見出し画像

苺ジャムを手作りしたら、1日の始まりが劇的に変わった話。

近所のスーパーの入り口を抜けると、真っ先に苺の棚が目に飛び込んでくる。
1パック398円。意外と高いんだよなあと思いながらも、誘惑されるように棚に近づいていた。すると、手前側に小粒の苺が並んでいるのが見えた。

「おはやめに 298円」

100円違っただけでこんなにも安く見えてしまうのが不思議。
迷わず手にとって、そのままカゴに入れてしまった。


お買い物を済ませて家に帰る。そして、真っ先に苺を取り出してみた。
パックにぎっしりと詰まっていた苺。ただ、そのうちのいくつかはすでに部分的に傷んでいる状態だった。もうちょっと、ちゃんと見てからカゴに入れれば良かったなあと後悔。

元々はそのままヨーグルトに入れて食べようと思っていたが、傷んでいる箇所の食感が嫌なので急遽路線変更してジャムを作ることにした。初めてだったので動画を見ながら作ったが、意外と簡単にできてしまった。

早速、出来たての苺ジャムをヨーグルトにのせて食べてみる。初めてにしては上出来だった。ヨーグルトの酸味と苺ジャムの甘酸っぱさってこんなにも合うものなのか。感動。そして、頭の中にはトーストにのせたい欲が湧いてくるのであった。


次の買い物のタイミングで食パンを購入。家にはトースターがなかったのでフライパンで出来るか実験してみた。すると意外にもこんがりと出来てしまった。バルミューダのトースターが欲しい熱もあっさりと冷めるほどに。

カリカリの表面に苺ジャムをのせる。そして、パクリ。ああ、何年ぶりだろう。
少なくとも一人暮らしを初めて1年間はトーストなんて食べたことがなかったから、急に実家が思い出された。寂しい、でも美味しい。そして、トーストを食べていると、次はコーヒーが飲みたい欲が湧いてくるのであった。


そのまた次の買い物のタイミングで近所のスタバへ。幸いにも、テイクアウトのみであれば利用することができた。値引きクーポンを使ってお豆を購入。すると、スタッフさんのご好意でサンプルのお豆もくれた。なんて良い日だ。

家に戻って、数ヶ月間使っていないプレスを引っ張り出す。そして、コーヒーの袋を開ける。この香りが広がる瞬間がなんとも言えない幸せのひととき。4分間抽出して久々のコーヒーブレイクを楽しんだ。

ただ、私はカフェインに相当弱い体質。夕方に飲んでしまったものだから、その日の夜は3時くらいまで寝付くことができなかった。


そして、いつしか朝食をしっかり食べるようになっていた。
苺ジャムのヨーグルト、トースト、そしてホットコーヒー。好きな香りに包まれて、優雅なひと時を楽しむ。今日も良い1日になりそうだ。


苺ジャムを作ったことがきっかけで、1日の過ごし方が変化したお話でした。
皆さんも安売りの苺を見つけたら、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

ここまでスクロールして頂いたことだけで私は充分です!最後まで読んで下さり、ありがとうございました!