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オランダに移住して5ヶ月が過ぎた率直な感想

オランダに移住して5ヶ月が過ぎました。

ちょっと振り返ってみても5ヶ月前のことが数年も前のように感じます。それくらいこの5ヶ月はぎゅっと詰まっていて、ホッとできる時間を作ることも意識しないとできないくらいでした。

新しい環境に慣れるには本当にエネルギーが必要。

私が唯一胸を張れることといえば、家族が全員風邪一つひかず、健康でここまで過ごせたことかなと思います(それ以外は全然ダメだけど^^;)

エネルギーを他に費やしてしまうと、健康維持に費やすエネルギーがなくなって簡単に体調やメンタルを崩してしまいます。

しかし不安や精神の不安定を感じることは否定することはできません。新しい環境にあって、不安定になることは当たり前だから。

じゃ、どうしたらいいのだろう?

それは

「何かに集中すること」だと思います。

意図的に自分を何かに集中させることで他のことに気が散りがちなのを予防する。それは自分のメンタル、健康だけでなくて、家族の健康にも繋がると思います。

そこでは私は以下の選択をすることにしました。

オランダ語を勉強する

これは実利も取った選択^^

どちらにしろ子どもの学校とのやり取りや、今度のことを考えたらオランダ語を話さない生活は考えられなかったので、どうせだったら移住後のどさくさに紛れてなんとかコミュニケーション取れるくらいにはなろう!と決めました。

私たちが移住した時はちょうどオランダ全土がサマーバケーションに入る時で、2ヶ月間はながーい夏休み期間となりました。

そして夏休みが終わって9月に入った頃、(子どもたちが学校に通い始めて2週間ほど経った頃)私は語学学校の門を叩きました。

オランダ語は移住前にちょっとだけ勉強していました。なのでどうにかなるんじゃないかな?と甘い期待を抱いていた私でしたが、そんな期待は秒速で打ち砕かれることになりました。

はじめから初心者クラスの一つ上のクラスに行くことにした私。教室に入った途端、オランダ語オンリーな世界!(←当たり前)

先生の言っていることが10%くらいしかわかりません!つまりほとんどわからない!

緊張が走りますが、大丈夫、大丈夫、、、と自分に言い聞かせて、必死で聞き取れる単語を拾うアンテナを立てます^^;

周りを見渡すと、クラスメートたちは先生のジョークに笑ったり、質問したり。「なんでこの人たちこんなにわかるの!!?」最初のレッスンから打ちひしがれていました。

帰りに一緒になったクラスメートに「なんであなたたちこんなにオランダ語喋れるの!?」と摑みかかるように聞いたら、

「私たちもう4年住んでいるの」「私は8年」「私は19年」

!?

どういうことー!!

そう、このクラスは(たまたまだと思いますが)数年以上オランダに住んでいて、やっと本気でオランダ語を学ぶ気になった人たちのクラスだったんです。

そんな感じで私よりも何歩も先を歩いている先輩たちとのオランダ語クラスライフが始まりました。

レッスン後は「あー、今日も全然ダメだった、先生の言ってることまだわかんない」と泣きそうになることもしばしばでした^^;

新生活との両立

オランダ語も大事ですが、新生活にはやることもたくさんあります。

手続き上のことももちろんですし、子どもの学校関係もあります。それから子ども関係のことならいくらでもやることありますよね。

家の中のこともありますし、第一海外生活ではそもそも予想もつかないことが断続的に起きて、それにいちいち時間もかかります。

英語自体もネイティブではないので、こちらもそれなりにやらないといけないし。。。

オランダ語やってる場合じゃないよーと離れそうになって、実際リスニングをしない日もありました(^_^;)

そんな中でもクラスは定期的にやってきて、話しが弾んだクラスメートたちとお茶したり、お家を行き来したりしたりしているうちに「自分は一人で頑張ってるんじゃないだ」と実感したり。。。

すったもんだしながらも、生活のベースを整えながら、オランダ語も無理ない範囲で続けられるようになってきました。

そして、オランダ語のクラスが3ヶ月を過ぎたことからちょーっとづつオランダ語自体に変化が見えてきました。

・先生の言っていることが半分以上わかった!

・クラスでジョークを言ってみてウケた!

・買い物して店員さんに話しかけられて答えられた!店員さんに質問して通じた!

・子どもの学校の先生と意思疎通できた!

そんなことがちょっとずつ積み重なって、小さな小さな自信のかけらのようなものが形成されてきました。

とは言っても、まだまだ簡単な会話ですし、通じない時はちょっと凹むこともありました(今はそんな凹まないでトライできるけど^^;)。。。

それでもこういう形で自信を積み重ねることは自分への義務でもあると思いますし、それが語学の勉強を続ける大事なモチベーションにもなると思います。

自分のご機嫌をとりつつ、どうやって続けさせるか。そんなことを考えた5ヶ月です。

移住5ヶ月の感想まとめ

主に語学習得に絞って5ヶ月のことを書いてきました。

全般を書いたらまとめられなくなっちゃうので、絞ってみたのですが、実際は日々の心の動きは穏やかでないこともありました。

ただ、逆に日々心が穏やかでなんのさざ波も起きない、ストレスも何にもない日々だったら「楽しくない」ですよね。

難しいゲームだからこそ、クリアしてみたくなる。

どんどん難しくなるゲームをどうやってクリアしていこうか。どんなアイテムが必要か、どんな助けが必要か。。。

その試行錯誤こそが私だけのオリジナルな人生になると思います。

とはいえ、一度ゲームが始まったら真剣ですけどね^^;

まだまだ移住5ヶ月なんてひよっこもいいところですけど、少なくとも5ヶ月前に比べたら私のオランダ語もメンタルも成長していると言えます^^。

不安に包まれていた5ヶ月前の自分が目の前にいたらそっと言ってあげたいですね。「大丈夫だよ、どうにかなるから」って。「どうにかなるってどうなっちゃうのよ!」って言われそうだけど、結局なるようにしかなりませんものね。

今になって思うのです。私がアラフォーになっていきなり海外っておかしいなーって思ったんですけど、若い時にちょっと英語勉強 、整体師として経験してきたことが今ここで役に立っているな、って。

あの時英語やってなかったら今ここで生きられないし、整体師じゃなかったらこの5ヶ月の家族の健康を守れなかっただろうなって。

なので、今までの自分の軌跡は今に繋がっているし、今はきっと将来の私に必ず繋がっているんだろうな〜。と。今おぼろげながらそんな繋がりみたいのをかすかに感じて、ちょっとばかりお腹の奥の方が温かくなって、また明日も頑張ろう!って思っています。

さて、明日からも今まで通り家族のために(なるべく美味しい)ご飯作って、こどもと共にオランダ語の習得に邁進。

今日も無事で過ごせてありがとう☆

最後に。

この五ヶ月はほんとにたくさんの方に助けてもらいました。目の前にいる方、いない方、目に見える存在、見えない存在。いつもありがとうございます。不思議で温かいつながりをいつも忘れないでいたいです。来年からはお仕事でもお返しができるようにしていく予定です。

この記事を読んでくださったあなたもにも穏やかな夜が訪れますように☆

それではまた!




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