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ドイツに移住しました

3月からドイツに移住しました。いくつか理由があってどうやって書こうかずっと迷っていたんですが、アート関係のことは公開記事にして、その他あまり重要でないことは有料記事にしました。

実は3月に移住する前にも昨年11月に一か月間と今年の1月にも半月程ドイツを訪ねていました。11月にはエッセンの PACT Zollverein というアートセンターで行われていた IMPACT シンポジウムにプロポーザルが通って一週間招待されました。特に発表などをするわけではなく、バイオ信号とメディア・アートやブロックチェーンなどについてのディスカッションに参加したのですが(英語ですが下記リンクにレポートを書きました)旅費や滞在費などすべて支給していただきました。航空券は自分で手配することになっていたので一週間ではなく一か月間ドイツに滞在することにしたのですが、タイミングよく滞在中にビーレフェルト大学の CITEC という研究機関から声がかかって研究室で講演をさせていただきました。

1月にはシンガポール出身でベルリン在住のアーティスト、チョイ・カーファイに呼ばれてデュッセルドルフの Tanzhaus NRW の Temps d'Image フェスティバルにて公演「Dance Clinic」の映像を手伝わせていただきました。何度も上演されており映像素材などは用意してあったのですが、以前の公演とはコンピュータのセットアップなどが異なっていたためいくつかプログラムを書き直す作業をしました。翌週にはカーファイの新作の制作を手伝いました。また、フェスティバル中には(他のアーティストの代打として)ダンサーやデザイナー、神経科学者に交じって講演をする機会をいただきました。

今回の渡航では特にプロジェクトに声がかかったわけではないのですが、また何かデジタル・アート関連の仕事をする機会がありそうな気がしたのでワーキングホリデー・ビザを取得しました。直近にドイツで仕事をしていたため、大使館で手続する際には追加でモチベーション・レターと履歴書を提出させられました(恐らくですが、再度ドイツに行くのは今までの仕事の関係ではないことをはっきりさせるため)。余談ですが、ビザは問題なく発給させれたものの大使館の不手際でメールが送られてこなかったためパスポートをとりに行くまでに余計に時間がかかってしまいました。ビザ申請には保険に加入する必要がありますが(ビザ情報サイトによっては保険は後からでも大丈夫と書いてありますが大使館で確認したところ誤りです)、私の利用した Care Concept など格安の保険の場合は一年間で6万円程度でした。ちなみにビザの申請自体は無料です。

ドイツに行くと決めたものの行き先を決めていなかったのですが、去年ルーマニアのブカレストのフェスティバルで会った Wisp Collective のアーティストのフェリックスがライプツィヒで部屋を貸していると話していたので、まずはそこに滞在することにしました。部屋はルームシェアなのですが(ドイツではWGと呼ばれる)、WGのあるアイゼンバーンシュトラッセはライプツィヒどころかドイツでも有名な治安の悪い通りとのことでした。その反面空き家も多く、ハウスプロジェクトと呼ばれる一般に開放したスペースとWGの共存する建物がいくつかあるそうです。フェリックスの所もその一つで一階ではコンサートのできるアンダーグラウンドなバーがあり、他にも例えば「日本の家」では一階のスペースでボランティアが日本食をふるまったり、作品の展示なども行われています(下動画)。

絵画やビジュアル・アートに関してはライプツィヒにもシュピネライなど大規模のギャラリーやスタジオ・スペースがあるのですが、メディア・アートのシーンは狭いため二か月滞在した後にベルリンに移り、早速、菅野創さんのお誘いで作品の制作に参加しています。また、openFrameworks などのメディア・アート関連のミートアップも盛んで、他にも State Studio (下写真)や Retune などのメディア・アート関連のギャラリーやフェスティバルも充実しています。

また、ベルリンに移る前にマインツという都市で Motion Bank の Choreographic Coding Lab (CCL) という一週間のイベントに参加しました。詳しいことは下記リンク(英語)に書きましたが、4年前にニューヨークで初めて参加させてもらってから毎回個性的なアーティストやダンサーと知り合うことができて、CCL から派生したプロジェクトもいくつかあります。

ドイツに来た二つ目の理由はケルンにある KHM (ケルン・メディア芸術大学)に出願していたことです。ドイツ人の友達に紹介されて11月に見学に行ったのですが、今まで芸術に関する教育を受けていなかったこととドイツでは授業料が無料なこともあり KHM のディプロム・ツヴァイ(修士課程に相当)に出願しました。ちょうどライプツィヒに渡ってすぐに面接の連絡があり、電車で6時間かけてケルンに向かいました。面接では10人ほどの教員に囲まれてプロジェクトの説明をしてから質問に答える形式だったのですが、面接官の一人がカーファイと仲がいいこともあって面接自体はスムーズに終わりました。それから二週間ほどして合格通知をいただいたのですが、大学ではドイツ語の講義と英語の講義があるためドイツ語の B2 (中級の上くらい)の資格が必要とのことでした。本来は出願時に取得しているか、最低でも取得見込みがないといけないとのことですが私のケースのようにそこまで厳密なルールではないようです。ただ、少なくとも在学中には資格が取れないといけないので現在ドイツ語の語学学校に通っています。語学学校についてはネットで探すとフォルクスホッホシューレがおすすめされていますが、安いため質が悪かったり学生のモチベーションが低いという話を耳にします(私の場合は私立の語学学校にしか通っていないので実際のところはわかりません)。ちなみに家賃はベルリンよりライプツィヒの方が安いですが、語学学校は競争があるためかベルリンの方が学費は安いです(質については都市よりは学校によると思います)。

ベルリンには8月末まで滞在する予定で、それからイギリスで一週間、香港で一か月のレジデンスをしてから10月にケルンに引っ越す予定です。

ここから先は個人的などうでもいい話なんですが、公開するのもあれだと思って有料記事にしたので気に入ってもらえたらサポートしていただけるとうれしいです!

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ドイツに移住しました

Naoto Hieda

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