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flesh and blood : deck stacking

今回のテーマはdeck stacking。pitch stackingともいうが、stackingが積み重ねるということで、たまにみるすごい速さでプラ製のコップを積み上げたり、収納したりするのもstacking。コップのなかでサイコロを4つとか5つとか重ねて立てるのもstacking。「積み込み」っていうとよくないイメージもありそうだから、「stacking」で。

今日も様々なカードをプレイしたり、武器や防具の効果を発動するためにピッチしていると思う(そろそろ本邦にもそれなりにいそう)。ピッチは手なりでとか常に全力とかってだけではないのがだんだんとわかってくるもの。参考にした記事ではカジュアルから抜け出す、みたいな感じになっている。

このゲーム、ふつうは、適切に防御して、次のターンにできるだけの攻撃をして、ドローしてまた防御、という流れ。なので、常にできるだけダメージを少なくするための、対戦相手のon-hit効果がでないような防御をこころがけて、自分の攻撃は手札のなかで可能な最高の攻撃をしようとするのが多分はじめのうち。(この辺の攻防のバランスは、やはりRathe TimesのAlex Truellの新しめの記事で括目させられた。後日紹介したい→リンク)攻撃には武器を、防御には装備品も効果的に使っていくことになる。

その行動のリソースになるのが、リソースポイントで、カードをピッチして得られる。カードのピッチバリューは、カード左上にある赤丸の数で、その分のリソースポイントがでる。もしくはカード上縁のストライプが赤→1点、黄→2点、青→3点のピッチバリューに相当している。そして、ピッチしたカードは、墓地ではなくデッキボトムに戻る、というのが重要ポイント。複数枚をターンエンドにデッキボトムに戻すときは、好きな順番でもどせる。

ゲーム速度のより速いBlitzよりはCCにおいて、そして、デッキが2周する可能性のより高いヒーローにおいてではあるが、ピッチしていく順番とかカードのかたまりを考えよう、というもの。そこで、積み上げておくことで、将来のビッグターンをつくっておける、ということである。

いろいろ狙った2周目で大爆発させたいものの例

某TCGでは、教示者カードとかフェッチランドとかでサーチしてきてデッキをシャッフル、という動きが、ある種のフォーマットではふつうだったりするが、fabではシャッフルするなんて、なくはないけど、ほとんどない。そして、シャッフルすることが強いか?というと、まだそういう状況でもないような気がする。というわけで、将来をみすえたピッチのしかたがありえるということなのだ。

ゲーム序盤で、その時の行動としてちょっと防御や攻撃がよわくなっても、あえて(将来を見据えて)そのカードをピッチしておく。

後半を意識しなかったピッチによる残念な例としては、長引いて2周目にはいったけど、ゲーム序盤にピッチしていたdefense reactionしかひかないので攻撃できないターン(オフターン)になった、とか。そもそも、デッキの中に攻撃できるカードが残っていなかった、とか。序盤に青いカード(ピッチして3点でるカード)でリソースをたくさん使用すると、後半に青いカードばっかりもどってきて弱い、ということになる。基本的に青いカードは赤や黄よりも弱く設定されているので。

こういうことがないように、デッキ内に対戦相手の立場で脅威となるものを残しておく、ということになる。強いカードだが、序盤、特に先攻1ターン目につかってもそれほど脅威にならない場合もあるのでそういうときはピッチしておく、とか。

すでに記事にしてきたRathe Timesのヒーローたちの基礎講座でもdeck (pitch) stackingについて言及はされているものもある。

あまり意識しすぎると、序盤がぼろぼろになって2周目なんてこないってことにもなりそうではある。どんな順番でピッチしたか覚えておけない場合はメモとかとらないとならないのかと言えばそうでもなくて、参考にしたRathe Timesの記事では、すこし楽に、(カードのまとまりの)ヴァイブスを感じよう、というようなことも述べられていた。1枚挿しのカードを目印にしたりすることもあるようで。(決してカードやスリーブに失格になるようななにかをする話ではない。念のため)

DECK STACKING: LEAVING THE CASUAL SPHERE
by Steven Young
10th December 2021

第2弾がありそうなおわりかたをしているが?まだみたいな。
あるならはやく読みたいものである。

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