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【投資信託の最適解】全世界株式『オルカン』が”オワコン”になる日は来るのか?

昨今投資に関するありとあらゆる情報を発信している多くの方々が、「投資するならコレ!」「この投資信託が”最適解”!」、と伝えているものがあります。

皆さんも聞いたことくらいはあるのではないでしょうか?

そうです!全世界株式です。
代表的な投資信託が三菱UFJアセットマネジメントが運用している『emaxis slim 全世界株式(オール・カントリー)』通称オルカンです。

※ちなみに私はオルカンには投資していません。
私はアメリカ派、それもVTI派です。今回の内容とは関係ないため詳細は割愛させていただきます。
またいつか、機会があればこの話題についてお話しさせて頂きたいと考えています。

さて、そんなオルカンにケチを付けたいわけではないのですが、今回は現状”投資の最適解”とまで言われている全世界株式が”オワコン”になる日は来るのか?その可能性について、私の考えを書いていきたいと思います。

実際そうなるわけでもありませんし、この考えが合っているとも思っていません。もちろん反対意見だってあるでしょう!
ただの一個人投資家の戯言だと、聞き流す感じでご覧いただけると幸いです。

それでは本題に参ります。


オルカンが持ち上げられた理由

まず最初に、何故オルカン(全世界株式)がここまで注目されることになったのか?私なりの所感をお伝えします。

その一番の理由が、「国際分散投資が現在のトレンドだから」だと考えています。

少し前まではアメリカの巨大テック企業『GAFAM』がブームになり(今では2社追加され『マグニフィセント・セヴン』になりましたけど…)、
それ以前は経済成長が著しい5カ国『BRICs』に投資するのがブームになっていましたよね?

いくらその時イケイケのものに投資していたとしても、これからも同じくらい(もしくはそれ以上)経済成長&株価が上昇するとは限りません。
GAFAM』にせよ『BRICs』にせよ、集中的に投資している状況(BRICsは数カ国に投資しているので少し違うかもしれませんが)には変わりないので、それなりにリスクが大きいはずです。

そもそも投資自体にそれなりのリスクがあるので、「抜群に成長著しい国の恩恵をたくさん享受できる代わりに、外れれば致命傷」、という投資よりも「世界全体の経済成長の恩恵を緩やかだけど享受できて、傷も浅く済む」こういう投資が好まれるようになった。
この考え方がオルカンの人気が、ここまで上昇した背景だと思います。


では『オルカン』は”オワコン”になるのか?

さてオルカンがもてはやされた理由について考察してきましたが、本題の【『オルカン』は”オワコン”になるのか?】について書いていきます。

結論からお話しすると、「人気に翳りが出る可能性はあるけど、オワコン&無くなる状況にはならないだろう」こう考えています。

先ほども書いたように、世の中&投資家たちのトレンドが『一カ国集中投資』から『国際分散投資』にシフトした背景がある以上、時が流れたとしても、また「『一カ国集中投資』がブームになる」とはどうしても思えないんですよね〜。

リスク分散の観点から
🫨「集中投資は止めとこうよ」
😁「世界全体に投資すればそれなりに恩恵受けれるでしょ?」このような思惑で国際分散投資が広まったので、
🤔「投資方針が逆戻りすることは無いんじゃないかな〜」こう思ったため、少なくとも”全世界株式”という投資商品は無くなりはしないだろう、こう思っています。
※まぁ今以上に分散を効かせるものが出てくる可能性はありますけどね。そうなってくると次は『”宇宙”分散投資』にでもなるんですかね?(冗談ですけど😅)

「分散が効いている」とは言っても、オルカンの6割を米国経済が占めているのも事実です。
もし米国が覇権国から脱落し、米国企業も世界シェアを奪われ落ちぶれる。そういったことが起きれば全世界株もダメージを受けるでしょう。

ただ、全世界株指数は自動的にリバランスしてくれます。米国が調子悪くなっても、イケイケの他の国に投資比率を変えてくれる為、想定しているほど悪い影響は出ない可能性があります。

投資信託に限らず投資対象というのは、投資したい人が存在しなければ無くなります。
今後も全世界株・オルカンに投資する人の需要は無くならないと思います。
米国が落ちぶれる&ブームが去る、どちらにせよ投資需要がある限りオワコンにはならないと考えています。


まとめ

現状「”オルカン”こと全世界株式以上に投資の最適解(あまり良い言い方ではないですけど、無難)な投資商品は存在しない」、と私自身も考えています。今現在投資している方は、そのまま自分を信じて継続し続けるべきだと思います。

ただ一言オルカンにケチを付けるとしたら、「爆発的に儲けられないけど、致命傷は負わない投資」これがオルカンの特徴だと思っています。

「爆発的に儲けられない」と考える理由は、「経済成長がイケイケの国の足を引っ張る国が、どうしても存在してしまうから」です。

「致命傷は負わない」と考える理由は、「世界が不景気になったとしても株価の下がり方は、国によってそれぞれ違います。それに(あくまで過去の統計上は)いずれ株価は戻ってくるから」です。

まぁ少なくても実際に投資している方は、この懸念点も含めて理解&納得した上で投資しているはずなので、改めて言ったところで余計なお世話な話ですよね💦。

今回の記事を書いていて思ったのが、投資商品の将来について考察していくのも、案外楽しいものですね。

その考察が正解不正解、もしくは全くの的外れだったとしても、こういうことを考え抜いた上で投資という行動に移すことは、重要だと思います。

「誰かがこう言ってるから良いものだろう!」このような(言い方が本当に悪いんですけど)思考停止で安易に飛びつくのは、投資においてはNGな行為です。

自分で汗水流して必死に稼いだお金です。投資に回すにしても、しっかり自分で考え抜いた上で、納得した上で投資するようにしましょう!
私自身も気を付けていきます!

今回は以上になります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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