#48 ニュージーランド蹴破り日記その4-1
一月二日、元旦の仕事終わりにミューラー・ハットへ行ったコウダイが帰ってきた。中からマウント・クックもマウント・セフトンも見える位置にテントを立てて、寝て、起きて、朝焼けを見て、昼過ぎまで過ごしてきたようだ。写真の中のテントは、様々な山小屋に似た、赤っぽいオレンジ色をしていた。小さな、自分専用の山小屋のようだった。
コウダイは、自分が使わない時ならなんでも貸してくれるそうだ。テントがあれば、ミューラー・ハットの予約が取れなくても、行きたいときにいつでも行ける。とりあえず寝袋