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棺を囲んで人生会議!11月30日は人生会議の日

みなさん「人生会議の日」をご存知でしょうか?
2018年にACP(アドバンス・ケア・プランニング)の愛称を厚生労働省が公募して選ばれたのが「人生会議」、そして11月30日を「人生会議の日」として制定しました。

NPO法人エンディングノート普及協会は、2016年より在宅看取りや人生の終末期の意思表示について取り組んで参りましたが、2022年は「棺を囲んで人生会議」ということで、人生会議をハイブリッド開催いたします。

人生会議とは?

「人生会議」とは、もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取組のことです。(厚生労働省HPより)

本来は「家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する」というものですが、人生の終末期になっていきなり自分の最期を考えたり、医療・ケアチームとのタイミングがあわずに行えなかったり・・・

そこで私たちは、もっと自由に、元気な時から、エンディングノートだけでなくACPを使って家族はもちろん友人などとも自分の終末期についての希望や「自分らしく生きるためには?」を考えていく取り組みを行っています。

エンディングノートとACP(アドバンス・ケア・プランニング)

エンディングノートの中には「介護が必要になった時、誰に介護してほしいですか」「延命治療を希望しますか?」といった終末期の意思を各項目があります。
しかし、この「延命治療を希望しますか?」に対して「はい・いいえ」だけでは、判断しなければならなら状況になった時に家族や大切な人が混乱したり「これでよかったのか?」と悩んでしまったりするケースが多いものです。

9月に発刊した「30代から始めるエンディングノートのつくり方」の本の中にも「トラブルになりやすい項目ベスト5」の中に詳しく書かせていただきました。
伝えたつもりが伝わっていない、伝え方が不十分、本人もしっかり具体的に考えていなかったなど、自分の人生についてもっともっと考えておく必要があるのですよね。

そこで、エンディングノートだけでは不十分なところを補う意味でも、終末期についての意思表示についてはACP(アドバンス・ケア・プランニング)を活用していただきたいとお伝えしています。
特に広島県が発行している「私のこころづもり」 (説明書)のシートは、とても使い安く取り組みやすいと思いますので、ぜひダウンロードしてみてください。

棺を囲んで人生会議

え??棺を囲んで???と驚かれる方もいらっしゃるでしょう。
エンディングノートや終活は「もしも!の時に備えて」とよく言われます。もしもご自身の意識がなくなった、自分で自分の意思が伝えられなくなったなどをイメージして行きますが、今回は人生最後の瞬間にほとんどの人が入ることになる「棺」をテーマに、そこから「今をどう生きるのか?どのように逝くのか?」を考えることにしました。

また、昨年2021年12月に開催した「現代忍者羅希阿丸 ド派手に生前葬」でやはり人生の最期と真剣に向き合った羅希阿丸にもzoomでご参加いただき、その後生き方にどのように変化があったのか?をお伺いします。

生前入棺式と人生会議

11月30日当日は、一人の方の生前入棺式も行います。
この度一緒に主催してくださいます株式会社共栄さんに工場見学に行かれたことがきっかけで「自分の入る棺を自分で決めた」というところから、生き方、逝き方を真剣に考えることになったNさんが、自ら決められた棺に入る生前入棺式です。

Nさんにとって工場見学を通して感じられたこと、棺を決める!という気持ちに至った経緯、そして当日を迎えての気持ち、入棺式を終えての気持ちなどをstand.fmのライブ配信やその他SNSのライブ配信でお伝えします。(詳しいタイムスケジュールは後日発表させていただきます)

みなさんも一緒に「生き方」「逝き方」を考えてみませんか?

11月30日当日は広島県福山市の福山駅北側にあります福寿会館をお借りして開催します。
会場には、生前入棺式に使用させていただく棺の他にもあまり葬儀場ではご覧になることのない棺も展示させていただきます。

また、棺の製造販売を世界にも向けて発信されている株式会社共栄の栗原社長と、エンディングノートナビゲーター®︎終活講師のあかさんこと赤川が「棺の本当の役割とは」「棺を選ぶということ」について、対談させていただきます。

皆様も音声配信アプリ stand.fm  に登録していただいて、ライブ配信を聴きながらコメントで参加なさってみませか?
リアルタイムで皆様のコメントも会場に反映し、現地参加者の皆様と同じく棺を囲んで人生会議に参加していただきます。(もちろんお耳で聴くだけ参加の方も大歓迎です)

youtubeライブ配信はこちらから


最期に真剣に向き合ったら人生が変わった人

2021年12月17日、現代忍者として今を生きる羅希阿丸さんの誕生日に「現代忍者羅希阿丸ド派手に生前葬!」を開催しました。
「ワシ生前葬やってみようかな」と半分ノリで発した一言に「やろうや!」と消しかけたのがあかさんでした。

2021年6月に「生前葬やります!」宣言をし、そこから毎週公開実行委員会を重ね、少しずつ、しっかりと自分の最期に向き合った羅希阿丸さん。

クラウドファンディングでは100人もの方にご支援いただき「もう一度世界へ!」を合言葉に当日までしっかりと準備を進めました。

終了したその日から11ヶ月がたち、生前葬に向き合う前と後の変化、そして「羅希阿丸さんの今とこれから」についてお話を伺います。

最期にしっかり向き合うことに気づき人生が変わり始めた人

今年8月にご縁があって株式会社共栄さんの工場見学に行かれたNさん。それまで棺には関心を持っていなかった、いえ「考えることもなかった」と言った方が良いかもしれませんが、全く身近なものではなかったとおっしゃいます。

そのNさんが工場で棺が作られる様子をご覧になり、共栄のスタッフのみなさんの「棺愛」を目の当たりにし「自分らしく今を生きるとは?」をこれまで以上に真剣に考えられたそうです。
見学を終えたNさんは「自分はこの棺に入りたい!」とすぐにお気に入りの棺を見つけられ、同時に「自分の最期のイメージがはっきりした」と言われました。

これまで何人もの方を共栄さんの工場見学にお連れし「棺って色々あるんですね」とか「こんな棺がいいですね」という声はありましたが「自分はこの棺に入りたい!購入したい!」というところまではっきりと言われる方はいらっしゃいませんでした。

そこからNさんは「自分の棺をイメージすることで自分自身の最期としっかり向き合い、今をしっかりと生きることを考えられる」とさらにイメージを膨らませて、栗原社長や私にあれこれとご提案くださいました。
そこで今回は「それではそのご希望の棺に入ってみませんか?」とお声かけし、今回の生前入棺式が決まりました。

2021年の生前葬後に行った入棺体験の様子です

まさしく最期としっかり向き合うことで人生が変わり始めた方のお一人 Nさん。11月30日までをどのような気持ちの変化で過ごされるのか?その後どのようにNさんらしい人生を設計し、歩まれるのか。

みなさんもご一緒にその過程をみていただき、みなさんお一人お一人も自分らしい「生き方」「逝き方」を一緒に考えてみませんか?

棺を囲んで人生会議

日 時:2022年11月30日(水)14時〜16時
会 場:広島県福山市福寿会館
    ※ご来場をご希望の方は必ずこちらまでお問合せください
参加方法:stand.fm またはSNS



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