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ただひたすらに、自分たちにとっての “いいもの” を。 『e(イー)』 立ち上げのきっかけと、これまでの道のり

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 空間・プロダクト・グラフィック・ウェブを主軸とし、企業のあらゆるブランディングをサポートしているデザインスタジオSTRAYT(ストレイト)
 セレクトショップのインテリアデザインからジュエリーブランドのVI(ビジュアル・アイデンティティ)設計など、幅広い分野における「ブランディング」を手がけている。

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2020年秋冬シーズンよりスタートするジュエリーブランド 『ANON』
ロゴ、商品企画、ビジュアルなど、トータルでのブランディングを担当。
https://www.strayt.co.jp/branding/anon/

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アッシュ・ペー・フランス株式会社が展開する『CINEMA H.P.FRANCE』
JR京都伊勢丹店の設計・デザインを担当。
https://www.strayt.co.jp/interior-design/cinema-h-p-france-jr-kyoto-isetan/


 そんな『STRAYT』が、2019年3月、はじめて「自社ブランド」を立ち上げた。名前はe(イー)
 “日常の視点を少しだけシフトするような心地よい違和感を生み出す” と自らを表現するこのブランドを立ち上げたきっかけや、これまでの変遷を、ブランドの発起人である代表取締役・遠藤直人氏に伺った。


ブランドとしての “自我” を、とにかく「形」にしたかった。

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株式会社ストレイト 代表取締役 遠藤氏

ー今日はよろしくお願いします。

遠藤:自分のブランドについて語る機会ってあんまり無いので、ちょっと緊張しますね。よろしくお願いします。

ーでは、まず「そもそもなぜ自社ブランドを作ったのか」というところから。

遠藤:ブランド立ち上げのきっかけ、ですね。僕たちSTRAYT(ストレイト)は、セレクトショップやジュエリーブランドのような “お客さま” があってこその仕事を行っていて。世に言う「クライアントワーク」です。企業やブランドといったクライアントから要望を伺い、発注をいただき、そこに寄り添うようにして、一つの「形」を作っていく仕事。

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遠藤:ただ、そういった「クライアントワーク」においては、僕たち『STRAYT』の自我が100%表れている訳ではないんです。当然なんですが、クライアントの希望をしっかり形にするのが僕たちの仕事だから。だからこそ、「STRAYTとしての自我」を形にしてみたいなぁと思っていて。

ーSTRAYTとしての自我、ですか。

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遠藤:とにかく「自分たちが作りたいもの」や「自分たちが良いと思うもの」を作ってみても良いのかな、と。クライアントワークだけでは表しきれない、自分たちの「自我」のようなものを表現してみたいなぁと思い、自社ブランドとして『e(イー)』を立ち上げました。

カッコいい。ちょうどいい。すべてに共通する「いい」を体現する『e(イー)』。

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遠藤:e(イー)って、実はダジャレなんです。

ーダジャレ……?

遠藤:そう、ダジャレ。「カッコいい」や「ちょうどいい」っていう言葉には、「いい」が含まれますよね?

ーいや、はい。「良い」という意味で。……もしかして……?

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遠藤:そう。ブランド名の『e(イー)』には、様々な「いい」を作っていく、という意味があるんですよ。うん。ダジャレです。僕の名字も「遠藤」だし。遠藤の頭文字、“e” だし。これはちょっと行き過ぎた冗談ですけど(笑)。

ーすごい。そんな思いがあったんですね(笑)。

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遠藤:でも、本当に。「それぐらい気楽に “今欲しいもの” を作れるブランドでありたい」という願いでもあります。いわば「実験的なこと」ができるブランドですね。e(イー)では、自社のブランドとして、なるべくフレキシブルに動けるようにしたかった。それはきっと、他のクライアントワークにも活きてくることだろうと思いますし。

ーなるほど。やりたいことをただやるだけでなく、他の仕事にも活かせるように。

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遠藤:正直なことを言えば、「自社でお金を生み出して、よりデザインに集中できる環境を整えたい」という理由もあります。ただ、第一の考えはそうじゃなくて。様々なクリエイションの形を自社ブランドで試してみることで、それをクライアントワークの場でも提案することができるようになる。自分たちが思う「いい」を、高い解像度でクライアントに伝えることができるようになる。だからこそ、「自分たちのブランド」を立ち上げてみたいと思ったんです。

ーなるほど。そのための「自社ブランド」だ、と。

遠藤:その通りです。自分たちが納得した上で、心から納得のいく物を作ってみよう、っていう。そして最後は、お客さんにも納得してもらう。それほど楽しいことは他に無いですよね。

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次回のnoteでは、e(イー)のブランドコンセプト、それぞれのプロダクトについて迫ります。ぜひともお楽しみにしていてくださいね。

STRAYT INC.
e Online Shop:https://e-tokyo.stores.jp
e instagram:https://www.instagram.com/e_tokyo_official/
Writing, Photo:Nozomu Miura

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