見出し画像

在宅ワーク×「仕事の目的」の見つけ方

福岡を拠点に活動しているフリーランスライターのNaomi.Spring 伊野奈緒美です。noteでは、子育てしながらの「フリーランスライター(在宅ライター)の仕事」について、さまざまな視点から書いています。

在宅ワークをしていると、家のなかにいる時間が長いため、つい狭まった世界で仕事をしているような錯覚に陥ることがあります。

でも、決してそんなことはありません。

基本的に、WEB媒体を通して仕事をすることの多い在宅ワークは、ご存じのとおりインターネットにより世界中の方々と繋がることができる。

私も、WEB媒体で記事を執筆していますが、読んで下さった方の反響をいただいたり、お仕事のご依頼をいただいたりするのも、さまざまな地域の方から。海外在住の方とお仕事をすることもあります。

在宅でも、その先には世界が広がっているのです。

そのことをどんな時にも意識しながら、「仕事の目的」を自分で定めることは、仕事のモチベーションを保つ、高めるためにも大切だと感じています。

…と少し前置きが長くなりましたが、今回は、「在宅ワーク」×「仕事の目的」の見つけ方を、私の経験をもとに書いていきたいと思います。

【自分はどんな仕事がしたいのか?】

2010年からWEB媒体を中心にライター活動を始め、2013年から本格的にファッションや住まいをテーマに記事を執筆するようになりました。(なぜ在宅ワークを選んだかは、こちらの記事に詳しく書いています)

もともとインテリアや整理収納が好きではありましたが(模様替えが趣味なほど…)、インテリア記事を書くとなるとテーマも膨大で専門知識も必要。アパレル業界で働いていた私にとっては、新たな挑戦でした。

当初、好きなテーマで記事を書けること自体が率直に楽しくて!有難いことに、記事を書き始めてから実績を積むうちに、家具や生活雑貨、アート関連など、暮らしを豊かにするテーマが広がり様々な記事やコピーライティング、そして取材記事をオファーいただくようになりました。

夢中で書いていくうちに、いつしか多くの方々と出会い、数え切れないほどの記事を執筆していたんですよね。そしてWEBを通してリリースされると、不特定多数の方が目を通してくださいます。


その事実に、責任とやりがいも感じて…

でも、記事数が増えview数が伸びていくにつれて、ある疑問が浮かび上がってきました。

私はライターとして「自分が何を書きたいのか」、そして「文章を通して仕事を通して何をしたいのか」、果たして、そこまで目的意識を持って書くことができていたのかな…

開業する時に、改めて書く「目的」を考えた

そして2016年個人事業主になることを決め、改めて湧き上がったこと。

「記事を通して、読んでくださった方の『日常をちょっぴり輝かせる』お手伝いをしたい」

この「目的」に気が付いた時、これまでの仕事、そしてこれからやりたい仕事に共通する「軸」を見つけた気がしたのです。

例えば、住まいの記事なら「こんなインテリアにしたらキッチンに立つのがワクワクするな!」とか、「子どものおもちゃが散らかって困っていたけど、こんな収納なら楽しくお片付けしてくれそう!」とか「最近疲れがたまっているから、癒される寝室にしたいな。」とか。

ファッション記事なら、「今度の週末、久しぶりにスカート履いてみたくなった!」とか、「会社に行く服がマンネリしてきたから、新しい自分に変身したい!」とか、「育児が忙しくて服装に構えなかったけど、今日はちょっとイヤリングつけてみようかな!」とか。

ライフスタイルの記事なら、「いつか○○県に行った時には、紹介されているお店訪ねてみよう!」とか、「母の日のプレゼント、これ良さそう!」とか、「今日はちょっとだけ丁寧に寝る前の時間を過ごして、自分を癒してみようかな。」とか。

こんな風に具体的なストーリーを描くと、書く「目的」や「目標」が見えてきます。コンテンツをつくるとき、記事を書く時には「ペルソナ設定」をすることが大切ですが、どんな人に届けたいか、どんなシーンで役立ってほしいかなどを細かく考え抜くことは、とても大切だと実感しています。

どんな人に向けて、どんなシーンで、どんなことに役立つ記事をお届けしたいか…そんな具体的なストーリーが、自分の書く目的や目標へのヒントになりました。

何のために書くのか、どんな仕事がしたいのか

「誰かの『日常』の幸せに、一瞬でも寄り添えるような仕事をしたい。」

私は、その想いがぶれなければ、テーマが変化しても書き続けられると思っています。大きな夢や現実離れした幸せではなく、「日常に寄り添う」というところが私にとってはポイント。そこにフォーカスした仕事をしたいのです。

誰かの幸せに繋がることは、自分の幸せにも繋がる

時々立ち止まってみたり、自分の仕事を俯瞰してみたりすることでわかること、たくさんあります。まずは、何かをスタートさせなければ始まりませんが、「新しいこと」にこだわる必要もないと思うのです。

あなたが好きなこと、これまでやってきたことに自信を持って一歩を踏み出せば、それが誰かの幸せに寄り添える「仕事」になるのかもしれません。

これからも、在宅ワークにまつわるさまざまな記事を発信していきたいと思っています。お楽しみにしていただけたら嬉しいです。

■執筆者の詳しいプロフィールはこちら→Naomi.Spring HP

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?