4.これからの僕のアクション

・目の前の目標達成意識よりも、もっと先にある自分のWILLを意識して業務に取り組む。そうすることで相対的に目の前の目標を良い意味でちっぽけに感じることができ、気持ちが楽になるから。
・期待してもらうのはモチベーションになるので受け入れるものの、期待してもらった要素は“過去の自分”なので、期待されているのは「“これからの自分”ではなく“過去の自分”」という意識を持つこと。

5.さいごに

冒頭にご紹介した通り、『Library』ということで、こちらでご紹介した本は無料でレンタルいたします(無料配達も承っております)。
お貸しする本の文中には、大量のマーカーとメモが記されています。
そんな世界に1つしかない本を通じて、希少性の高い気づきを与えられることでしょう。
レンタルをご希望の方は、Facebookなどで個別にメッセージもしくはコメント欄にご記入ください。
※Facebook:「Naoto Katsukura」で検索でトップヒットします。

この活動はまだまだちっぽけな僕なりの社会貢献活動の1つです。

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