観てきた!塩田千春展:魂がふるえる at森美術館
あえてSNSなどで感想も何も見ずに訪れましたが・・・衝撃。というか、ちょっと恐怖を感じるほどの圧倒的な鑑賞体験でした。訪れた皆さまはどう思ったのか気になります。
会期:森美術館 6/20(木)~ 10/27(日)
◎見に行こうと思ったきっかけ
さかのぼること約4か月、開幕直前だったでしょうか。J-WAVEのとある番組に森美術館の方がゲストで出演され、現代アートについてと、この塩田千春さんの展覧会のことを「本当に本当にお薦め」と力強くお話しされていたのを聴いたことです。
現代アートはちょっと初心者の分野なので、塩田さんのお名前も存じ上げておらず。こんな日本人のアーティストがベルリンにいて、世界的に活躍してるんだ!と驚き、行ってみたいと思いました。
◎どんな展覧会?
今回は塩田さんの活動の集大成ともいえる、過去の作品を網羅した大規模な展示となっているそうです。よくある音声ガイドや出品目録みたいなものはありません。
館内はほぼ、撮影OK(動画は1分以内)。なので皆さん思い思いに作品の中で撮影しています。
ということでわたしも何点か。
ブロンズのこの作品、とても好みでした。
ドローイングと糸の作品も素敵でした。
メインビジュアルとしても強烈な印象がある赤の糸や黒の糸を使った大規模なインスタレーションは、実物を目の前にすると、本当に本当に圧巻でした。
ちなみによくよく見ると、糸は壁面にくっついています!これどうやって準備して、ここで設営しているんだろう・・・と気になって仕方ありませんでした。
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塩田千春さんは1972年生まれ。現在はベルリンを拠点に活動されています。もともと油彩を描いてましたが、徐々に自身が行うパフォーマンスアート、現在のインスタレーションへとつながっていきます。
今回のこれらの展示は「没入型(イマーシブ)インスタレーション」と呼ばれます。写真だけでも、わぁ!となりますが、ぜひ体感してみてほしいです。
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会場を出ると、ショップのスペースに出ますが、そのままぜひ、同時開催している「MAMスクリーン」ものぞいてみてください。
ふらっと入ったのですが、会田誠さん他、なかなかシュールな映像作品が観られます。わ!となりました。
◎わたしが最も印象に残ったところ
最後の最後。動画の展示でした。
塩田さんが、ご自身の結婚・妊娠・出産・子育て、そして闘病を経て、ドイツの子供たちにあるテーマを問いかけた動画です。
個人的に思うのですが、子どもって、大人より大人な瞬間とか、大人が見えてなかったり忘れてしまっていることに気づいているようなところがあるんじゃないかなぁ、と。
何気ない一言にはっとさせられることってありませんか?
こちら、ぜひご覧になってください。
◎まとめ
開幕直後から話題になり大混雑しているという情報を知り、え、そうなのか、どうしよう、いつ行けばいいんだ・・・と思っているうちに10月になってしまいましたが、行って本当に良かったです。
最終日の10/27(日)までまだ2週間ありますので、気になっている方はぜひ!!!しかもいまなら、バスキア展とハシゴ、細野晴臣さんの細野観光とハシゴ、なんて楽しみ方もできちゃいますよ。
わたしもハシゴしてきました。詳しくはまた明日♪
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