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夫として父として、育休を5ヶ月取ってよかった3つのこと

本記事はフォトグラファー/ライター忠地七緒の夫が5ヶ月育休を取った体験談を”夫目線”でお届けしています。執筆に至った経緯はこちらから。

こんにちは。5ヶ月取得した育休を振り返っての情報発信も10本目になります。もともと飽きっぽい性格なので、ここまで書けるとは自分でも思っていませんでした。

今回は育休5ヶ月を総括して書いてみようと思います。ひとことで言うと「我が育休に一片の悔い無し」です。

1.育休を取得して良かったこと

(1)子どもと双方向で愛情が深めることが出来た

成長・変化が最も激しい乳児の頃に、子どもとずっと一緒に過ごせたことで、子どもへの愛情は確実に深まったと思います。家の中で一緒に過ごす時は誰にはばかることもないので、もうデロデロです(笑)

また「父親と接する時間が短いと子どもが懐いてくれない」という話をたまに耳にしますが、幸いなことに現時点では全くありません。子どもの仕草や表情から、自分のことを好きでいてくれる、一緒に居て安心感を覚えていてくれることが分かり、とても幸福感を覚えます。

(2)家族と過ごす時間の大切さに改めて気がついた

妻とうさぎも大切な家族です。2020年の4月からテレワーク中心だったので、家族で一緒に過ごす時間は増えています。しかし、働いている期間と育休期間中は一緒に過ごす時間の”質”が全く違いました。

まず、妻とのコミュニケーションが質・量ともに非常に増えました。例えば家族の将来像といった重要な話から、一瞬で忘れてしまうくだらない話まで。今でもケンカはよくしますが、夫婦関係は以前より良くなりました。

ペットのうさぎについては、去年の冬に生きるか死ぬかの大手術をしたことで、月1回は体調を崩して病院に駆け込む状態でした。それが常に家で気を配れるようになったからか、今は体調が安定しています。

(3)自分自身と向き合う機会が得られた

前回の記事で書いた通り、育休を通じて自分自身にも色々な変化が起きました。人生で半年近く、仕事から離れて自分を見つめ直せる機会はなかなか無いと思います。

育児とは直接関係がない変化もありますが、自分と向き合って、自分自身がより良く変化する機会を得られたことも、育休を取得して良かったことの一つだと感じています。

2.充実した育休を過ごせた理由は何か

色々ありますが、特に大きいのは以下の2つです。

(1)他者の力を借りつつ行動を起こした

育児をしている中で、孤独感を感じた。心身ともに疲れが出ていて、怒りをぶつけてしまう。男性の育休に関する情報発信をしたいが、どうすれば良いか分からない。こんな感じの「現状への不満やモヤモヤ感」は、育休中にたくさん遭遇しました。

そういった現状を打破するために、妻や心理カウンセラー、住んでいる自治体など「他者の力」を上手く借りつつ、解決するために自分で行動を起こしたことが大きいです。

パパ友の集まりが出来た。公私ともに役に立ちそうな、アサーティブなコミュニケーションを知ることができた。noteを介して様々な人に自分の経験を発信することが出来た。これらは、充実した育休期間を過ごしたことの証だと考えています。

(2)子どもの生活リズムをうまく整えられた

子どもの生活リズムを整えられたことも大きいです。

具体的には『ジーナ式:カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』という書籍を参考にしながら、ミルクをあげるタイミングや、就寝タイミングを生後すぐから月齢に合わせて変えていきました。いわゆる「ネントレ」ですね。

このメソッドは、完全に守ろうとすると「軍隊か!」とツッコミたくなるスケジュールになってしまいます。私たちはゆるくやってみましたが、それでも子どもは夜すんなり寝てくれるようになりましたし、朝寝や昼寝の際もそこまでぐずることなく、自分で眠りについてくれます。

子どもの生活リズムを整えたことで、大人時間を確保できて、やりたいことをできる育休生活を送れたのかなと思います。まあ、今後もどんどん生活リズムは変わっていくのでしょうが…。

3.強いて言えばもっとやってみたかったこと

冒頭で「我が育休に一片の悔い無し」と言い放ちましたが(笑)、それでも「やっておいても良かったかなぁ」と思うことは、いくつかあります。

例えば、一言で良いので、毎日日記やメモみたいなものを書き残してみてもよかったと思います。子どもが新しいことをした日は、Googleカレンダーに「初めて●●した日」と記録しています。しかし、自分目線で 「何をした?何を考えた?」ということを書いておけば、それもそれで面白かったと思います。

また、特に育休後半は自分の時間がある程度確保できていたので、その時間でもっと積極的に人と会ってもよかったのでは、とも考えました。育児に関する新しい情報に接したり、育児以外でも新たな刺激を受けたり、旧友と親交を深めたり。

とはいえ、この5ヶ月間は本当に実りある日々だったので、やはり後悔というものは全くありません。

育休取って、本当によかったなぁ。

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妻のnoteを間借りして、夫の私が育休経験談を発信するのは、次回の記事で最後にする予定です。

次回は「育休から復帰後、育児や仕事はどうなったか?」というテーマで書こうと思います。

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